聖書を学ばれた方は「終わりの日」と聞けば(テモテ第二3:1)、1914年以降の時代であることを聖書預言の計算に基づき理解をされています。その1914年はイエス・キリストが天で神の王国の王として即位された日です(ダニエル7:13,14)。聖書を学ぶ人たちにとって1914年は、とても重要な意味を持つことを理解しています。では、どのようにして1914年以降が「終わりの日」と、聖書から計算することができるのでしょうか。
イエスは、ルカ21章24節の中で「エルサレムは諸国民の定められた時(異邦人の時)が満ちるまで、諸国民に踏みにじられる」と述べました。エルサレムはユダ国民の首都でした。つまりダビデ王の家系に属する歴代の王が支配を行なう座となってきました(詩編48:1,2)。では、イエスが述べたエルサレムは、「諸国民に踏みにじられる」ようになったのはいつでしょうか。それは西暦前607年に生じました。その年に、エルサレムはバビロニア人に征服され、「エホバの王座」は空位となり、ダビデの家系の王統は中断されました(歴代第一29:23.歴代第二25:1~26)。この西暦前607年がエルサレムが「諸国民に踏みにされる」年の起点とし、イエス・キリストが神の王国の王として即位する時まで計算します。神エホバの預言者エゼキエルを通して「法的権利を持の者(イエス・キリスト)が来るまで」、「諸国民が踏みにじる」ことが明らかにされていました(エゼキエル21:26,27.ルカ1:32,33)。
イエスはルカ21章24節で、異邦諸国民が支配するのは、「定められた時(異邦人の時)が満ちるまで」の期間であることを明らかにされました。その期間はダニエルの預言を通して「七つの時」であることが明らかにされました(ダニエル4:10~16)。
では七つの時はどのように計算するのでしょうか。啓示の書の12章6節と14節には三時半が「千二百六十日」と記されています。ですから「七つの時」は、三時半の2倍、つまり「2、520日間」続くことになります。民数記14章34節には「一年に対して一日」という記述があり、日を年に改めると「七つの時」は「2,520年」になります。
この2,520年を西暦前607年10月から数えると、異邦人の時は西暦1914年10月に終わりました。ですから、イエスの臨在とこの事物の体制の終わりの時・終わりの日は1914年に始まりました(マタイ24:13)。ですから、イエスの大預言の通り、1914年には第一次世界大戦が始まり、大きな地震が多くなり、食糧不足や疫病もそこからここえと多くなり、かつ不法が増し、大半の人々の愛が冷える中で、神の王国の良いたよりが240の国や地域で証しのために宣明され、預言が成就しています(マタイ24:4~14.ルカ21:11)。
私たちは、聖書の予告通り1914年以降の「終わりの日」に生活していることを自覚し、イエスの命じられた通り霊的に「ずっと見張り」、目覚め、神エホバのご意志を行なって「思慮深い人」として歩みたいものです(テモテ第二3:1.マタイ7:21、24,25;25:13)。
浴衣着の ご夫婦のあり 道の駅 今日の一句
庭に咲いている「唐綿」