バビロンのネブカドネザル王は、エルサレムに来て攻め囲み、イスラエルの民をバビロンに連れて行きました。その時、ネブカドネザル王は、廷臣に「容姿がよく、あらゆる知恵に対する洞察力を持ち、知識に通じ、知られた物事に対する識別力があり、王の宮殿に立つ能力を備えた子供たちを、(バビロンに)連れてくるように」と、指示しました。その子供たちの中にダニエル(ベルシャザル)、ハナニヤ(シャデラク)、ミシャエル(メシャク)、アザリア(アベデネゴ)がいました(ダニエル1:1~7)。ネブカドネザル王は、巨大な金の像を造り、その像に崇拝行為をしないなら、ダニエルたちを「炭火の燃える炉に投げ込む」と言い、「一体どんな神がわたしの手から救い出されるのか」と、脅かしました(ダニエル3:14,15)。
これに対しダニエル(シャデアラク)たちは、「ネブカドネザルよ、わたしたちはこの件(巨大な金の像を崇拝すること)でお返事申し上げる必要はありません。もしそうとあれば、わたしたちの仕えているわたしたちの神(エホバ)は、わたしたちを救い出すことがおできになります。火の燃える炉の中から、そしてあなたの手から、王よ、わたしたちを救い出してくださるのです。・・・あなたが立てた金の像をわたしたちは崇拝いたしません」と答えました(ダニエル3:16~18)。これに対し、ネブカドネザル王は激怒し、火の燃える炉をいつもより「七倍熱くするように」命じました。その火の燃える炉の中にダニエルたち3人が投げ込まれました。ダニエルたち3人は火の燃える炉に落ちました(ダニエル3:21~23)。
高位の王臣が火の燃える炉を確認すると、ダニエルたち3人の若者は、み使いに守られ、燃える火から何の害も受けていませんでした(ダニエル3:24,25)。その時、ネブカドネザル王は火の燃える炉の戸口に行き、ダニエルたちに「至高の神(エホバ)の僕たち、出て来てこちらへ来なさい」と、指示を出しました(ダニエル3:26)。ダニエルたちは炉から出ると、「頭の毛も焦げておらず、そのマントさえ少しも変化せず、火のにおいすら付いていなかった」のです(ダニエル3:27)。神エホバは、ダニエルたちが、救いを確信していたとおり、エホバ神はみ使いを遣わし、ダニエルたちを火の燃える炉から無傷で救出されたのです。ダニエルたち3人の若者の、神エホバへの全き信仰を見倣う人たちは幸いです。
秋の虫 大合唱の 夜半かな 今日の一句
かかりつけの医院の「多肉植物」