★ 最近、学習塾を対象とした高校の説明会が増えた。私立、公立を問わず、昔はほとんど無視されていた学習塾も今や「学習塾様」である。その背景には少子化や通学圏の拡大によって、少しでも優秀な生徒を確実に確保しておきたいと言う高校側の本音がある。一方、塾側も「学習塾様」と祭り上げられれば悪い気はしない。また、塾同士の競争が激化の一途をたどる中、レベルの高い学校の合格者を多く出すことによって、実績をアピールしたいという塾側の都合がある。以前なら、「情実入学」と言われかねないような、高校、塾、保護者の3者による事前の打ち合わせのようなものも実際には存在する。もちろん金銭のやり取りはないであろうが・・・。中学校での業者テストの利用はなくなったが、実際の私立高校の推薦入試では、一般会場で行われる業者テストの偏差値が考慮されることもある。業界内にいてもここまで癒着していていいのかなと思うこともあるが、これが今の現実である。この傾向はここ数年の間に顕著になってきた。
★ 塾業界も競争は益々過酷になってきた。昔のように一斉授業でバカ儲けなどとんでもない。少子化の中、パイを取り合っている現状である。すこしでもヘタをすればあっと言う間に客足は遠のいてしまう。保護者のほうも以前なら2,3年と長期的な視点で見守ってくれていたが、最近は半年、いや数ヶ月で結果を出さないと、クレームがつく。まだクレームがつくと良いほうで、プイとこなくなっておしまいである。塾の企業化、チェーン化も我々のような個人塾には脅威である。建物の環境や誰それが通っているということがブランドになったりする。昔ながらの熱血は時には逆効果でさえある。体罰まがいのことはもってのほかだが、熱心に遅くまで残すことも一部の特別な進学塾を除いてはむしろ敬遠される。
★ 親も子どもも変わってきたし、塾の形態も一斉授業で競わす形から、個別で対応する形へと変わってきた。
★ 高校の説明会に行くと会場には100名以上の塾の担当者が来ている。たくさん塾があるなぁ、いろいろな形態があるなぁ、と感心する。地元の本屋さんやCDショップが消えていくように、学習塾も栄枯盛衰の激しい業種になってきた。油断は禁物。かつてうなぎ上りで業績を伸ばしていた学習塾でさえ、アルバイト講師の許せない愚行により、その繁栄が一炊の夢になりかねない。隆盛の陰には必ず落とし穴がある。塾業界も一層気を引き締めていかないと、いつの日か、世の中から受け入れられなくなるかもしれない。
★ 塾業界も競争は益々過酷になってきた。昔のように一斉授業でバカ儲けなどとんでもない。少子化の中、パイを取り合っている現状である。すこしでもヘタをすればあっと言う間に客足は遠のいてしまう。保護者のほうも以前なら2,3年と長期的な視点で見守ってくれていたが、最近は半年、いや数ヶ月で結果を出さないと、クレームがつく。まだクレームがつくと良いほうで、プイとこなくなっておしまいである。塾の企業化、チェーン化も我々のような個人塾には脅威である。建物の環境や誰それが通っているということがブランドになったりする。昔ながらの熱血は時には逆効果でさえある。体罰まがいのことはもってのほかだが、熱心に遅くまで残すことも一部の特別な進学塾を除いてはむしろ敬遠される。
★ 親も子どもも変わってきたし、塾の形態も一斉授業で競わす形から、個別で対応する形へと変わってきた。
★ 高校の説明会に行くと会場には100名以上の塾の担当者が来ている。たくさん塾があるなぁ、いろいろな形態があるなぁ、と感心する。地元の本屋さんやCDショップが消えていくように、学習塾も栄枯盛衰の激しい業種になってきた。油断は禁物。かつてうなぎ上りで業績を伸ばしていた学習塾でさえ、アルバイト講師の許せない愚行により、その繁栄が一炊の夢になりかねない。隆盛の陰には必ず落とし穴がある。塾業界も一層気を引き締めていかないと、いつの日か、世の中から受け入れられなくなるかもしれない。