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凛として

 塾の授業中、15:21にNHKニュース速報が届いた。

韓国の島に北朝鮮の砲弾が着弾 南北間で砲撃戦に 韓国国防省

 「何だよ、これは?韓国と北朝鮮が戦争を始めたってこと?」
あまりに衝撃的だったため、しばし声を失ってしまった。私の様子が変だったのか、生徒の一人が「どうしたの?」と訊いてきた。「いや、北朝鮮と韓国が戦っているらしい・・。」そうは答えたものの、まったく状況が分からないから、それ以上は何も言えなかった。「ヤバいね」「そうだな、ヤバいよなあ・・」
 その後はずっと暗澹たる気持ちが続いて、どうにも冴えない一日となってしまった。何で北朝鮮は世界中を敵に回すようなことを平気できるのか、あの国には正義の感覚などないのか、いったい何を望んでいるのか、いい加減にしろよ!!などと、所詮は考えても仕方のないことがいくつも頭に浮かんでくるたびに、どんどん腹が立ってきた。あんな国など世界中で無視してやればいいんだと、常々思っていても、向こうの方からチョッカイかけてくるのだから性質が悪い。まるで駄々っ子だ。しかし、ただの駄々っ子じゃないだけどうしようもない。非難・中傷で恫喝してくるだけでは飽き足らず、「こんな武器を持っているんだぞ、言うことを聞けよ」とばかりに武力攻撃にまで及ぶのだから、まさに「ならず者国家」だ・・。ブッシュが使っていた頃は、「お前こそ!」と言い返してやりたかったが、今は北朝鮮のためにあるような言葉だ。
 こんな国が目と鼻の先にあるのだから、本当に厄介だ。このところ、中国との軋轢ばかり目立っていたから、ついつい忘れがちであったが、やはり無茶な程度が断然違う。「真打登場!」といった感じだ。
 
 しかし、この先どうなるのかが心配だ。これだけで終わるのか、それとも衝突がエスカレートするのか、まったく予断を許さない。もちろん平和的に解決されるのが望ましいが、相手がまともに話の通じる相手ではないだけにそうは簡単にはいかないだろう、果たしてどうなることか・・。ひ弱さばかりが目立つ民主党政権だけに、日本の舵取りを任せるのは不安だが、妙な渦に巻き込まれないように願いたい。

 本来は、土曜日にラジオで聞いた宮西希の琴演奏について書くつもりだったが、北朝鮮の妨害工作によって予定を変更してまった。だが、このままでは北朝鮮に屈したようで、それもムカつくので、YouTube で見つけてきた動画を貼りつけて抗議の印としよう。曲目は「赤いスイートピー」。ラジオで聴いたのは「夜空のムコウ」だったが、見つからなかったので、松田聖子の曲にした。



 
 宮西希の奏でる琴の音を聴いていたら、日本の外交に欠けているのは凛とした姿勢だ、という思いを強くした。
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