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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

電動自転車

2010-10-07 08:50:30 | 日記
 最寄駅から家までは急な坂道を登らなければならない。1日の仕事が終わって帰宅する道が急坂というのはかなりきつい。しかも荷物を積んだトラックがスリップしてギュルギュルタイヤを空回りさせ、ゴムの焼ける匂いをまき散らした後で結局登るのをあきらめてしまうくらい急な坂なのだ。そんな坂なのでさっさと登ることはできない。高い山を登る登山家同様、一歩一歩踏みしめるようにゆっくりゆっくり少しずつ登る。昨夜もそうやって2つ目のカーブにさしかかった頃、後ろから自転車をこぐ音がグイングインと聞こえてきたかと思うと軽快に、そこが坂道であることを忘れさせるような速度で一気にカーブを曲がって登って行ってしまった。
 
 自転車に乗っていたのは、失礼ながら初老と思われるご婦人である。遅い時間まで続くパート仕事が終わり、家に帰る途中という感じだった。急な坂道を自転車で登る、などというのはとんでもなく無謀な所業である。サドルから立ち上がり、前のめりになって必死に漕がなければ先に進めない。汗があふれ足だけでなく腕までプルプル来そうな気がする荒業なはずなのだが、ご婦人は自然なたたずまいでサドルに座り、ああ風を切って坂を登るって素敵ね、という顔で私の脇を通り過ぎて行った。一瞬目を疑った。が、すぐにあれが電動自転車というものではなかったか、と思い至った。電動自転車の存在は知っていた。しかし、その威力がこれほどのものであるとは、まったく思いも寄らなかった。すごい。

 さりげなく人の力を支援する電動自転車のような機械はなかなか大したものだな、と坂の途中で立ち止まったまま、しばし感慨にふける。介護現場や工事現場、または戦場などで使用するロボットのような体力支援スーツが最近続々と試作されている。しかしみんなゴテゴテしていてブルドーザやクレーン車を身にまとっているような代物ばかりだ。いくら寝ている人を楽に抱き上げられると言っても、とんでもない機械を家の中に持ち込みたくはない。それに比べて電動自転車のあのさりげなさはどうだ。普通の自転車とどこが違うかわからないぐらいさりげない。それでいてあのパワーだ。そういうアイデアを出し、工夫して行かないと生活を変える製品は生まれない。どういうアイデアがあるだろうか、と考えていたところへ、坂を下ってくるワゴン車の運転手に声をかけられて我に返る。

「やあお疲れ様、おかえりなさい」
「こんばんは、これから仕事ですか?」
「いやちょっとそこまでね。じゃあ」
 毎朝犬の散歩で挨拶を交わす近所のご主人だ。朝の挨拶だけでなく夜の挨拶までしてしまった。

 うっすらと汗をかき、遠くにみなとみらい地区を見下ろす所まで登ると、それまでするかしないかわからないぐらいの香りだった金木犀の香りが急に強烈になる。通りを挟んで右の家と左の家の庭に、それぞれ競うように大きく育った金木犀が周囲を甘い香りで満たしている。


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takopa

2010-10-06 09:47:05 | 日記
 社員間のコミュニケーションを改善する手段のひとつとして、みんなで何か食べられるものを作って食べるというのはどうだろうか、という提案が出たのは数か月前のことだ。以来、会議室にヒマな人が集まって「たこ焼き」を焼いて食べる、というのが毎月8日の定時後の習わしとなった。 tacopaと呼ぶ。ビールその他のアルコールとソフトドリンクも若干用意されている。今月は8日がリーダが集まる会議の日となってしまった。そこで前倒して昨日実施した。
 今回は先日内定式に出席したばかりの学生さん2名と10月から中途入社した2名が加わって、こじんまりとした親睦会、というのとは様相を異にするどことなくとりとめのない大味な会になった。20名は出席していただろうか。ただ、会を運営してくれている今年入社のSくんは大忙しだ。ご苦労様。
 
 学生さんや新しく入社した方々は、寄り添うようにその人たち同士で固まってしまい狭い世界で盛り上がるネタを探す。知らない先輩とはなかなか話せない。その様子を見ている先輩が話しかけて別の先輩を紹介してやる、ということもない。先輩は先輩でたわいもない話で盛り上がってしまう。
 これからだ、と思ってはいるがコミュニケーションの能力向上を図るのには少し時間がかかりそうだ、と思う。このようなちょっとした宴であればあるほど、各人が新しいプロジェクトチームに参加した時の対応がわかる。おそらく宴に参加した時と同じ対応を取ってしまうのではなかろうか。コミュニケーション能力が低い人たちが集まったチームと高い人たちが集まったチームではチームとしてひとつのことに共感できる意識を醸成するまでに大きく時間差が出る。

 コミュニケーション能力の低い人たちが集まったチームではマネージャやリーダがかなり努力して工夫する必要があるだろう。チームがある程度一体感を持って仕事をすることができないと、仕事自体がおもしろくならないために思った以上の成果は得られない。逆にコミュニケーション能力に長けた人たちが集まると、勝手に根掘り葉掘り聞き出して互いの共感できる勘どころを押さえてしまうので、チーム全体として一つになっていくのが早い。みんなでひとつのことを目指す楽しさが生まれ、仕事がおもしろくなる。マネージャやリーダの手間いらず、と言ったところだ。
 チームがチームとして何かに共感できるようになると、問題の予防や作業進捗に良い効果が出る場合が多い。ソフトウェア開発作業の中では一つの開発案件の中で作っては壊し作っては壊し、というサイクルが発生することがあたり前のように起きる。最後が「壊し」だった場合は、残骸しか残っていないのだから恐ろしいことだ。チーム全体のまとまりが良いと、作っては壊しの回数が減る。早い時期に壊さなければいけない要因が見出され、チームの共通認識となるため問題箇所を回避して作る方式を全員で模索できる。そのため、作っては作り、という流れが出来る。

 楽しく仕事をしていくために、自分から行動を起こす。マネージメント力を付けたいなら「場」の全体を俯瞰し、空気が淀んでいるところに風を起こす練習をするのもいい。今まで話しかけたことが無い人と話すきっかけとなる「場」があるなら、活用しないのはもったいないことだ。


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内定式

2010-10-05 08:48:33 | 日記
 10月1日に「内定式」というのをやった。わずか2名の内定者であるが、きっちりけじめをつけようという心意気である。年度計画では、まだあと2名枠がある。全部埋めるために採用担当はシャカリキになっている。しかし、うるさいオジサン達の目にかなう学生さんがなかなか集まらない。今ならジェイエスピーはねらい目だと思うが、学生さんからするとわが社程度の規模の会社に就職するというのはかなり勇気が必要なのだろう。寄らば大 樹。安定していて長く働ける企業、と世間から評価されている企業や団体に人気が集まっているようだ。つまり役所とか有名大企業が、高い人気を得ている。
 安定とか安心とか言う言葉は、最近の世相から考えるとかなり怪しい。安心したい気持ちはわかる。だが、不安な気持ちが目隠しになって、せっかくのチャンスになるかもしれない世界を探索するチャンスを失うのは残念なことだ。

 わが社の内定者は男女2名。男性は工科大で専門的にソフトウェアを学んできたはずの人物であるが、女性は文学部、完全な素人である。素人さんにはかなり勉強してもらわなければならない。入社前に勉強しよう、と話した。が、よく聞いてみると大学の授業で手一杯な雰囲気だ。前期は就職活動に 専念するため休学したのだという。そのために卒業に必要な単位はすべて後期に集中しており毎日夕方6時頃までは授業があるという。唯一月曜だけが午後早い時間に終わる、と。忙しい学生生活だ。学生さんには、就職してしまってからでは味わえない自由な時間を楽しんでもらいたいとも思う。そのためさらにギュウギュウの学習スケジュールを言い渡すことはできなかった。週2時間ぐらいコツコツと勉強してもらうことにした。週2時間では大したことはできないが、まあ何もしないよりいいだろう。
 
 大学とはしかし、いったい何なのだろうか。ビジネスの世界と大学で学んだことが大きくかけ離れていて、正直なところ大卒者より専門学校卒業者のほうが戦力になる場合が多い。しかも専門が異なる世界に就職してきた場合、入門時のハードルはかなり高い。長い目で見て、後日大学で学んだ多くのことが花開いてくれることを願ってやまない。

 私は文学部出身である。そもそも今風に言うニート、昔風ならモラトリアムな若造そのものだった。当然真面目に就職してサラリーマンになろうなどとは全く考えもしなかった人間である。仕事が嫌いだったわけではない。アルバイトは月水金朝3時半に起きて牛乳配達、夜は家庭教師。土日はスニーカーショップの店員。よく働いた。大学の成績も悪くは無かった。「おまえなら推薦という手があるだろう」と友達に言われたことがある。だがどうもサラリーマンという言葉の響きが気に入らなかったのだろう。今の学生さんのように早い時期からあちこちの企業を回るなどということは考えもしなかった。周囲の友人も同じ調子で、「就職?考えてないな」そんな連中ばかりだった。だが、みんな自分が 自信を持っている世界について真剣に学んでいたように思う。しかも自分が好きな世界ではどう考えても自分が頭角を現さないはずがない、と考えている連中ばかりだった。だからどんなことになっても自分の力で何とかなる、と考えていた。不思議なことだが私の周囲にはそう言う変な自信でいっぱいの自信過剰な学生ばかり溢れていたように思う。

 しっかり考えもせず、駅の売店で買ってきた就職情報誌をペラペラめくり、書いてあった電話番号に電話して、「就職したいんですけど」と電話に出た人にいきなり話しかけたのは大学4年の冬、年末のことだった。

 「名前は?」「住所は?」「電話番号は?」「大学生?」「学部は?」「文学部か」「文系ね、別にかまわないよ」「入社前に会社に来て欲しい時は、こっちから連絡するから。その時は履歴書持って来て。じゃ、その時に、また」電話が切れ、それで就職活動おしまい。
 友達に内定をもらちゃったと話した時、何をする会社なのか説明することもできなかった。当時、ソフトウェア開発が何なのかまったく、もう本当に何も知らなかったし、説明できたところで聞いたほうも何のことか理解できなかったろう。世の中にコンピュータなどというものがまだ浸透するずっと以前の話だ。草原が地平線まで続く風景の中で日向ぼっこをしているような牧歌的な就職活動の時代。ソフトウェア開発企業は、雨後の竹の子のようにニョキニョキ新しい会社が起業しており、どこも追い風で 人さえ集まれば儲かって仕方がない状態だったのだ。私は電話一本したことがもとで飛んで火にいる夏の虫状態でこの業界に飛び込むことになり、以来 長い間、毎年毎年やってくる就職の時期をみんな偉いなぁと感心しながら学生達を見守ってきた。

 自分が飛び込んでしまったから言うわけではないが、この業界は本当に面白い。特に文系の方々にお勧めだと私は考えている。


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秋夜PC設定

2010-10-04 09:17:17 | 日記
 寒いかなと思って用心していると暑く、暑いかなと思っていると涼しすぎて困る、という気温だ。気持ちのいい風も当たり続けると風邪をひく。

 夜が長い季節になってきた。今まで暑くてできなかった運動をしてみたり、本を読んでみたり、夜気を感じながら静かな時間を過ごせるシーズンだ。 と、思っていたら、パソコンが壊れた。わが家のパソコンはカメラ好きの息子の重要な映像編集マシンとして力を発揮して来た。彼が自分で撮影してきた旅行の動画などを詰め込めるだけ詰め込んでディスクもそろそろ買い足さないと、と思っていた矢先、2度と立ち上がらなくなった。外付けのディスクにバックアップを取っていたから息子の写真や動画などのデータは救われた。しかし、学校の課題で動画編集をしなければならないが、困った、と、訴えかける目で見られるとたじろぐしかない。静かな読書の夜は、壊れたパソコンを復旧するか、新しいパソコンを買うか、の議論の場となり、そのうち新しいパソコンを購入するのが当たり前の話となって、どのメーカのどのパソコンを買うか、に費やされることになった。

 結局、私も新しいパソコンに興味津々だったので、乗せられたようにあれこれセットにしてネットで購入することになってしまった。かろうじて息子のモバイルノートと無線ルータは生きており、あちこちのサイトを回りながら、あれがいいこれがいいと言い合う情報は手に入っていた。「多少高くても日本製を買おう。中国製はやめておこう」と息子が言う。気持ちはわかるが、日本製は「多少」より少し高い。しかも出資者は私である。だが、好き勝手なことを言う、とは思わなかった。同じ意見だったのだ。新しい技術に目がない私をうまく利用して商品選択が終了し、ネットで発注したのは深夜2時半を過ぎていた。

 頼んだパソコンがすぐさま家に到着し、これもインストール、あれもインストールと、環境を作るのにこれまた朝方までかかった。今回購入したパソコンはテレビなのかパソコンなのかわからないようなパソコンだ。静かな夜にはまったく不向きな代物だ。アンテナ線をパソコンに差し込まなくていい、という歌い文句に踊らされてしまった。それはすごい、家中どこにパソコンを持って行ってもアンテナ線につながずにテレビが見える。ネットもつながる。これは便利だ。と、いうわけだが、考えてみたらテレビを見る時間はほとんどない。録画して取っておいたやつを見る時間があるときにまとめて見るだけだ。
 実際、設定をしてみたが、アンテナに繋いだ送信機がある2階はどこにいてもテレビが見える。テレビを見ながら階段を降りてみると2階の床より下に降りたあたりから画像が止まり音声が飛び飛びになる。そんなことが分かったからと言ってなんという話でもないのだがつい実験したくなる。

 せっかく機能があるのだからと、設定したパソコンでテレビを見てみる。ちょうど番組改編の時期でもあるのだろうが、まったく面白い番組がない。パソコンでテレビを見るというスタイルはどうもいただけない感じがつのる。最近の一人暮らしの若者がテレビを見ない、と言うのもわかる気がする。パソコンでテレビを見るとなぜか奥行きが無い感じがする。で、結局すぐに止める。虫の声が空気を満たす静かな夜なら静かな音楽がいい。ネットに音源は豊富だ。シンプルな楽器の音の向こうには広い世界が広がっている。
 
 新しい機械の性能はなかなかいい。日本で製品化されたものを選んだ。だがその実態はインテルとマイクロソフトが工夫して生み出したものであることが残念だ。日本の中で、やはり地元横浜が気になるように、世界が一つになって新しい秩序が生まれたとしても、生まれ故郷や生活の場には自然と愛着が湧く。自分が属する小さな世界が多くの人たちから好かれるとうれしいし嫌われると落ち込むのだ。できるだけ人任せにしないで自分の力で自分の属する小さな世界を多くの人に好かれるように努力していく断固たる決意が必要だろう。断固たる決意で断固笑顔でいることだ。夜が長いと考える時間はたっぷりある。


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惑星

2010-10-01 09:38:05 | 日記
 太陽から近い順に水星、金星、地球という惑星が楕円軌道を描いている。太陽から順に数えて3番目なので地球を太陽系第3惑星と呼んだりする。第5惑星は木星だ。最近変だぞと言われているのが、この第3惑星と第5惑星だ。

 第3惑星ではオーロラがここ100年で最も少ないとフィンランドの気象庁が発表した。オーロラは地球が「太陽風」を浴びて起きる現象だということなので、つまり「太陽風」が少ないということらしい。日本が打ち上げた「太陽風」利用の宇宙帆船イカロスは、凪(なぎ)のような状況で実験していることになる。
 「太陽風」は太陽がドッカンドッカン元気良く爆発して燃えている時たくさん吹いて来て、チョロチョロとしか燃えていない状況になると減少する。つまり、今、太陽は元気が無い状況だ、ということだ。太陽が元気がないと、地球は寒冷化する、というのが今までの定説だ。レンジの火は弱火になった。これで地球鍋の温暖化は止まるか、というとなかなかそうはいかないだろう。鍋にはふたがしてあり、熱が逃げない状況なので弱火でも十分煮えるに違いない。ここまで温暖化の要素満載なのに、誰か心優しい人の手によって太陽レンジの火が弱火に調整され、取りあえず今のところは煮えたぎるまでの時間稼ぎが出来たという雰囲気だ。太陽レンジの火がいきなり強火になったりする、という図は考えたくない。

 第5惑星木星はとてつもなく大きなガスのかたまりである。ここに、昨年から何だかわからないが相当大きなもの(地球ほどの大きさのもの)がボコボコ衝突しているのではないかという穴の痕跡や爆発光がたびたび観測されてきた。惑星本体がガスのかたまりなので固いものがぶつかると表面にぼっこり穴が開いて少しずつ閉じて行く。いやに大きな穴が何回か観測された。そんなことが続いた後、南北に2本、太い帯の模様があるのが木星のトレードマークだったのだが、5月から南半球側の帯1本が完全に消えてしまったという。何年かに一度同じことが起きるそうだが、まったく原因がわからないという。木星人が住んでいるとすると激動の日々を送っていらっしゃることだろう。

 人類が自分達の努力で守ることの出来る範囲を超えて世界はじわじわ変化している。というより、私たち人類が何とかできる部分は宇宙的規模で考えると、ほとんど何もない。逆に考えると人類にはまだまだ可能性がある。もっと外に、宇宙に、乗り出してみる元気が欲しい。もっと別の世界を意識することによって、地球上に住む誰もが地球人として一つになって行けるはずだ。新しい夢や希望が、宇宙を目指すところから生まれてくるかもしれない。

 20光年先の「グリーズ581」という恒星の周囲を回る6つの惑星のうち1つは、どうやら地球と似た環境、つまり大気と水を持った惑星かもしれないことがわかったという。光ならわずか20年で飛んで行ける距離にあるご近所だ。行ってみたい、と思わなければ発明も技術も生まれない。人類が1ランク上のクラスの宇宙人に昇格できるかどうか、われわれは今試されている。


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