毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
2012 センター試験
2010年11月12日 / 塾
センター試験まで残すところ2か月余りとなった。我が塾の高3生も、かなり気合が入って来てピリピリした雰囲気が漂うようになった。「そう思いつめるなよ」と助言することもしばしばだが、そうは簡単に行かないのが受験生の常だ。これからの2ヶ月間、どうやって心の平静さを保たせるか、私の腕の見せどころでもある。
だが、高3生は今やまな板の上の鯉のようなものだから、開き直って勉強することもできるだろうが、高2生ではそうはいかない。特に2012年度からセンター試験に変更点が幾つかあるものだから、何をどうやって受験科目に選んだらいいのかがよく分からないようで、ここ最近よく質問される。学校でも説明会などが開かれているようだが、ポイントが少しずれていて、不明なままだと文句を言う生徒が多いので、私なりに調べたことを以下にまとめておきたい。
まずは河合塾のHPにあった説明を拝借してくると、
『文部科学省から、2012 年度から地歴・公民と理科の科目選択が弾力化されることが発表された。現在、地歴と公民は別時間帯で実施されているが、これを同一時間帯にまとめて地歴・公民から2科目選択する仕組みに改める。また、公民の出題科目には従来からの3科目に加えて「倫理、政治・経済」を新設する。理科は、現在3グループに分けて実施しているが、科目選択の制約なく2科目選択できる仕組みになる
1.地歴・公民における変更
①科目選択の弾力化
(現行)地歴・公民の試験時間は別れており、各教科1科目ずつ選択可能
(改正後)地歴・公民から最大2科目の選択可能
②新科目「倫理・政治・経済」の設置
(現行)公民の出題科目は「現代社会」「倫理」「政治・経済」の3科目
(改正後)上記3科目に加えて「倫理・政治・経済」が新設され、出題科目は4科目に
2.理科における変更
(現行)理科6科目を2科目ずつグループ化し、各グループから1科目、最大3科目まで選択可能
※物理、化学、生物から2科目選択可能とする措置だが、地学等との組合せに制約がある。
(改正後)グループ制を廃止し、理科6科目の中から最大2科目の選択可能
※組合せに制限がなくなる。』
簡単に言えば、社会と理科に変更がある(他の科目に大きな変更点はない)のだが、上の説明を読んだだけではよく分からない。なので具体的な例を挙げて説明してみる。
例えば社会を2科目選択しなければならない文系の受験生の場合、現行では「地歴(日本史・世界史・地理)」から1科目と「公民(政経・倫理・現代社会)」から1科目を選択することが一般的だったが、2012年からは、「公民」3科目が統合された「倫理 政経」が新設され、「日本史・世界史・地理・倫理 政経」の4科目から2科目選択することになる。(「現代社会」もあるが、単位数が少ないので、大学によっては選択できないことも多くなりそうだ)。ということは「日本史」「世界史」の2科目で受験することが可能になるわけだが、その反面、比較的短期間で仕上げることが可能だった「現代社会」が大学によっては選択できなくなるのは、社会の学習にさほど時間を割けない理系の受験生にとっては負担が増えそうな変更だと言えるだろう。
また、今までは理科を、①「理科総合B」「生物Ⅰ」、②「理科総合A」「化学Ⅰ」、③「物理Ⅰ」「地学Ⅰ」の3グループに分けて、各グループから1教科ずつ受験することができたのを、グループ制を廃止して6科目の中から2科目を選択する方法に変更される。これにより理科の選択可能科目数は3科目から2科目に減少するが、現行のグループ制では制約があった科目の組合せに制限がなくなるため、センター試験で理科3科目を必須とする一部国公立大の医学科では、必然的に入試科目の変更を迫られることになった。(1科目受験する文系の受験生には、あまり関係がないが・・)
と書き出してみて、私もやっと完全に理解ができたから、もし上の説明を読んでも不明な点があれば、どしどし質問してもらいたい。
とは言え、どんな組み合わせで受験できるかは、各大学によって異なるだろうから、各大学の発表をしっかり確認する必要がある。受験勉強は、志望校に必要な受験科目をきちんと把握することから始まるのだから・・。
だが、高3生は今やまな板の上の鯉のようなものだから、開き直って勉強することもできるだろうが、高2生ではそうはいかない。特に2012年度からセンター試験に変更点が幾つかあるものだから、何をどうやって受験科目に選んだらいいのかがよく分からないようで、ここ最近よく質問される。学校でも説明会などが開かれているようだが、ポイントが少しずれていて、不明なままだと文句を言う生徒が多いので、私なりに調べたことを以下にまとめておきたい。
まずは河合塾のHPにあった説明を拝借してくると、
『文部科学省から、2012 年度から地歴・公民と理科の科目選択が弾力化されることが発表された。現在、地歴と公民は別時間帯で実施されているが、これを同一時間帯にまとめて地歴・公民から2科目選択する仕組みに改める。また、公民の出題科目には従来からの3科目に加えて「倫理、政治・経済」を新設する。理科は、現在3グループに分けて実施しているが、科目選択の制約なく2科目選択できる仕組みになる
1.地歴・公民における変更
①科目選択の弾力化
(現行)地歴・公民の試験時間は別れており、各教科1科目ずつ選択可能
(改正後)地歴・公民から最大2科目の選択可能
②新科目「倫理・政治・経済」の設置
(現行)公民の出題科目は「現代社会」「倫理」「政治・経済」の3科目
(改正後)上記3科目に加えて「倫理・政治・経済」が新設され、出題科目は4科目に
2.理科における変更
(現行)理科6科目を2科目ずつグループ化し、各グループから1科目、最大3科目まで選択可能
※物理、化学、生物から2科目選択可能とする措置だが、地学等との組合せに制約がある。
(改正後)グループ制を廃止し、理科6科目の中から最大2科目の選択可能
※組合せに制限がなくなる。』
簡単に言えば、社会と理科に変更がある(他の科目に大きな変更点はない)のだが、上の説明を読んだだけではよく分からない。なので具体的な例を挙げて説明してみる。
例えば社会を2科目選択しなければならない文系の受験生の場合、現行では「地歴(日本史・世界史・地理)」から1科目と「公民(政経・倫理・現代社会)」から1科目を選択することが一般的だったが、2012年からは、「公民」3科目が統合された「倫理 政経」が新設され、「日本史・世界史・地理・倫理 政経」の4科目から2科目選択することになる。(「現代社会」もあるが、単位数が少ないので、大学によっては選択できないことも多くなりそうだ)。ということは「日本史」「世界史」の2科目で受験することが可能になるわけだが、その反面、比較的短期間で仕上げることが可能だった「現代社会」が大学によっては選択できなくなるのは、社会の学習にさほど時間を割けない理系の受験生にとっては負担が増えそうな変更だと言えるだろう。
また、今までは理科を、①「理科総合B」「生物Ⅰ」、②「理科総合A」「化学Ⅰ」、③「物理Ⅰ」「地学Ⅰ」の3グループに分けて、各グループから1教科ずつ受験することができたのを、グループ制を廃止して6科目の中から2科目を選択する方法に変更される。これにより理科の選択可能科目数は3科目から2科目に減少するが、現行のグループ制では制約があった科目の組合せに制限がなくなるため、センター試験で理科3科目を必須とする一部国公立大の医学科では、必然的に入試科目の変更を迫られることになった。(1科目受験する文系の受験生には、あまり関係がないが・・)
と書き出してみて、私もやっと完全に理解ができたから、もし上の説明を読んでも不明な点があれば、どしどし質問してもらいたい。
とは言え、どんな組み合わせで受験できるかは、各大学によって異なるだろうから、各大学の発表をしっかり確認する必要がある。受験勉強は、志望校に必要な受験科目をきちんと把握することから始まるのだから・・。
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