皆様方も、生物の中で人間が優れた力(能力含む)を有していることについて熟考されたことがあるに違いありません。なぜ人間は優れた力を有しているのでしょうか。それは、私たちは「神の像(かたち)」に創造されているからです(創世記1:26,27)。
今日からは、創造し、保護し、回復させる、邪悪な者を処断する神エホバの力を証明する、聖書の記述を紹介致します。「力が強い」方であるエホバ神がご自分の「活動力」をどのようにお用いになるかを理解するとき、私たちの心は畏敬の念に満たされるでしょう(イザヤ42:26)。最初に、「神エホバは力の大いなる方である」ことについてお伝え致します。
神の預言者エリヤは以前にも、驚くべき光景を見たことがありました。人目を避けて暮らしていた時には、渡りがらすが毎日2回食物を運んで来てくれるのを見ました。また、長く続いた飢きんの間ずっと、二つの容器が麦粉と油を供給し続けて、決して空にならないのを経験しました。自分の祈りにこたえて空から火が降って来たのを見ました(列王第一17,18章)。しかし、エリヤは、次のようなことは一度も見たことがありませんでした。
ホレブ山の洞くつの入口近くでうずくまっていたエリヤは、目を見張るような一連の出来事を目撃しました。まず、風が吹きます。耳をろうするようなすさまじい音を立てる風であったに違いありません。山々を裂き、大岩を粉々にするほど強かったからです。次に地震が起き、地殻に封じ込められていた計り知れない力を解き放ちます。そして、火が生じ、辺りをなめ尽くします。エリヤは、焼けるような熱風を感じたことでしょう(列王第一19:8~12)。
エリヤが目撃したこれら様々な出来事すべては、一つの共通点がありました。いずれも神エホバの大いなる力の表明だったのです。言うまでもなく、神エホバがこの比類のない力の属性をお持ちであることは、奇跡を目撃しなくても分かります。この比類のない神エホバの力の属性は至る所に示されています。聖書は、創造物がエホバの「とこしえの力と神聖」の証拠となっている、と述べています(ローマ1:20)。雷雨の際の目もくらむ稲光や、辺りを揺るがす雷鳴について、また力強く流れ落ちるナイヤガラの荘厳な滝や、広大な宇宙や海や美しい星空について考えてみてください。あなたも、そうした神エホバの創造物に神の力が表れていることをお感じになるのではないでしょうか。しかし残念なことに、今日の世界で、偉大な創造者エホバ神の比類のない力を誠実に認める人は少数です。その力を正しく評価する人は、さらに少数です。とはいえ、神エホバのこの比類のない力の属性を理解するなら、神エホバに近づくべき多くの理由を知ることになります。引き続き神エホバの比類のない力について詳しくお伝え致します。
次回は、力はエホバの本質的な属性の一つについてお伝え致します。引き続き聖書の教えを親しんでくだされば幸いです。
「参照資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行、「エホバに近づきなさい」誌。
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