きょうの散歩はPentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8をα7IIに付けて出ました。
このレンズ結構気に入ってます、後期のレンズでいわゆるガウスレンズを使用しているレンズですね。あの黄色が特徴です、フィルムの時はちょっと避けたい色ですがデジタルですから現像時調整ができますので活かすも消すも自由ですから気にせず使っています。時々ハットするような素敵な絵を出してくれるところがD700と一緒で気に入っているんですねえ(笑)。
当然のことながら光によって色味が変わるんですが、このレンズの色の出方は極端です。上の写真は午後4時過ぎの市役所コース途中の韮の花ですがご覧の通りあふれる光の中で緑もいい味出してます。
こちらが帰りの日が落ち加減の時間帯に撮ったものなんですが、まるでプラスチックの作り物のような濃いめの緑になっています...面白いレンズですよね。質感描写を云々するような代物ではないのでしょうが、逆にこのへんがレンズ遊びの面白いところなんですね。
公園の赤い実ができ始めたハナミズキを撮ってみました・・・
この日の空気感が現れている一枚なんですが、ちょっとモヤッとしているところが如実に出ていますね。被写界深度を一番手前の枝に合わせてf4.0としましたが、あまり立体感も出てきません。もちろん出るときはちゃんと出るレンズではありますが・・・。
こちらは例のサルスベリで、たしか同じくらいの露出で撮っています。
同レベルというのもおかしな例えですが、同じオールドレズのNikkor O・C auto 35mm F2(Ai改)の方がボケの柔らかさなどの質がこちらより良いかなと思いますね。
これはいつもCobbyと休憩をするキラリ☆ふじみの南方面出口近辺なのですが、画面全体が程よくスッキリと描かれており好感が持てます。
ただやはり質感を見た時に先日写した同じきらりの壁面を見ていただくと前回のZeissはさすがと思えますねえ、こちらです...
打ちっぱなしのコンクリートの壁がベニヤ板のように見えたりします、まあ光と空気にも寄るので一概に決めつけるのは可愛そうですが・・・。
確かに色乗りは多少癖はありますが、一様に良い感じです。
ただし使い方次第ですが、前ボケは貧弱というかあまりきれいではありません。
ちょっと時間帯も可愛そうだったのですが、音楽堂がスッキリと描かれている割に手前の木々の葉が変にモヤっとしている感じですよね・・・シャドウ部をむりやり持ち上げたような感じがしてしまいます。
とはいえこのPentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8というレンズ嫌いじゃないですね(笑)。Nikonではけして出てこない画ですし、おまけにあのきれいな円形のゴーストは何者にも代えがたいですからね。
Nikkor-O・C Auto 35mm F2にしてもこのレンズにしてもいまのところゲットしたレンズはあたりばかりです、おまけに値段が3千円から楽しめるんですから言うことなしですね。
※ カメラ: Sony α7II
レンズ: Pentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8