札幌の「NPO法人ラジオ少年」より発売されている真空管ラジオキットである。回路図と部品はある。シャーシに穴も空いている。何回かラジオを作って、基本的な回路図を読めれば、完成できるであろう。実態配線図はついていない。
全くラジオを作ったり、修理した事がない人には難しいかもしれないが、指導者がいればなんとかなると思う。(決して難しい物ではないが、コツがいるし電圧が高いので感電注意)
しかし、中学時代に拾ってきた真空管式白黒TVをばらし、部品を取って(もちろん多少買った物はあるが)、高一・中一(注)シングルスーパー、BFO付き受信機を作った身としては、こんな楽なキットはない。だって、真空管の部品なんて、今日日秋葉原を一日中歩いたって手に入らないものが、すべて揃っているのだから。
どこかのブログに、実態配線図も付いていない不親切なキットである。と書いてあったが、ある程度のレベル以上を求めているので、万人受けではないかもしれないが、我々のような人には有り難いキットであると思う。
ラジオ少年も、部品は日本で入手できないものも多いので、東南アジア方面から調達しているようである。IFTも特に調整することもなく動作しました。
構成は一般的なシングルスーパーである。
6X4 :整流
6BE6:周波数変換(455KHzに変換)
6BA6:中間周波増幅
6AV6:検波、低周波増幅
6AQ5:電力増幅
おまけに、EM80(マジックアイ)を付けてみました。スモークのパネルはナフコで調達しました。
EM80は、以前秋葉原で購入したものです。本格的には、6E5のようなGT管が存在感があっていいのでしょうけれど、ソケットも含めて入手困難ですね。
真空管アンプにもなるように、低周波増幅器6AV6へ直接入力できるよう、切り替えSWも付けてます。まぁ、シングルアンプとしての使い道はいまのところないのですが。
(AUX信号はVRの部分に入力し、同時に6BA6の第一グリッドをアースに落とし、IF段の動作を停止させる)
あまり感度が良くないので、夜になると聞こえてくる大陸からの放送が、このラジオでは聞こえませんので、それはそれでいいのかもしれません。
昔はこういった、マニア向けの真空管キットがけっこうあった。あまり自信のない人は、ザ・キット屋のSV-7の方が、作りやすいと思う。同じ5球スーパーだけど、プリント基盤方式で、回路が読めなくても作成できる。ただし、IFTがTR(トランジスター)用の小型を使用していたり、バリコンがTR用のポリバリコンを使っていたりと、昔のままの真空管ラジオを望む人には、ちょっとかなと思う部分もある。
注:高一・中一 高周波1段、中間周波1段増幅のシングルスーパー受信機
BFO:うなり周波数発信器、SSBやCW波を復調する。TRIOのBFOコイルを使用した。
【追記】2019/01/29
参考に、マジックアイの回路図を載せときます。手書きですまん。
昔は、こんなラジオ教本で学びました。
全くラジオを作ったり、修理した事がない人には難しいかもしれないが、指導者がいればなんとかなると思う。(決して難しい物ではないが、コツがいるし電圧が高いので感電注意)
しかし、中学時代に拾ってきた真空管式白黒TVをばらし、部品を取って(もちろん多少買った物はあるが)、高一・中一(注)シングルスーパー、BFO付き受信機を作った身としては、こんな楽なキットはない。だって、真空管の部品なんて、今日日秋葉原を一日中歩いたって手に入らないものが、すべて揃っているのだから。
どこかのブログに、実態配線図も付いていない不親切なキットである。と書いてあったが、ある程度のレベル以上を求めているので、万人受けではないかもしれないが、我々のような人には有り難いキットであると思う。
ラジオ少年も、部品は日本で入手できないものも多いので、東南アジア方面から調達しているようである。IFTも特に調整することもなく動作しました。
構成は一般的なシングルスーパーである。
6X4 :整流
6BE6:周波数変換(455KHzに変換)
6BA6:中間周波増幅
6AV6:検波、低周波増幅
6AQ5:電力増幅
おまけに、EM80(マジックアイ)を付けてみました。スモークのパネルはナフコで調達しました。
EM80は、以前秋葉原で購入したものです。本格的には、6E5のようなGT管が存在感があっていいのでしょうけれど、ソケットも含めて入手困難ですね。
真空管アンプにもなるように、低周波増幅器6AV6へ直接入力できるよう、切り替えSWも付けてます。まぁ、シングルアンプとしての使い道はいまのところないのですが。
(AUX信号はVRの部分に入力し、同時に6BA6の第一グリッドをアースに落とし、IF段の動作を停止させる)
あまり感度が良くないので、夜になると聞こえてくる大陸からの放送が、このラジオでは聞こえませんので、それはそれでいいのかもしれません。
昔はこういった、マニア向けの真空管キットがけっこうあった。あまり自信のない人は、ザ・キット屋のSV-7の方が、作りやすいと思う。同じ5球スーパーだけど、プリント基盤方式で、回路が読めなくても作成できる。ただし、IFTがTR(トランジスター)用の小型を使用していたり、バリコンがTR用のポリバリコンを使っていたりと、昔のままの真空管ラジオを望む人には、ちょっとかなと思う部分もある。
注:高一・中一 高周波1段、中間周波1段増幅のシングルスーパー受信機
BFO:うなり周波数発信器、SSBやCW波を復調する。TRIOのBFOコイルを使用した。
【追記】2019/01/29
参考に、マジックアイの回路図を載せときます。手書きですまん。
昔は、こんなラジオ教本で学びました。