with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

180mmマクロという選択...

2018年11月18日 | 02. カメラライフ

​最近ずっとα7IIのレンズが欲しいといっていたのですが、マクロレンズを新たに仕入れることにしました。それも「Fマウント」のレンズです。やはり値の張るレンズも魅力ですが、ここはメインカメラのD700を尊重し安くて楽しめるレンズにしました。タムキューの兄貴分のようなレンズです。

DSCN2057_180mm macro.jpg

SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01) というレンズです。

中古良品で4万ちょっとでゲットです・・・なんかこの価格帯のレンズが一番面白いかもです(笑)。

α7IIにつけたタムキューとD700につけた新レンズを並べてみました、たしかにでかいですが見た目はまさに兄弟のようなレンズですね。重さはほぼ900gでずっしりとした感触ですが、さすがに1kgを切るレンズなので取り回しはNikonの旧大三元・標準ズーム(VRなし)と変わりません。フードが随分と長いですがこの状態でいつも使用しているPeak Designのストラップ・SL-2でたすき掛けしてCobbyの糞などを始末するために腰をかがめても地面にぶつけることはありませんでした・・・なんちゅう例えだ(笑)。

さてさてレンズです^^。

写り的にはタムキューと似ている感じですが、さすがに180mmですね...焦点距離が倍になると迫力です。f/3.5と少し暗めかなと思いますが、D700で使っている限り不満はなかったですね。それよりやはり望遠マクロなので近接撮影などでの被写界深度の薄さは驚きです。後ほど撮りはじめの作例などをご覧いただきますが、このレンズの安さの源は・・・まずAFのモーターが超音波モーターなどではなくタムキュー同様DCモーターなところ、そしてタムキューのようにリミッターが付いてません・・・これ随分と不評です^^。一回ピントを外すと復帰するのに無限遠にいってから帰ってくるまで待たされます、それもあのグィーンという音とともに(笑)。そして手ぶれ補正がないです!

これすべて前もってリサーチしており、承知の上での決断です。ピントリングの感触もタムキュー並みですから悪くないですし、AFのフラストレーションもわかって使っていれば克服できますね(笑)。

それより何より決めては画質ですね、この廉価なレンズで素晴らしくシャキッとしたピント面となだらかな素敵なボケ・・・このレンズの「後ボケは最高」という声はウソではないようです。そしてタムキューでは出ないような『色』ですね。

それでは初撮りの作例を...まずは驚かされた色の出方、

DSC_1359_hotokenoza.jpg
(f/4.5, 1/200, ISO400)

畑の脇に群生していた「ホトケノザ」ですが、よくある曇り空の状況だったんですがこの色の出方はタムキューでは見られなかったですねえ・・・そして長い焦点距離らしい奥に行くに従って消え入るようなボケの柔らかさもなんとも言えませんね。被写体まで距離がが少しありましたのでf/4.5でも見られる画になりましたが...

DSC_1367_nira.jpg
(f/4, 1/160, ISO400)

ほぼ開放のf/4では近接だとこの薄さ、もう背景の畑の様子は色だけになってます(笑)。ボケはじめからの具合がAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sとも違いますね・・・あちらは背景も含めこのレンズと比べると少し硬いかなと思います。焦点距離が倍近くになるせいもありこうなるんですよねえ。

ほんとに色の出方がタムキューライクなんですがちょっと一味違うんです、とても好印象でした。

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(f/8, 1/50, ISO1600)

枯れ始めていた例の公園のハナミズキですがこの赤の出方がとても好きです。絞り優先でISOオートにしてるんですが、さすがに上限をISO1600にそして最低シャッタースピード値を1/125に指定しているのですが1/50秒までシャッタースピードが遅くなってます・・・ちょっと設定を見直したいですね。

DSC_1384_mayumi.jpg
(f/4, 1/125, ISO1100)

ピンクの殻が可愛かったナオミの木、先日と同じ距離でこれです。更にほぼ最短撮影距離で撮ると...

DSC_1400_mayumi.jpg
(f5.6, 1/100, ISO1600)

種が被写界深度に入るくらいにしたんですが、ここまで大きく撮れます。そのかわり手ぶれ補正がないので(近接撮影では手ぶれ補正もあまり効かないと聞いてますが)体の揺れを意識して確認しながらシャッター10枚ほど切ってます・・・歩留まりはたしかに悪いですが、でもちゃんと撮影できます(笑)。

花の小さいアベリアでも挑戦しました...

DSC_1407_aberia.jpg
(f/5.6, 1/125, ISO1100)

Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8Sの最短撮影距離よりも大きく写っているかもです。それでもまだこちらは楽チンで撮影に臨めます。次に最短付近でこのシベだけを狙ってみました...

DSC_1417_aberia.jpg
(f/5.6, 1/125, ISO1400)

これは素敵ですね!

Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8SではPN-11を付ければここまで寄れるかもしれませんがこの柔らかさは出るかどうか疑問です・・・こういう近接撮影結果を見ると三脚使ってじっくり撮ってみたいと思わせてくれますね。

Cobbyも撮りました。

DSC_1426_cobby.jpg
(f/5.6, 1/125, ISO1000)

いつもの距離感では全身が入りません(笑)。

これは困ったです。人が多いところではあまりリードを離したくないのですが、このレンズでは万が一の時彼をコントロールできる距離を保てないのでどこかに留めておかねばなりませんねえ・・・。

そして時間も遅く少し暗くなってきたので肉眼ではあまりきれいに見えなかったですが、街路樹の紅葉も...

DSC_1438_autumn leaves.jpg
(f/3.5, 1/125, ISO500)

開放ですが葉の立体感も現像で一工夫すればそれなりに出てきます。ただしこれ以上背景に枝が増えるような状況では二線ボケが目立ちそうで注意が必要かもです...。

最後は花を育てるのが好きな公園近くのお宅の庭にて・・・バラのつぼみをDSC_1461_rose.jpg
(f/4, 1/40, ISO800)

ISO800なのに1/40しかシャッタースピードが出てません・・・D700の気まぐれ?でも写りました(笑)。

これぽつんと一本だけ植わっていたんですが、美味しそうな桃を連想させる色合いと花びらの縁の美しさで撮ったものです。こういう画を見せてくれると私の撮りたい写真の一つ「絵のような写真」が撮れそうですよね・・・嬉しくなります^^。

そしておまけはこれも暗すぎてシャッタースピードが上がらず、体をこわばらせて撮った氷川神社のニャンコです...

DSC_1464_temple cat.jpg
(f/4, 1/15, ISO1600)

設定変えるといってもISO感度は1600越えたくないのですがねえ、でも上の写真確実にブレてますからね^^;)。まあさすがに180mmマクロですね近寄らずにここまで大きく写せますからニャンコにはうってつけのレンズですね。

このレンズはいわゆるNikon機用なのですが、AF-Dタイプレンズとなっており絞り輪がついているんですよねえ。ここが決め手の一つでもあったんです、マウントアダプターを付けてα7IIで使えるんです。

α7IIでタムキューの使い勝手が悪いのは(マウントアダプターの貧弱な絞り輪のため)​先日実証済みなんですが、そのウィークポイントである「絞り」がこちらのレンズならば確実に決められるんです、そして何より近接では効きづらいとはいえα7IIの手ぶれ補正が利用できるんです・・・これは楽しみですね。

次回はα7IIでの使い勝手と作例をリポートしてみたいですね。


 ※ カメラ :D700

   レンズ :SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1(B01)



快晴の赤い富士...

2018年11月15日 | 02. カメラライフ

​最近D700にて時々使っているTamronのマクロレンズ「272ENII」いわゆるタムキューであるが、これを今日は久しぶりにα7IIで使ってみました。

孫の写真は1歳になるまで何度か使っていてその柔らかい表情で使い勝手が良かったのですが、いざスナップなど外で使うとなるとマウントアダプターがいまひとつピシッとしたものでないので不安があるんです。

DSCN2051_tam90.jpg

K&F Conceptの安い中華製なのですが造りはしっかりしているんです、特に絞り輪のないアダプターは現在普通に他のレンズを楽しんでいるのですよねえ。ところが写真のようにAF-Sやそれに準じたサードパーティ製のレンズは絞り輪がないのでアダプターの絞り輪を使うようになるんです・・・その絞り輪が6段階しか無いんです、これほとんど絞り値がわかりません状態です・・・そのへんの使い勝手がイマイチ・イマニなんです、ほぼ感です(笑)。

いまこれをα7II用にSigmaの70mmマクロ(Eマウント)に変えちゃおうかなんて思ったりして、そのへんのイメージを変えられるかどうかで使ってみようという算段でした・・・さてどうゆう写りをするか...。

まずはとても目についた畑の真ん中に出現した「セイタカアワダチソウ畑」、ほんと凄かったです。

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セイタカアワダチソウはどこにでもある雑草の代表のような植物ですが、こうして菜の花畑のように一面の状況を目の当たりにすると圧巻ですらあります^^。

DSC01722_seitakaawadachi.jpg

なぜか枯れ始めている花ばかりにピントが行ってしまいましたが、色合いでわかっていただけると思います^^;)。

今日は畑を縦断して難波田城公園へ向かいます。

いつもの花盛りの農家ではやはり菊の花が満開です、いつもは何種類かバラエティがあるんですがこの時期は道路面いっぱいに色違いの菊の花のオンパレード。

まさに今が見頃でした...

DSC01729_kiku.jpg

白や紫などたくさんあったんですが、やはり黄色が画になりやすいかな・・・。盛りの花はすぐ見つかるのですが、道路っ端なのできれいな花を探すのに少し苦労します(笑)・・・ホントボリュームありましたよ。その区画が終わると前にたくさん咲いていた百日草が終りを迎えていましたねえ、次はなんでしょうか、期待です。

難波田城公園では花も少なくなってきており、ちょっと寂しい状態でした。ちょうど管理のかかりの方たちが花壇を整理し始めており、また新たにいろいろ植えようというタイミングのようでしたねえ。

僅かに色を添えていたのが垣根を作っている山茶花でした、たくさんの蕾でこれからきれいに咲きだしそうです。逆にいまはほぼ緑の中にポツポツとピンクの花がとても目立ってかえって目を引きます。

DSC01743_sazanka.jpg

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DSC01756_sazanka.jpg

まあ園内はホント寂しい状況です、睡蓮はこの間終わっているし西陽に輝いていた稲たちはすでに刈り入れが済み片付けられ、たくさんあるモミジなどはこれからがようやく本番を迎える準備中でした。ちょっと気がかりなのは散り始めているイチョウの木です、これも台風の影響でしょうかまだ木についている葉が黄色になりきらないうちに部分的に茶色く変色しているものがとても多かったです・・・とてもイチョウを見ている気がしませんでした、残念ですね。

お堀を一周りしているとなんだか見たような花が目に入ってきました、これハナカイドウではないでしょうか。

DSC01750_kaidou.jpg

違いますかねえ...裏から見ると、

DSC01755_kaidou.jpg

でもカイドウだとすると花は4月頃咲くもんですよねえ、家でも庭に植えてあるので桜の時期前後にたくさんの濃いピンクの花を咲かせてとてもきれいなので花の形に見覚えがあったんです。違うのかなあ~...まあこの次期咲くわけありませんものねえ、なんなんでしょう、枝ぶりや葉の形もにているんですが・・・。

それに木全体はほぼ家のものと一緒でほぼ裸状態でこの枝先の3輪だけが咲いていたんです、とても不思議な咲き方だったです。

さて今日はあまり収穫もなくぐるぐるとCobbyと一緒に公園を廻っていましたが、帰りに素敵な景色を見られました。夕方のニュースでも都心からきれいに見えていると報道してましたが・・・富士山です。

DSC01760_fuji.jpg

綺麗な夕焼けとともに赤くなった富士のシルエットがはっきり見えてましたねえ。

足元がだんだん暗くなる中、もうすぐ西の空が徐々に素敵な色合いになるマジックアワーの時間帯ですね。散歩に出てからすでに2時間、けっこう寒くなりだしたので待っていることもできずCobbyときれいな夕焼けのなか帰路を急ぎました...

DSC01766_sunset.jpg


さてきょう一日外でタムキューをα7IIで使ってきましたが、やはりこのシステムではとても使いづらいです。絞りの感覚がファインダーを見て調節するしかなくなんともストレスがたまります(笑)。6段階では使えない絞り値があるということですものねえ・・・まあ慣れなんでしょうが、ちょっと持ち出しにくくなりますね。やはりD700で使うことになりそうです・・・α7IIをD750に変えてしまおうという考えが起きそうです(笑)。


 ※ カメラ :α7II

   レンズ :Tamron SP 90mm F2.8(272ENII)



秋を見つけに...

2018年11月11日 | 02. カメラライフ

きょうの休日朝寝をしていたら妻が遊びに来ている孫たちと航空公園にいくという、頭の中では「まだ紅葉には早いし日曜じゃ混んでるかも・・・」なんて返事をしていたような・・・うつらうつらしてはっきり覚えていない​(笑)。

起きてみるとCobbyも含めもぬけのから...置いていかれた!

家でのんびりしていたらそのうちガヤガヤとみな帰ってきた、やはり駐車場への入場にかなり時間がかかったようだ・・・言わんこっちゃない^^。歩きはじめの孫が一緒なのでそれほど廻れなかったようだ、まあ落ち着いた陽気だったのでいい空気を吸いにいった感じで良かったかも。

そんなこんなでCobbyも欲求不満のようで帰ってから私と散歩行く気満々だ(笑)。それじゃこっちはご近所の「小さい秋」を見つけに行きますか・・・てなもんです^^。

ご近所ではこの頃皆さんが家や畑できれいに咲かせているのが菊のたぐいだ、まあきれいに咲いている。私はそれほど菊は好きというほどではない、なんでしょう・・・あの葉の形でしょうかね・・・それともお墓参りを想起させるからでしょうか、まあいろいろです(笑)。

​​DSC_1293_world of yellow.jpgDSC01651_kogiku.jpg

ですから写真もあまり葉を入れません・・・マクロの世界でいっちゃいます(笑)。

市役所周りの文化の杜公園ではいろいろありましたよ...

まずはうちの方からの入口付近のハナミズキ、もう葉が赤というより真紅のものが目につきます。

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種がたくさんできているようですね・・・もう葉が落ちるのを待っているようです。

こちらはこれよりもずっと鮮烈な色を披露していました...

DSC01666_hanamizuki.jpg

不思議なものですね、2つの木は5mくらいしか離れていないのですが歯の色が全然違います・・・時間の問題なんでしょうかね。

そして公園中央には毎年きれいな赤い実をたくさんつけている「マユミ」という木だそうが、これがいつ見ても可愛いというかきれいだ。

DSC01668_mayumi_kajitsu.jpg

実を包む殻がまたいい色をしてますね、こんなにはっきりピンクの状態は今年始めて見ました。緑の葉との優しいコントラストがなんとも言えず素敵です。

そしてちょっときれいな形の葉っぱがあまりなかったですが、ハートの形をした葉を持つ「カツラ」の木ですね。やはり春の素敵な緑の時期にハートが連なった状態が一番見応えがあります・・・でも淡い良い色でしたよ。

DSC01670_Luminar2018-edit_katsura_b.jpg

そして毎年いろんな角度から撮っているんですが、なかなかこれだという一枚が撮れない「植え込みの紅葉」...

DSC01680_urkomi.jpg 

少しはましになってきているのかなあ・・・(笑)。

もう紅葉・黄葉が終わって枯れてきている木もあるんですが、これにイチョウやモミジが連なってくるんですねえ・・・楽しみです。

ここからはおまけです...

だいぶ日が落ちてきて明かりが乏しくなってきたんですが、いつも玄関先に素敵な花を植えているヘアーサロンの・・・これはデイジーの仲間でしょうか。縁がうっすらピンクがかっており周りが暗くなってきた中でひときわ自己主張をしていた花ですね。

DSC01681_white.jpg

そして最後は最終コーナー、氷川神社境内のネコちゃんたちとご対面(笑)。今日はボス猫らしきこのライトブラウンのにゃんこのふてぶてしい一枚。

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うちのCobbyも家でリラックスしている時は自分の前足に顎を乗せて寝ていたりしますが、このニャンコはなんと後ろ足に顎を乗せてます!目はしっかとCobbyを睨み「またおまえか!​」と言わんばかり(笑)。

こんなかわいい子分もいるんですがねえ...(でもCobbyを見てしっかり毛は逆立ててます)...

DSC01689_temple cat.jpg

今度まとまったら『氷川神社のニャンコ集』でもお披露目しましょうか・・・(笑)。

そんな「小さい秋見つけに」でした...


 ※ カメラ :α7II

   レンズ :Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S



ニラの一生、なんてね...

2018年11月11日 | 02. カメラライフ

​D700やα7IIでお気に入りのレンズを使い、Cobbyの散歩時に前回の「イヌホウズキ」同様に撮影してきた「韮(ニラ)」の花。PCにてレンズごとに確認してみたらここ1年くらい撮影していることがわかった。そんなニラの花を咲き始めから時系列で記録しておきたい衝動に駆られここに記してみました。

同じようなシチュエーションでもレンズによって微妙に違う描写が見れてとても面白いです...。

【ツボミの頃】

1.)α7II+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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2.)α7II+planar T*1.4/50 ZF

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同じくらいの被写界深度で撮影したつもりなんですが、さすがに中望遠(上)は背景がこれだけボケてます。ただし画像のヌケの良さはさすがのZeiss、この立体感はさすがの一言ですね。

3.)D700+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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α7IIで同じレンズを使い撮ったものもあるんですが、蝶に関してはバッチリなんですが全体的な雰囲気ではこちらに軍配が上がりました。ヤマトシジミのクリっとした目と足元やインフォーカスのツボミの質感がなんとも柔らかで素敵です。

【咲き始め】

1.)D700+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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2.)α7II+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

DSC00408_nira.jpg

これはカメラの違いというよりも花選びの違いですね。D700の方のきれいな花とまとまり具合がぜんぜん良いので、良し悪しはカメラのせいではありませんね(笑)。

3.)D700+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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うまく咲いている花とイチモンジセセリの口吻から尻の先まで被写界深度に収められた一枚です。もう10センチほど寄れたんですが、よっていくうちにセセリチョウが逃げてしまいました^^;)。ツボミの3.)くらいに大きく撮れるとまた違った世界が描けた感じですよね・・・残念。

【開花時~最盛期】

1.)α7II+Pentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8

DSC00555_nira.jpg

意外や意外・・・スーパータクマー55mmです。ほとんどの写真が同じくらいの時間帯(午後3時~5時)での撮影なのですが、このレンズの色の出方は少し違いますね。ある程度絞って左のミツバチにフォーカスしたのですが、同じ距離だった下の花にもジャストピントになっており、そのクリアな描写と後ボケになっている花たちのフワッとした雰囲気がうまく調和してとても柔らかいムードを醸した一枚になってますね。今どきのレンズではちょっとでない雰囲気ではないでしょうかね。

2.)α7II+Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S

DSC00792_nira.jpg

珍しくマイクロの55mmを持ち出しました。相変わらずクリアな画像だったので少しコントラストを弱め加えて明瞭度をマイナスにしてふんわりした雰囲気を「作り」ました^^。あまりこういうことはしないほうなのですが、たまには良いですね。ソフトフィルターをかけたようですがちゃんと芯はある画になってます。

3.)D700+Tamron SP 90mm(272ENII)

DSC_9921_nira.jpg

前のものと似ていますがさすがタムキューですね、ボケの柔らかさはかないません。ちょっとコントラスト落としただけでこれですから。白と緑のツートーンのみなのにこんな世界が現れるんですね、Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8Sが悔しがる世界観です。

【結実期】

1.)α7II+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

DSC01548_nira.jpg

リアルな雰囲気がとてもいいです、α7IIとこのレンズとても相性が良いですね。

2.)α7II+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

DSC01528_nira.jpg

飴玉のように艶のある「実」がとても愛おしく感じる画です、可愛いくらいですよね。Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8Sが作られた狙いであるところの臨場感・立体感がα7IIのセンサーでいきいきと具現されているようです。

【種子排出そして枯死】

1.)D700+Tamron SP 90mm(272ENII)

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この組み合わせはなんといってもトーン(階調・色のグラデーション)ですね。ピントピークのシャープな結像からアウトフォーカスへ向けてのとてもなだらかなボケ加減が絶妙です。でもこれはf/8.0の画ですね・・・。

2.)D700+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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こちらはちょっと寒色系の雰囲気を出すためホワイトバランスをいじってます、こんな雰囲気もありですよね。この距離だと一段絞ってf/4.0でもかなりピント面は薄いです、背景が煩雑だったのでここまで絞り開けました。

本来のトーンはというと...

DSC_6182_nira.jpg

こんな感じです、これも悪くないですね^^。いかんせん背景が・・・光の方角もあるのでいかんともしがたいですが・・・一工夫必要ですかねえ、頑張ろう。

3.)α7II+Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S

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これなんかD700で撮ったのかと思っちゃいます(笑)。でもよ~く見ると気持ち「硬さ」があるんです。画素数が倍あるということとセンサーの違いがこうして微妙な差に出てくるんですね。

4.)α7II+Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D

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ここに来てようやくAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Dが出てきました。

あくまで私見なのですが質感描写に関してはとても信頼しているレンズなんですが、立体感に関してはAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sが一枚上手という気がして出番が少ないんです。でも花を撮ると素敵な画が出ることには変わりないんですが・・・105mmにいまはぞっこんという状態なので(笑)。

番外編)α7II+Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S

DSC00788_nira.jpg

これもニラです、好きなんですこの一枚。

かなりの薄明の下での撮影でした、最後まで見届けたかったんですが...後日見に行ったら自動車に踏まれたのか子供に引っこ抜かれたのか跡形もなくなっていました。開放での一枚ですが、この一株の雑草のような力強さが浮き立つようで気にいてます。

さてこうして見てくるとAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sはかなり手に馴染んできた感じです。そしてα7IIにはとてもジャストフィットしていると思います。あの「臨場感」としか言えないくらいの空気感・リアリティはさすがのD700には出ないですね・・・それが先程の「少しの硬さ」に通ずるのかと思います。

それ故にSony純正の1本に迷ってます^^。

癖の強い「FE 100mm F2.8 STF GM OSS 」か評判良く若干安いマクロの「FE 90mm F2.8 Macro G OSS 」かで気持ちがフラフラと彷徨ってます・・・今年中には決断しよう!・・・(笑)。


 ※ カメラ : D700 & α7II

   レンズ : Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S, Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S

        : Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D, SP 90mm Macro(272ENII)

          ...etc



色が変わってきた!...

2018年11月08日 | 02. カメラライフ

​このところずっと追いかけている...というのは変ですが、例のイヌホウズキが変化を見せてきました。

この日は午後4時近くに散歩に出たのですが、はっきりしない天気で外はどんより曇り空。思いの外暗かったですねえ。とはいえ11月上旬の午後4時ですからα7IIのISO感度は日中の100のまま。これからの時期こういう時間帯の撮影も多くなるかと思い前回の反省からファインダーの設定を戻しました。撮影設定を反映させた形になります、被写界深度に関してはこれでかなり安心なのですが、露出となると一筋縄ではいかないですね。

ファインダーはけっこう明るく見えますので油断大敵です(まあこれも設定できるのですが)、ファインダーの明るさはオートにしてありますが外が暗くなると像がザラザラし始めるのですが明るさはけっこうキープしてくれます。この実際との明るさの差が危険ですね(笑)。このあとの撮影では空も随分と暗かったのでISOオートにしたんですが、この時はISO100のまま絞りを開けるようにして撮りました・・まあイヌホウズキがとても小さいのでそのまた小さい「実」に文字通りフォーカスを当てたかったので。

DSC01627_inuhouzuki.jpg 

このグループだけきれいな緑から真っ黒に変わりました。

このあとどうなるのかますます興味津々ですね(笑)。

前回芙蓉の種をはじめて見つけましたが、このイヌホウズキも種になるまで追っかけてみたくなりました^^。


そういえば街なかもそろそろ秋を感じさせる紅葉が進んできましたね、市役所周りの街路樹も随分と赤くなってきました。気の早い木などは黄色や真っ赤な葉っぱを落とし始めています。

DSC01631_autumn leaves.jpg

この辺にはイロハモミジなどもあるのですが、さすがにまだ葉が緑々していて時期尚早のようです。やはりピークは12月になる前後あたりでしょうかね。

千葉や鎌倉あたりでは立て続けに襲ってきたたくさんの台風による塩害で今年のきれいな紅葉が危ぶまれていますが、先日の旅行で那須の思わぬ素敵な紅葉を見てきたのでつくづく良かったなあと思います。ゆえにこれからの都会の紅葉を余裕で楽しめそうです...^^。


 ※ カメラ :α7II

   レンズ :planar T*1.4/50 ZF