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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

スイカ

2012-08-21 09:46:11 | 日記
この季節、葡萄、梨、桃と多くの果物が旬を迎えるが、夏の果物の王様と言えば、やっぱりスイカだろう。前述の果物達は缶詰やスイーツ、その他の加工食品など様々な形で年中楽しむことが出来るが、スイカは夏のこの季節でしか楽しむことが出来ない。

スイカの原産はアフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、日本に伝わった時期ははっきりしないものの、室町時代以降らしい。中国の西方から伝来した瓜として漢字では西瓜と表現されている。青果市場ではスイカは果物と分類されているが、園芸分野では野菜になる。園芸関係の学会や報告文では、1年生及び多年生の草本になる実が野菜、永年生の樹木になる実が果物と定義されている。この定義から考えると、メロンやイチゴも実は野菜となるが、市場では実際に消費される形態に合わせて分類されているため、果物として分類されているそうだ。

実家が農家だったため、夏場はスイカ採りの手伝いをよくしていた。一定以上の大きさに育ったスイカを蔓をかき分けながら切り取っていく。畑が斜面にあったため、転がらないような場所に収穫したスイカを溜めておき、後でまとめて車に運んでいった。慣れないころは転がしてしまい、斜面の下でコナゴナにしてしまうことも良くあった。

子供の頃からスイカに触れていたため、目利きには多少自信がある。多少好みにより違いはあるものの、スイカの色が濃く、模様がハッキリしているもの、軽く叩いてみて低めの響く音がするものであれば、まず美味しいスイカと見て間違いは無い。ただ余り叩き過ぎると商品を傷つけてしまうので注意して欲しい。我が家では家族全員がスイカ好きのため、夏場は1個まるごと買うことが多い。スイカ選びは、最近めっきり少なくなった家庭内でまかされる重要な仕事の一つとなっている。

元々ウリ科の植物であるため当然ではあるが、スイカの皮は漬け物として食べると非常に美味しい。実家では味噌漬けにしていたと記憶しているが、ネットを少し調べてみただけで多くのレシピが引っかかる。基本は緑の固い皮を剥いて適当な大きさに切って調味料をに漬けておくだけ。浅漬け、梅漬け、ニンニク醤油漬け、ゆず胡椒漬け、中華漬け、お好み次第でいろいろ楽しむことが出来る。簡単なところではめんつゆに漬けるのもかなり美味しいらしい。

夏の果物の王様スイカも嗜好の多様化により生産量は大きく減っている。ピークは120万トンあったものが最近では56万トンと半分以下に減ってしまった。嗜好の多様化以外の理由としては、核家族化の進行や少子化も大きな理由のようだ。確かにスイカは大勢で食べるもの、子供と一緒に食べるものというイメージがある。最近カットスイカも売られてはいるが、なかなか大人が一人食べている姿をイメージすることは難しい。

スイカの果肉は90%以上が水であるが、その中に含まれるシトルリンやカリウムが疲労回復や利尿作用を促進し、リコピンなどの抗酸化成分が活性酸素を抑えシミなども防いでくれる。スイカはまさに夏場にぴったりの果物である。早くこの暑さから解放されたいと思いつつも、去りゆく夏を惜しみながらスイカを味わいたいと思う。
(菊)


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