2020年を迎え今年の我がカメラ機材のラインアップが少し変わった...そんな覚書です。
昨年末くらいに裏面照射型CMOSセンサーであるα7IIIの画像の色が先代のα7IIと結構違うぞ、どうなんだ...という疑念が湧いてきたんですね。
そこからα7III=Hot、α7II=Cool 的なまとめが出来上がり(笑)、なんともCoolなα7IIの画がどうもIIIでは再現できなさそうとなり、結局X-T2とレンズを「α7II」とコンバートすることと相成りました、短い付き合いだったX-T2でしたが、このFUJIのフィルムシミュレーションとα7IIの「Coolな画」が秤にかけられた結果ということですね...そのきっかけのとなった画像が...
これはα7IIにVoigtlandar HELIAR 40mm F2.8の画像です、黄昏時の写真なんですがとても「Cool」で気に入っておりました。
順番としてはこのレンズのほうが先なんですが、一旦手放したこのレンズをつい先日買い戻したんですね...
このレンズさすがフォクトレンダーで造作が丁寧でかつユニークですよね。
α7IIIでの写りの方は...
印象としては先に書いたように「Hot」というか温かい色なんです。
参考にずっと以前にα7IIで撮った時の画像がこちらです...
どうでしょうか、IIIの画像は午後そしてIIの画像は早朝なので光が違い一概に比べられないのですが、実際の記憶色としてはIIのほうが忠実かつムードが好みなんですねえ。最初の青が印象的な『樋管』の写真もそうですが、ほぼ1年α7IIIで色々撮ってきてIIの色は出ないだろうという結論に至り先述したようにIIをリゲットました。
とはいえIIIの画の暖かさも魅力ですよね、次の画はどちらかというと色あせたイチョウの葉が敷き詰められた神社の境内でのもの...
被写界深度内に収まったCobbyの質感が良く、階調豊かな描写で臨場感も出ている感じですね...とはいえこのCobbyの色が「違うんです」。赤の色かぶりがちょっと目につくんですかねえ、オートWB(標準)なんですがこういう色かぶりが気になっているので「太陽光」「オートWB(白基準や雰囲気重視)」などを使って状況を見ているところなんですねえ。
それに比べて...
このIIの方は安定しています。そして狙った雰囲気を察してくれるかのように忠実に描いてくれます^^。
これはAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sを付けてリゲットしたα7IIで撮ったものですが、アキノエノコログサの枯れる寸前の色と冬らしい空気感、嬉しくなっちゃいます(笑)。
ということで2020年はα7シリーズ2台とD700という布陣で迎えることになりました。こちらにはめったにアップできませんが、ぜひ「Jethrotac」でググってください。
今年も一年よろしくお願いいたします。