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草花三題

 塾舎の二階から隣接する工場を眺めていたら、狭い空き地に雪をかぶったような枯れ草が何本か生えているのに気づいた。


 あれは確かセイタカワダチソウだったように思うが、定かではない。ひょろ長く伸びた茎がいかにもセイタカアワダチソウのようだ。だが、黄色い花が枯れた後にあんな綿のようなふわふわができたりするのだろうか?望遠を最大限にして撮ってみた。


 実際に近くまで行って手で触ってみるべきなんだろうが、そこまで行くには愛犬弁慶の住家を通っていかなくてはいけないので何となく面倒だ。それに近くで見たらあまりきれいなものではなさそうなので、遠目で楽しむだけにしておいたほうが無難だろう。
 枯れ草に美を感じられるなら、塾舎を出たところにひっそりと生えている小さな葉牡丹のけなげさを愛でることもできるのではないか。


 アスファルトのわずかな切れ目に根を張っているようだ。これは多分毎年父が作ってくれる門松に添えられている葉牡丹の種子が飛んできて芽を出したものだろう。しばらく前に気づいていたが、ちっとも大きくならないのは肥料などまったく与えていないからだろうか。ならば肥料を与えたら立派な葉牡丹に成長したりするのだろうか?試してみようかな・・。
 だが、今の私はシンビジュウムの世話で手一杯だ。

 

 11月21日の記事で見つけたシンビジュウムの新芽、その時は花の芽なのか、葉の芽なのか、私には分からなかった。それがここにきてかなり大きくなってきて、とうとう花の芽だと分かるようになって来た。これはもう間違いない、花の芽だ。しかし問題なのはこれからだ。今までも蕾が膨らみかけて喜んでいたら、結局開花せずに終わったことが何度かある。それは私の世話がいい加減なせいでもあるのだろうが、最後までうまく咲かせるのはそれほど簡単なことではないように思う。だが、今回はこんな寒い時期にまさか花が咲くなどと思ってもみなかっただけに、何としてでも首尾よく開花させてやりたい。そのために栄養剤を鉢に挿してあるし、水遣りも忘れずに定期的に行っている。なるべく日のよく当たる所に鉢を置いてもいる。粗忽者の私ではあるが、できる限りの世話をしているつもりだ。しかし、果たしてこれだけで十分なのか、まったく自信がない。だが、決して油断することなくきちんと世話を続けていけば、もう少しできれいな花を見ることができるものと信じている。咲いたら嬉しいなあ・・・。
 もしかして新年と同時に開花するかもしれない。そうしたら、「こいつは春から縁起がいいわい!!」と見得を切ったりできるのだが・・。
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