毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
「小川の辺」
「小川の辺」を見た。藤沢周平好きの伯母が、少し前に検査入院をしたとき、退院したら見に行こうと約束したことが無事果たせた。あらすじは次のよう、
「海坂藩士、戌井朔之助(東山紀之)は直心流の使い手としての腕を買われて、家老の助川権之丞(笹野高史)から、ある藩命を受ける。それは、親友である佐久間森衛(片岡愛之助)を討つことだった。藩主への上書によって藩の農政を痛烈に批判した佐久間は、謹慎処分を受けた後、妻の田鶴(菊池凛子)を連れて脱藩していたのだ。朔之助が受けた藩命は、佐久間に対する裁きだった。民を想って正論を訴えた友を斬らねばならないのか……。朔之助の心は揺れる。しかも佐久間の妻、田鶴は朔之助の妹。幼い頃から負けん気が強く、自身も直心流の使い手である田鶴は、武士の妻として手向かってくるに違いなかった。戌井家の家長である朔之助に対し、妹を斬ってでも主命に従えと諭す父の忠左衛門(藤竜也)と、涙を流す母の以瀬(松原千恵子)。妻の幾久(尾野真千子)は朔之助の身を案じながらも、気丈に振る舞う。翌朝、朔之助は幼い頃から兄弟のように育ち、田鶴への想いを秘めた奉公人、新蔵(勝地涼)とともに江戸へ向けて旅立つ。やがて見つけた佐久間の隠れ家は、兄妹と新蔵が幼い頃に遊んだような下総の小川の辺にあった。遂に向き合う朔之助と佐久間。幼い頃より築き上げてきた絆が、無情にも引き裂かれようとするとき、彼らが選んだ道とは……。」
東山がいい!端正な顔立ちと引き締まった肉体が、上級武士の品の良さを醸し出していて、ジャニーズの一員であるなどとは思えないほどだ。アイドルはとっくに卒業し、役者として確固たる存在感を身につけている。一年ほど前に、東山が敏腕ドクターを演じたTVドラマも楽しかったが、武士役の方が東山には似合う。立ち姿、瞑目して端座する姿勢、太刀さばき、鷹揚たる物言い、全てが「もののふ」らしくて、男の私でさえ目が離せなくなる。ましてやジャニーズ好きの妻では、心奪われるのも致し方ないだろう・・。
「やっぱりヒガシはいいでしょう!」
必殺シリーズに出演した頃から、東山の侍姿の凛々しさに唸ってばかりいた妻だが、この映画で改めて彼の魅力に捕らえられたようだ。(とは言え、目下最大の関心事は、ファンミーティングの抽選の結果・・)
「映画はやっぱりいいねえ・・」
と伯母がしみじみ言った。
「年を取るとイヤなことも多いけど、こうやって映画に連れてきてもらえるんだから、丈夫でいなくちゃいけないね」
伯母は久しぶりに藤竜也が見られたのも嬉しかったようだ。
私は松原智恵子が元気そうなのがよかった・・。(脇にこれだけの役者を配せば、当然のごとく引き締まる)
私は取り立てて時代劇が好きなわけでもないが、日本の美しさ、日本人の心のゆかしさを見直すことができるのが、時代劇のよいところだと思う。
「俺たちもこういうゆったりした映画を面白いと思うような年になったんだなあ・・」
映画が終わって妻に言いながら、劇場をぐるりと見回したら、白髪頭ばかりが目立った。確かに、若い人たちにこの映画の良さを伝えるのは少々難しいかもしれない・・。
「海坂藩士、戌井朔之助(東山紀之)は直心流の使い手としての腕を買われて、家老の助川権之丞(笹野高史)から、ある藩命を受ける。それは、親友である佐久間森衛(片岡愛之助)を討つことだった。藩主への上書によって藩の農政を痛烈に批判した佐久間は、謹慎処分を受けた後、妻の田鶴(菊池凛子)を連れて脱藩していたのだ。朔之助が受けた藩命は、佐久間に対する裁きだった。民を想って正論を訴えた友を斬らねばならないのか……。朔之助の心は揺れる。しかも佐久間の妻、田鶴は朔之助の妹。幼い頃から負けん気が強く、自身も直心流の使い手である田鶴は、武士の妻として手向かってくるに違いなかった。戌井家の家長である朔之助に対し、妹を斬ってでも主命に従えと諭す父の忠左衛門(藤竜也)と、涙を流す母の以瀬(松原千恵子)。妻の幾久(尾野真千子)は朔之助の身を案じながらも、気丈に振る舞う。翌朝、朔之助は幼い頃から兄弟のように育ち、田鶴への想いを秘めた奉公人、新蔵(勝地涼)とともに江戸へ向けて旅立つ。やがて見つけた佐久間の隠れ家は、兄妹と新蔵が幼い頃に遊んだような下総の小川の辺にあった。遂に向き合う朔之助と佐久間。幼い頃より築き上げてきた絆が、無情にも引き裂かれようとするとき、彼らが選んだ道とは……。」
東山がいい!端正な顔立ちと引き締まった肉体が、上級武士の品の良さを醸し出していて、ジャニーズの一員であるなどとは思えないほどだ。アイドルはとっくに卒業し、役者として確固たる存在感を身につけている。一年ほど前に、東山が敏腕ドクターを演じたTVドラマも楽しかったが、武士役の方が東山には似合う。立ち姿、瞑目して端座する姿勢、太刀さばき、鷹揚たる物言い、全てが「もののふ」らしくて、男の私でさえ目が離せなくなる。ましてやジャニーズ好きの妻では、心奪われるのも致し方ないだろう・・。
「やっぱりヒガシはいいでしょう!」
必殺シリーズに出演した頃から、東山の侍姿の凛々しさに唸ってばかりいた妻だが、この映画で改めて彼の魅力に捕らえられたようだ。(とは言え、目下最大の関心事は、ファンミーティングの抽選の結果・・)
「映画はやっぱりいいねえ・・」
と伯母がしみじみ言った。
「年を取るとイヤなことも多いけど、こうやって映画に連れてきてもらえるんだから、丈夫でいなくちゃいけないね」
伯母は久しぶりに藤竜也が見られたのも嬉しかったようだ。
私は松原智恵子が元気そうなのがよかった・・。(脇にこれだけの役者を配せば、当然のごとく引き締まる)
私は取り立てて時代劇が好きなわけでもないが、日本の美しさ、日本人の心のゆかしさを見直すことができるのが、時代劇のよいところだと思う。
「俺たちもこういうゆったりした映画を面白いと思うような年になったんだなあ・・」
映画が終わって妻に言いながら、劇場をぐるりと見回したら、白髪頭ばかりが目立った。確かに、若い人たちにこの映画の良さを伝えるのは少々難しいかもしれない・・。
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