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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

その先

2014-02-24 08:28:51 | 日記
 オリンピックが面白いのは、世界最高峰のそのまた上の高みを目指して真剣に努力してきた人たちの活躍を直接目にすることが出来るところにある。ここまで頑張ってきた成果が実るよう祈るような気持ちでテレビの前に座った夜が何度もあった。

 もちろん全ての祈りが通じたわけでは無い。転んでしまうのではないか、ミスしてしまうのではないか、そんな心配の通りになってしまってがっかりしたことも多い。だがそれは挑戦して失敗してしまったことに対するがっかりであって、挑戦した選手に対するがっかりではない。選手に対しては、より敬意の念が大きくなる。

 私たちの日常を振り返ると、ものごとに限界があることを強調する人が多いように感じる。それは無理、そこまでしなくても、そんな言葉があちこちで飛び交う。自分でも散々使って来たように思う。冗談なのか本気なのか「やればできる」という表現も、現実に何回も聞いている。自分自身が心の中で何度となくつぶやいてきた言葉ではないか。

 挑戦しなければ当然失敗もしない。みんな挑戦して散ってしまったので、何もしなかった人が最後に残って重責に就いたという組織も知っている。そういう組織の先行きが明るいとはあまり思えない。

 オリンピック選手のような、チャレンジ精神のかたまりのような人格を作るにはどうすればいいのだろう。自分で自分の限界や枠を決めてしまってそこを超える努力をあきらめてしまっている人をどうすれば変えて行けるだろう。
 
 実はこれが自分のことだと考えると、別に「あきらめ」ているわけではないと言い訳したい。自分が知らないうちに作ってしまっている枠や限界の存在に気がつかないだけだ。慣れてしまって、ただ普通に生活している。深く追求すると、そのどこがいけないんだと逆にごく普通でいることの美徳を自分自身が語り始めそうだ。
 
 しかし、そうやって普通に生きていながらもオリンピック選手たちの活躍を見ると触発される。努力して努力して実らなくてもなお挑戦を続ける姿に感動して自分も何かすれば少し変われるかなと思う。
 
 努力している過程や挑戦する態度を褒める風潮がもっと強くなればいい。多くの人が結果よりプロセスを重視するようになれば、チャレンジ精神豊富な人が育ち易い状況に変わって行くだろう。

だが、誰かの経済的な利益に繋がる結果が出せるともてはやされ、利益に繋がらない結果なら何の反応もなく、当然結果が出ないならどれだけチャレンジしていても逆に無意味なことをするなと叱られる。企業の中ではとかくこのような風潮が根強い。しかも結果は会計年度内に出すことを求められる。
 
 そのような風潮の中でも、努力し挑戦する姿勢を評価する仕組みを工夫していきたい。結果は見えるが過程は見えにくい。見えないところで努力する姿もまた美しい。その見えにくい過程を評価するのは本当に難しいことだ。難しいが、工夫していかなければ、いつまでたっても結果だけで評価される風潮は変わらない。ここはオリンピック選手のように長い目で見て本当に褒めるべきものを褒められるように変わって行かなければならないだろう。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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