現在世界中の国や地域では、多くの言語が用いられています。現在、驚くことに世界で3,000ほどの言語が話されているようです。では、「言語」とは何でしょうか。「言語」は感情や考えを表現したりするための音声その他による手段のことです。さらに、「言語」は人間が情報を受けたり、蓄えたり、処理したり、伝達したりするための主要な手段ということができます。地球上のすべての被造物の中で、理知ある人間だけが、話し言葉を使う能力を持っていますが、「言語」は人間に源を発しているのではありません。人間を「神の像(かたち)」に創造し、人間に知恵を備えてくださった偉大な創造者エホバ神に源を発しています(出エジプト記4:11,12と比較)。しかし、人間は神エホバから出る教えではなく、独自の考えや世俗的な知識、経験を蓄積し、備えられた自由意志を誤用した結果、神エホバのご意志ではない言語を用い、人類社会に神エホバの愛・義に基づかない不一致をもたらし、しばしば闘争、騒乱を生み出して来ました。解決策はあるのでしょうか。
聖書の「ゼパニヤ書」には次のように記されています。
「その時わたし(エホバ)はもろもろの民に清い言語への変化を与える。それは、すべての者がエホバの名を呼び求め、肩を並べ仕えるためである」(ゼパニヤ3:9)。
上の聖句に示された、もろもろの民が「清い言語への変化」はどのように与えられるようになったのでしょうか。西暦33年のペンテコステの日に、エルサレムにいたイエスに弟子たちのクリスチャンたちに聖霊が注がれ、彼らは自分たちが一度も学んだり習ったことのない多くの言語で突然に話す能力が与えられました。これは、純粋で正直な心を持つ人たちを神エホバの言葉で啓発し、その真理の言葉で互いを固く結び合わせ、クリスチャンの一致を図る変化が与えられたのです(使徒2:1~21,37~42)。そのペンテコステ以来、神エホバとの契約の民は、多言語を用いる民となりました。しかし、言語の相違から生じる障害は克服されました。なぜなら、真のクリスチャンたちの思いは、神エホバ神の教えの真理という共通の清い言語で満たされたからです。真のクリスチャンたちは、神エホバとイエス・キリストにより教えられた神エホバの愛と義の目的をたたえながら、一致して清い言語を話し、こうしてゼパニヤ3:9で預言された言葉は成就したのです。
以来、クリスチャン会衆の成員は、話す言葉は「清い言語」でした。なぜなら、その言葉は、み言葉の真理を学ばない人々の話す悪意のある苦々しさ、怒り、憤り、わななきなどを表わす言葉や同様の口汚い言葉などのない、それに欺まん、卑わいな言葉、腐敗などのない清い言葉だからです(エフェソス4:29,31.ペテロ第一3:10)。今日も、真のクリスチャンたちは、真実な事と共に歓ぶ健全な言葉・清い言語で、偉大な創造者エホバ神をたたえ、とりわけ、イエスが弟子たちにご指示された通りに神の王国の良いたよりを世界中240の国や地域で、隣人を築き上げる言葉で証ししています(コリント第一13:6.マタイ24:14.テトス2:7,8.ヘブライ13:15、詩編51:15;109:30)。あなたも「清い言語への変化」を与えられた方のお一人であれば幸いです。
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道の駅 トマトや葉物 不足せり 今日の一句
庭に咲いている「カタバミ」