先週金曜、東京ビッグサイトで開かれていたスマートグリッドEXPOに行って来た。まず10時から行われた基調講演を聞いたのだが、2千5百人入る会場が一杯になり、急きょ特設の会場に映像で実況している、と言う話だった。とにかくどこも混雑がひどく、通路を前に進めない場所さえある。
同時開催している展示会が、二次電池展、太陽電池展、太陽光発電システム施工展、水素・燃料電池展、新エネルギー業界向け量産・試作加工技術展、エコハウス&エコビルディングEXPOと、これからのエネルギー関連ビジネスの展示会をいっぺんに開いてしまった、と言う感じだ。人が集まるわけである。
オバマさんの経済刺激策は、クリーンなエネルギーへのテコ入れと、健康に関する新しいシステムや製品開発へのテコ入れと、エネルギーと健康と言う2つのキーワードで動いている。アメリカがこの2つの方向で動き出している以上、世界全体もこの流れに乗らないわけにいかない。
大型の発電所だけが発電施設ではなく、近所の風力発電機や屋根の上の太陽電池も発電する。日本ではこれにヒートポンプが加わる。あちこちで発電して、あちこちで電気が余るかもしれない。もったいない。賢い(スマートな)送電線網(グリッド)なら、余っている所から、不足している所に上手にエネルギーを分配できるかもしれない。そんな賢い(スマートな)システムだらけで出来上がっている町をスマートシティと呼ぶ。すでに世界中で100都市以上が、実証実験に入っているということだが、日本でも4都市が実証実験を開始している。横浜市、豊田市、京都けいはんな学園都市、北九州市である。
4都市それぞれ独自の色を出した実証実験となっている。どこも、うまく行ってくれると面白い。
再生可能な新エネルギー関連の展示会にとんでもない数の人が集まる理由は、現在の経済状況の中で、日本のような手詰まり感のある国にも、急成長をしている国々にも、これから伸びて行こうとする国々にとっても、同じようにビッグビジネスに変容するチャンスを秘めているからだろう。おそらく高度過ぎるほど高度に完成された日本のエネルギーインフラだが、今後数十年にわたって少しずつ世界の歩調に合わせて変容させて行くことが求められる。人間の脊髄や小脳が体の状況をつぶさに把握して意識に上がる前にコントロールしているのと同じように、地域のエネルギー管理用の小さなノードとそれを管理する小脳のような役目のシステムが数十年後には動いているかもしれない。
スマートグリッドだのスマートシティだのと言っているが、コンピュータを企業や個人のために使うだけでなく、町の維持のためにも使おう、という発想だと考えてもいい。まず、ビルのエネルギーを管理(BEMSと呼んでいる)させ、工場のエネルギーを管理させ(FEMSと呼ぶ)、家庭のエネルギーを管理(HEMSと呼ぶ)させ、最後は町中を管理させる(スマートシティ)。「エコ」と「雇用創出」の旗印の下、人類は知らない間に、コンピュータシステムに生活のすべてをゆだねる社会を選択してしまったのかもしれない。本当にこれでいいのか、という疑問も残るが、後戻りは出来ないだろう。
monipet
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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GuruPlug
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
同時開催している展示会が、二次電池展、太陽電池展、太陽光発電システム施工展、水素・燃料電池展、新エネルギー業界向け量産・試作加工技術展、エコハウス&エコビルディングEXPOと、これからのエネルギー関連ビジネスの展示会をいっぺんに開いてしまった、と言う感じだ。人が集まるわけである。
オバマさんの経済刺激策は、クリーンなエネルギーへのテコ入れと、健康に関する新しいシステムや製品開発へのテコ入れと、エネルギーと健康と言う2つのキーワードで動いている。アメリカがこの2つの方向で動き出している以上、世界全体もこの流れに乗らないわけにいかない。
大型の発電所だけが発電施設ではなく、近所の風力発電機や屋根の上の太陽電池も発電する。日本ではこれにヒートポンプが加わる。あちこちで発電して、あちこちで電気が余るかもしれない。もったいない。賢い(スマートな)送電線網(グリッド)なら、余っている所から、不足している所に上手にエネルギーを分配できるかもしれない。そんな賢い(スマートな)システムだらけで出来上がっている町をスマートシティと呼ぶ。すでに世界中で100都市以上が、実証実験に入っているということだが、日本でも4都市が実証実験を開始している。横浜市、豊田市、京都けいはんな学園都市、北九州市である。
4都市それぞれ独自の色を出した実証実験となっている。どこも、うまく行ってくれると面白い。
再生可能な新エネルギー関連の展示会にとんでもない数の人が集まる理由は、現在の経済状況の中で、日本のような手詰まり感のある国にも、急成長をしている国々にも、これから伸びて行こうとする国々にとっても、同じようにビッグビジネスに変容するチャンスを秘めているからだろう。おそらく高度過ぎるほど高度に完成された日本のエネルギーインフラだが、今後数十年にわたって少しずつ世界の歩調に合わせて変容させて行くことが求められる。人間の脊髄や小脳が体の状況をつぶさに把握して意識に上がる前にコントロールしているのと同じように、地域のエネルギー管理用の小さなノードとそれを管理する小脳のような役目のシステムが数十年後には動いているかもしれない。
スマートグリッドだのスマートシティだのと言っているが、コンピュータを企業や個人のために使うだけでなく、町の維持のためにも使おう、という発想だと考えてもいい。まず、ビルのエネルギーを管理(BEMSと呼んでいる)させ、工場のエネルギーを管理させ(FEMSと呼ぶ)、家庭のエネルギーを管理(HEMSと呼ぶ)させ、最後は町中を管理させる(スマートシティ)。「エコ」と「雇用創出」の旗印の下、人類は知らない間に、コンピュータシステムに生活のすべてをゆだねる社会を選択してしまったのかもしれない。本当にこれでいいのか、という疑問も残るが、後戻りは出来ないだろう。
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「できたらいいな」を「できる」に
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