毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
しっかりしてちょうよ!
26日の中日新聞一面は、「河村市長辞職、再出馬へ 愛知県知事と同日選に」という大きな見出しで飾られていた。記事を読んでみると、
『名古屋市の河村たかし市長は25日、自ら主導した市議会の解散請求(リコール)の審査で、必要署名数に足りなかったけじめをつけるため、来月下旬に辞職し、再出馬する方針を決めた。愛知県知事選に擁立を目指す大村秀章衆院議員(50)=比例東海ブロック=が同日、自民を離党する方針を固めたことから、ともに退路を断って、市長と知事のダブル選挙に臨む狙いもある』
思わず溜息が出た・・。
私は河村市長のワザとらしい名古屋弁が嫌いで、一連の名古屋市議会との対立も「いい加減にしろよ!」と苦が苦がしく思っているが、名古屋市民でない以上文句を言う筋合いではないから今まで黙っていた。しかし、事態が愛知県知事選にまで波及してくると、愛知県民として思うことを書き連ねてもいいのかな、と思ったので、以下に少しばかり思うことを書いてみる。
河村市長が、「市民税減税」とか「市議会議員の報酬半減」とか、誰もが賛成するに決まっている政策を打ち出した点は評価できるだろうが、その手法があまりにも独善的であるように思えてならない。信念を貫くには周囲との軋轢が生じても構わない、と言わんばかりの高圧的な態度が見え隠れするのは、圧倒的な支持があるとの自負からだろうが、かつては「総理を目指す男」と公言して憚らなかった男だけに、とりあえずは名古屋を支配し、さらには愛知を手中に収め、そして・・、ひょっとしたらそんな野望を胸に秘めているのかな、と思わないでもない。だが、職半ばにして市長を辞し、さして大義のない市長選を行えば、莫大な税金が投入されるだろうから、果たして彼が目指しているのが市民の暮らしを豊かにすることなのだろうか、と疑問を投げかけたくなる。そんな税金の無駄遣いをするくらいなら、もっと他の有効な使い道はいくらでもあるのに・・、と思えて仕方がない。こんな手法で、彼の支援する知事候補が当選し、愛知県政までにも口出しをするようになったら、ますます驕慢になり、もっとやりたい放題を重ねて、私たち県民の暮らしにも悪影響を与えそうに思えてならない。
そんな私の思いを代弁したような「解説」が同じ中日新聞の一面に載っていたので、引用しておく。
『リコール運動が敗色濃厚となり、河村たかし名古屋市長が来月辞職し再び出馬するという。任期がまだ2年以上残るいま、選挙で問うものは何か。「県と市の連携による地域発展」を目指すというが「選挙を有利に戦うために手を組んだ」とのそしりは免れない。
河村市長が「辞職」を口にしたのは、リコール準備を始めた昨年10月。リコール成立後、出直し市議選と市長選を同時に行う考えを示した。その後、大村氏の知事選擁立を模索し、市議・市長選を知事選に合わせるトリプル選を目指してリコール署名の開始日を設定。しかし、署名審査の延長で構想は崩れ、さらにリコールも不成立の公算に。年内辞職はそんな中で飛び出した。
高い支持を背景に選挙日程を操る手法には「市政の私物化だ」との批判が強い。「名古屋の庶民革命は議会改革とセットで」と空前規模のリコールに踏み切りながら、知事選と一緒に市長選を戦うことに、首をかしげる市民も多いだろう。
「愛知・名古屋から日本を変える」といいながら、河村、大村両氏は、その確かな将来像と政策、道筋を示していない。河村氏に反発してきた議会側は市長選に対立候補を立て、任期半ばで選挙に打って出る「大義」の是非を、有権者に代わり問う責任がある。 (社会部・池田千晶)』
何年か前に中日新聞を購読するのは止めてしまい、この記事を読んだのは喫茶店でだったが、思わず、「この通りだな」と妻に意見を求めた。妻も「本当にそうだね」と河村市長の暴走を心配しているようだった・・。
「選挙のことばかり考えとらんで、もうちょっとしっかり仕事してちょうよ」、そう思っている名古屋市民、愛知県民は多いような気がするんだけど・・。
『名古屋市の河村たかし市長は25日、自ら主導した市議会の解散請求(リコール)の審査で、必要署名数に足りなかったけじめをつけるため、来月下旬に辞職し、再出馬する方針を決めた。愛知県知事選に擁立を目指す大村秀章衆院議員(50)=比例東海ブロック=が同日、自民を離党する方針を固めたことから、ともに退路を断って、市長と知事のダブル選挙に臨む狙いもある』
思わず溜息が出た・・。
私は河村市長のワザとらしい名古屋弁が嫌いで、一連の名古屋市議会との対立も「いい加減にしろよ!」と苦が苦がしく思っているが、名古屋市民でない以上文句を言う筋合いではないから今まで黙っていた。しかし、事態が愛知県知事選にまで波及してくると、愛知県民として思うことを書き連ねてもいいのかな、と思ったので、以下に少しばかり思うことを書いてみる。
河村市長が、「市民税減税」とか「市議会議員の報酬半減」とか、誰もが賛成するに決まっている政策を打ち出した点は評価できるだろうが、その手法があまりにも独善的であるように思えてならない。信念を貫くには周囲との軋轢が生じても構わない、と言わんばかりの高圧的な態度が見え隠れするのは、圧倒的な支持があるとの自負からだろうが、かつては「総理を目指す男」と公言して憚らなかった男だけに、とりあえずは名古屋を支配し、さらには愛知を手中に収め、そして・・、ひょっとしたらそんな野望を胸に秘めているのかな、と思わないでもない。だが、職半ばにして市長を辞し、さして大義のない市長選を行えば、莫大な税金が投入されるだろうから、果たして彼が目指しているのが市民の暮らしを豊かにすることなのだろうか、と疑問を投げかけたくなる。そんな税金の無駄遣いをするくらいなら、もっと他の有効な使い道はいくらでもあるのに・・、と思えて仕方がない。こんな手法で、彼の支援する知事候補が当選し、愛知県政までにも口出しをするようになったら、ますます驕慢になり、もっとやりたい放題を重ねて、私たち県民の暮らしにも悪影響を与えそうに思えてならない。
そんな私の思いを代弁したような「解説」が同じ中日新聞の一面に載っていたので、引用しておく。
『リコール運動が敗色濃厚となり、河村たかし名古屋市長が来月辞職し再び出馬するという。任期がまだ2年以上残るいま、選挙で問うものは何か。「県と市の連携による地域発展」を目指すというが「選挙を有利に戦うために手を組んだ」とのそしりは免れない。
河村市長が「辞職」を口にしたのは、リコール準備を始めた昨年10月。リコール成立後、出直し市議選と市長選を同時に行う考えを示した。その後、大村氏の知事選擁立を模索し、市議・市長選を知事選に合わせるトリプル選を目指してリコール署名の開始日を設定。しかし、署名審査の延長で構想は崩れ、さらにリコールも不成立の公算に。年内辞職はそんな中で飛び出した。
高い支持を背景に選挙日程を操る手法には「市政の私物化だ」との批判が強い。「名古屋の庶民革命は議会改革とセットで」と空前規模のリコールに踏み切りながら、知事選と一緒に市長選を戦うことに、首をかしげる市民も多いだろう。
「愛知・名古屋から日本を変える」といいながら、河村、大村両氏は、その確かな将来像と政策、道筋を示していない。河村氏に反発してきた議会側は市長選に対立候補を立て、任期半ばで選挙に打って出る「大義」の是非を、有権者に代わり問う責任がある。 (社会部・池田千晶)』
何年か前に中日新聞を購読するのは止めてしまい、この記事を読んだのは喫茶店でだったが、思わず、「この通りだな」と妻に意見を求めた。妻も「本当にそうだね」と河村市長の暴走を心配しているようだった・・。
「選挙のことばかり考えとらんで、もうちょっとしっかり仕事してちょうよ」、そう思っている名古屋市民、愛知県民は多いような気がするんだけど・・。
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