goo

今度こそ完璧

 9月29日の記事で、自分で作ったへちまたわしの使い心地をレポートしたが、実はあの状態では「本当のへちまたわしと」は言えないと、妻から叱責を受けた。妻は記事を読んだわけではないが、風呂場に乾かしてあったたわしを触ってみて、「あんなにヌルヌルしていたらダメ。もっと乾燥させなくちゃ」と以前父が作ったへちまたわしを愛用していた者だからこそ言える鋭い指摘をくれた。「なるほど!」と思って、父が作った大量のへちまたわしをすぐに干してみた。
 水分がかなり残っているものからビニールひもに通して、塾の土間に干した。だいぶ乾いていた物は、箱の上に並べて置いた。合計で90個以上あるだけに、これだけやり終えるのにかなり時間がかかった。

 

 自転車置き場にもなっているこの場所なら、陰干しに最適だ。私がへちまたわしのことを塾で盛んに宣伝していたためか、干してあるへちまを見ても、生徒たちは誰も驚かないようだった。(それはそれで寂しかったのだが・・)
 それから二週間たった。毎日触って乾き具合を確かめていたが、だんだんと繊維が締まっていくような感じがして、ただ見ているだけでも楽しかった。「楽しそうだね・・」と妻にからかわれたことも度々だったが、本当に楽しかった。何でこんなことにワクワクしてるんだろう、と自分でも不思議だったが、充実した二週間だった。

 

 「もうそろそろいいかな」と妻に尋ねたら、「もう十分でしょう」とお墨付きが出たので、ビニールひもから外してみた。今度こそ完全なたわしとなったように見える。箱の上に干してあった物と一緒にして、古い整理BOXに並べてみた。展示したと言ってもいいかもしれない・・。


 まずは家を訪ねてきた伯母に3つほど分けた。喜んでもらってくれたので嬉しかった。父が煮詰めてしまったものは黒くなってしまってあまり見栄えが良くない。小汚い感じがするのが少々難点だが、へちまたわしが有能なのはつとに有名だから、こうやって飾っておけば引く手あまただろう。きっとすぐになくなってしまうはずだ・・。(本当かなあ・・)
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする