人間を、畏怖の念を起こさせるまで、くすしく、男性も女性も神の像(かたち)に創造してくださった偉大な創造者エホバ神は、どのような方なのでしょうか(詩編139:14.創世記1:26,27)。そのように思いを巡らしてくださった方々は幸いです。神エホバについて正しく知ることは、神エホバに近づく助けになります(ヤコブ4:8)。
今日紹介する「見よ、これがわたしたちの神である」という言葉はイザヤ25章9節に記されている言葉です。
ご自分が偉大な創造者エホバ神と会話をしているところを想像できますか。考えるだけで畏怖の念を覚えます。宇宙の主権者エホバから話しかけられたら、あなたは、一瞬とまどいますか。何とか返事をしますか。神エホバはあなたの言葉に耳を傾け、優しく答えてくださいます。その上、何でも気兼ねなく質問できるという気持ちにさせてくださいます。では、あなたたなら神エホバにどんな質問をなさいますか。
モーセはまさに神エホバに質問しました。モーセが神エホバに質問した内容は、あなたの名について何と言えばよいか、という内容です(出エジプト記3:13)。モーセは自分自身や自分の将来、あるいは人類の抱える問題に関して尋ねたのではありません。神の名前について尋ねたのです。それは、妙な質問と思われるかも知れません、というのは、モーセは神の固有の名エホバを既に知っていたからです。したがって、その質問には、深い意味があったに違いありません。実のところ、モーセが尋ねえた最も意義深い質問でした。それに対する神エホバの答えは、私たち全てに影響を及ぼします。神エホバに近づくための重要な一歩となるのです。どのようにでしょうか。では、その特異な会話に注目しましょう。
モーセはその時80歳でした。エジプトで奴隷となっている同胞のイスラエル人のもとを離れ、40年も亡命生活を続けていました。ある時、しゅうとの羊の番をして一時、奇妙な現象を目にしました。いばらの茂みが燃えていますが、燃え尽きてしまいません。ただずっと燃えつずけ、山腹でかがり火のように輝いているのです。モーセは調べようとして近づきます。するとその火の中から声が聞こえ、自分に話しかけて来ます。モーセはびっくりしたに違いありません。次いで、み使いを代弁者として、神エホバとモーセははばかりのない会話をします。そしてあなたもご存知の通り、神エホバはそこで、、ためらうモーセに、平穏な生活を後にしてエジプトに戻り、イスラエル人をエジプトの奴隷状態から救い出すという任務をお与えになりました(出エジプト記3:1~12)。
その時、モーセは神エホバに何でも質問できたはずです。では、モーセの選んだ質問に注目してください。「わたし(モーセ)が今イスラエルの子らのもとに行って、「あなたの父祖の神がわたしをあなた方のもとに遣わした」と言うとしても、「その方の名は何というのか」と彼らが言うとすれば、わたしはこれに何と言えばよいでしょうか」(出エジプト記3:13)。このモーセの質問にはどのような重要な意味があったのでしょうか。そのことは次回にお伝え致します。引き続きお読み下されば幸いです。
「参照資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行、「エホバに近づきなさい」誌。
甘き香の 優しく包む みかん畑 今日の一句
お訪ねした家の「エニシダの花」