聖書を学ばれた方は、ご存じでいらっしゃいますが、現在の社会は「終わりの日の対処しにくい危機の時代」です(テモテ第二3:1~5)。ですから、邪悪な者とかたり(騙り)を働く者は増々悪に進み、人々を騙します(テモテ第二3:13)。また、堕落した生き方も蔓延しています。「堕落」とは、品行の修まらないこと、不健全になることです。ですから、堕落した生き方の人は、不公正を行ない、性の不道徳・姦淫・淫行やみだらな行い等々の神の王国を受け継がない「肉の業」を行ないます(ガラテア5:19~21)。そうした堕落した世にあっても健全な思いを抱き、日々の生活に適用されていらっしゃる方々は幸いです。
「健全な思い」はどこから学び培うことができるでしょうか。健全な思いは、み言葉・聖書を学び、その真理を知り、真理を愛することによって培う幸いな人のことです(詩編1:1~3)。健全な思いを抱く人は、神の王国を受け継がない「肉の業」を避け、神エホバから出る教えの実・霊の実の愛、喜び、平和、辛抱強さ、親切、善良、信仰(信仰とは、明白な論証、証拠に基づき、抱く期待、希望が保証されていること)、温和、自制の特質を培っています(ガラテア5:19~23)。聖書は健全な思いを抱き、生活に適用すべきことを次のように教えています。
「しかしあなた(真実の子テトス)は、健全な教えにかなった事柄をいつも語りなさい。年取った男子(成人の男性すべて)は習慣に節度を守り、まじめで、健全な思いを持ち、信仰と愛と忍耐の点で健全であるべきです。同じように年取った婦人(成年の婦人すべて)も恭しく振る舞い、人を中傷したり、大酒の奴隷となったりせず、良いことを教える者であるべきです。それは、彼女たちが若い婦人たちに、夫を愛し、子供を愛し、健全な思いを持ち、貞潔であり、家事にいそしみ、善良で、夫に服すべきことを銘記させ、こうして神(エホバ)の言葉があしざまに言われることのないようにするためです。
同じように、若い男子にも、健全な思いを持つように絶えず説き勧め、またあなた自身が、すべての事においてりっぱな業の手本となりなさい」(テトス2:1~7)。
健全な思いを抱き、日毎の生活に何を適用すべきかについて、上の聖句を熟読してくだされば、嬉しく存じます。さらに、聖書は次のように記し、諭しを与えてくださっています。「あらゆる人に救いをもたらす、神(エホバ)の過分のご親切があらわにされており、それがわたしたちに、不敬虔と世の欲望とを振り捨てるべきこと、また現存する事物の体制にあって健全な思いと義と敬虔な専心とをもって生活すべきことを諭しているのです」(テトス2:11,12)。
あなたも、健全な思いを抱き生活に適用している方のお一人であれば幸いです。
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