昨日はダニエルの預言に記された世界強国が、バビロニア、メディア・ペルシャ、ギリシャ、ローマと続き、最後は英米世界強国で、その終りの時には、「鉄と粘土」で象徴的に示されていた通り、政治的、経済的、人心においても分裂・分離した状態の時に「ひとつの石(神の王国)」が打ち砕くことをお伝え致しました(ダニエル2:32~43)。英米世界強国の「鉄と粘土」で表わされる終わりの時の事物の体制を神の王国がどのように終わらせるか、その神の王国が永遠に存続することをダニエルが、神エホバの霊感を受けて預言した内容が次のように記されています。
「そして、それらの王たち(英米世界強国の終わりの時の諸国家・事物の体制)の日に、天の神(エホバ)は、決して滅びることのないひとつの王国(神の王国)を立てられます。そして、その王国(神の王国)はほかのどんな民にも渡されることがありません。それ(神の王国)はこれらすべての王国(英米世界強国の終わりの時の諸国家・事物の体制)を打ち砕いて終わらせ、それ(神の王国)自体は定めのない時にまで続きます」(ダニエル2:44)。
上の聖句に示されている通り、英米世界強国の諸国家・事物の体制の日に、神の王国が、事物の体制を打ち砕いて終わらせ、神の王国が永遠に存続することが預言されています。聖書を学んでいない方々は、そのような預言が成就することはない、と、お考えになるかも知れません。しかし、ダニエルの預言が、英米世界強国の終わりの時は「鉄と粘土」で比喩表現した通り、終わりの時は政治的に分裂、分離している、と、記していた通り、現在そのことが生じているのではないでしょうか。預言の言葉通り、世界情勢は推移をしています。
イエス・キリストは1914年以降に生じる事物の体制の終結の複合的なしるしを大預言されましたが、その複合的なしるしもその通りに成就しています(マタイ24:3~14.ルカ21:10,11)。ペテロは神の王国が事物の体制を「打ち砕く」ものは、天に溜め置かれた火であり、その火が、事物の体制の諸要素(神エホバのご意志を学び守り行なわない組織、人々のすべて)を溶解し、終わりに至らせることを記しています(ペテロ第二3:7,10~13)。さらに、啓示の書(黙示録)には、神の王国の王イエスが、この事物の体制を「打ち砕く」様子が描写されています(啓示19章)。この事物の体制が神の王国によって打ち砕かれた後に、この地上の義の宿る新しい社会・楽園が回復し、エホバのご意志を行なった人々が、完全な平和を享受することができるのです(マタイ7:21.ペテロ第二3:13.啓示21:4,5)。ダニエルの預言はあなたにも、すべての人にも関わる、重大な預言です。イエスが教えられた通り、備えをする方のお一人であれば幸いです(マタイ24:44)。
帰り来て 庭のいちじく 取り入れる 今日の一句
かかりつけの医院の庭の「秋のバラ」