聖書を学ばれたことのない方々も、ダビデ王やその息子の賢王ソロモンについては、名前やある程度のことはご存知のことと思います。
ダビデ王が死ぬ目が近づいた時に、息子ソロンに教えた言葉が聖書の列王第一に次のように記されています。親の方々はダビデ王の模範に見倣うことが出来ます。
「ときに、ダビデの死ぬ日がしだいに近づいた。それで彼(ダビデ)はソロモンに命じて言った。「わたし(ダビデ)は地のすべての者の道(死が近づき墓場に)行こうとしている。あなた(ソロモン)は強くあって、男らしくありなさい。そして、あなた(ソロモン)はあなたの神エホバの道に歩み、モーセの律法に書いてあるところにしたがって、神(エホバ)の法令とおきてと司法上の定めと証しとを守ることにより、神(エホバ)に対する努めを守らなければならない。あなたのするあらゆることで、またあなた(ソロモン)の向かうあらゆるところで、慎重な行動をするためである。それは、エホバがわたし(ダビデ)に関して、「もし、あなた(ダビデ)の子らがその心をつくし、魂(命)をつくして、(神エホバの言葉の)真実をもってわたし(エホバ)の前を歩んで、その道に気を付けるなら、あなた(ダビデ)には、イスラエルの王座から断たれる人はいない」と言って話した、(神エホバの)ご自分の言葉を果たされるためである」(列王第一2:1~4)。
ダビデは息子ソロモンに命じた事柄は、①ダビデが少年の頃から行って来たように「強くあって、男らしくあるように」というものでした。ダビデは、神エホバのご意志を守り行ない、次の王として物事を順調に進めるためには、勇気を出し、強くあるように神エホバが、モーセの後継者ヨシュアを強めた言葉を理解していたものと考えられます(ヨシュア1:5~9)。②神エホバのご意志を学び守り行なうことは、神エホバへの王に選ばれる者の務めであること、③王として慎重に、つまり賢く行動しなければならないこと、④、神エホバがダビデに誓われた言葉を神エホバが果たされるためでること、をダビデは王の務めとして息子ソロモンに命じたのです。
このダビデ王の息子ソロモンに対する神エホバのご意志を命じた言葉によって、ソロモン王はエホバのご意志を守り行ない、賢王ソロモンとして、神エホバの知恵に溢れた歩みをしました。ソロモン王はエホバの祝福によって霊感を受け、箴言(しんげん)の一部、伝道の書、ソロモンの歌を書き記すことが出来ました。
現在の私たちも神エホバのご意志を守り行なう「思慮深い人」として歩むときに、豊かな祝福を受けます(マタイ7:21,24,25)。
あなたも、イエスの教えられた「思慮深い人」たちのお一人であれば幸いです。
置炬燵 どっかと座り テニス見る 今日の一句
ご近所の生垣の「山茶花」