じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

自己顕示殺人

2008-11-24 21:07:50 | 事件
★ 厚生省元事務次官及びその家族をターゲットとした連続殺傷事件は、意外な結末を迎えた。今のところ政治的意図はなく、自己顕示欲とストーカーのような執念深さが生んだ犯罪のようだ。

★ テロには違いないが、実にやっかいなテロである。この手のテロは防ぎようがない。私達は、隣人が殺人鬼かもしれないと言う恐怖感の中で生活するハメになったのか。

★ 今回の容疑者をめぐっては不可解なことが多い。意味不明な動機、生活費の出所、なぜ厚生省の高級官僚をターゲットとしたのか、など。

★ 黒幕がいるのではないか、闇サイトで仕事を受けたのではないかなど憶測が募る。

★ それにしても、土浦、秋葉原、八王子、そして今回の事件と実に自己中心的な犯罪が相次いでいる。共通しているのは自己顕示の欲求。社会的コミュニケーション能力に欠けた人間が社会の中で孤立し、自分の能力に対する自己認識とおかれている境遇とのギャップの原因を社会や周りの人間に求め、見知らぬ人への暴行と言った手段によって自己充足させようとする。

★ 彼らにとって見れば、自分をこんなにしたことへの復讐なのだろうか。

★ まったくもって虚しい暴発。社会にとって極めて危険で、理不尽極まりない。精神的に歪んでいると言えばそれまでだが、犯罪の計画などは実に周到である。

★ 昔、「怪奇大作戦」という番組で「かまいたち」というストーリーがあった。社会の片隅に生きる孤独な青年が夜な夜な通り魔殺人を行うと言う内容だった。一言もセリフのない青年の冷淡な目だけが印象に残っている。

★ 暗い世相になったものだ。 
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