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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

先輩の威力

2011-03-08 10:17:12 | 日記
 ロケットのようにスピードの速い物体は、スタートの時にほんの少し角度が違うだけでとんでもない所に飛んでいってしまう。人も同じようなもので、若いうちは、かなり成長スピードが速いので、例えば会社に入って最初の1年、どんな方向を向いて育成されたか、によって、かなり大きく異なる人生を送ることになってしまうように思う。特に、最初についた先輩の影響は大きい。おおらかな先輩の下につくか、せせこましい先輩の下につくかで、性格まで変ってしまうようだ。社会人1年目の先輩の威力と言うのは本当に強力である。

 自分の人生を振り返っても、最近の若者達を見ていても思うのだが、男性の場合、30代半ば、と言うのがまた、大きな角度修正の時期であるらしい。この時期に、やはりどんな先輩ないし先生に師事しているかによって、その後の方向性が大きく変る、ように思う。ここでも結局、どんなに切れ者の先輩の教えを受けようが、どんなにずぼらな先輩の教えを受けようが、そんなことはあまり影響しないようだ。その人が、どれだけおおらかか、そうでないか、によって続く者の向かう方向性が変化するように思う。おおらか、と言うのはつまり、誰にでも心を開き、情報を見える化する術を心得ている、ということだ。そういう人は、なぜか実のところあまり成果が上がらない。相次ぐ競争に勝って行くタイプではないのだ。だが、それでいて、何かあれば頼られるのはそういう人だったりする。言いたいことは同じなのだが、別の言い方をすると、人のことを中心に考える人か、自分中心に考える人か、と言い換えてもいい。私が言ったおおらかな人、と言うのは人のことを中心に考える人でもある。自分のことを中心に考える人は、最終的にはなかなかおおらかとは言えない態度を取ることがある。

 すごくプライドが高いくせに、その自分のプライドを捨ててでも大事にしたい何かを自分の外に持っている人を先輩に持った人は、幸せだ、と思う。それが1年生でも30代半ばでも。
 
 ただし、幸せの形は人それぞれだ。どんな先輩について、どんな人生を送っても、それぞれ幸せだ、と思える瞬間は至る所に転がっているに違いない。これから社会人になる人には、いい先輩に巡り会える事を願わずにいられない。と同時に、30代半ばになっている人たちや、これからその年代に近づこうとする方々は、自分で良い巡り会いを見つける努力をした方がいい。すでにその年代であれば、良い先輩は会社の中だけでなく、広く社会全体から探し出せることを知っているはずだ。

 寒い雨や雪が舞う毎日だが、ふっと春めいた日が差すこともある。近所の公園に咲く梅は満開だ。木々はゆっくりと着実に季節を追いかけている。人もまた焦らずにゆっくりと大事なことは何か考えて行ければいい。春を目の前にして考えることがたくさんある人も多かろう。せっかく先輩がいるのだから相談してみてはどうだろうか。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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