SELDOM-ILLEGAL 時には、違法
坂本龍一 著
角川書店 発行
1989年11月30日 3版発行
坂本龍一さんの、80年代末の出来事や関心、そしてそれまでの半生記が述べられた本です。
語り書きの体裁で親しみやすく、内容的にも楽しく、興味深く読むことが出来ました。
WHAT'S MICHAEL?
マイケル・ダグラスに映画出演を誘われる話
なんと、あのブラック・レインの刑事役
実際は高倉健さんが演じたが、坂本さんだったらどんなのか、ちょっと不安だが、見てみたかった気もする。
KAMAKURA
アメリカの移住計画から、香港、中国の話
MONOSHIGOTO
神経科の医者、松波克文さんとの対談
記憶喪失の問題と、親しい人を急に喪ったりしたときの心の変化。「喪の仕事」
A SEEDER
英語を改めて習い始める坂本さん
FLOWER LIGHTS
沖縄体験など
8-BIT
プエルトリコの話
友人Sのために松山に行った話
Sとは、塩崎元議員のこと。議員になる直前、二人でトークショーを行う。
学生の時、一緒に学生運動やっていても、どうせ塩崎さんは跡を継いで、自民党の議員になるんだろうと思っていた。それなら応援してやるからと約束していた。
律儀に約束を果たす坂本さん。
奥さんとは絶対に議員にならないといって結婚したのに、それに反して議員になってしまった塩崎さん。けなげに後押しする奥さんに同情する坂本さん。
GNYOTAI NO SHINPI
中学・高校時代の、スポーツや学生運動の話
JIYU GEKIJO
大学院の時のアルバイトやミュージシャンになるきっかけ。
そして自由劇場系の音楽を担当する話
NOT GOOD, BUT GREAT
YMOの時のエピソードや戦メリの音楽を担当した時のこと
CITIES IN THE PUZZLE
ロンドンからパリ、あるいはローマに続けて行くとすると、やはりどんどん田舎から都会に行くという感じ
ヨーロッパの街の原型は、やはりローマだと思う。
NEW YORK, NEW YORK
ニューヨークでのレコーディングの情景
AS BEAUTIFUL, AS POSSIBLE
ニューヨークでの音楽だけの生活で唯一感情移入できたのは「CHINA CRISIS」天安門事件
久しぶりに血が騒いだのは紛れもない事実だった。元活動家の血かもしれない(笑)
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