イザヤの預言によるサマリアの清算の日は、西暦前７４０年に到来しました。その時、アッシリア人がサマリアの地を荒れ廃れさせ、独立国家としての北王国は消滅しました。ユダはどうでしょうか。ユダの地はこのあとアッシリアに侵略され、その後、首都がバビロンによって滅ぼされました。しかし、イザヤの存命中は、ユダの神殿と祭司職は機能しつづけ、ユダの預言者たちは神エホバの教えを語り続けました。ユダは、北の隣国が終焉を迎えようとしているからといって、ほくそえむべきでしょうか。断じてそうではありません。神エホバは、ユダ及びその指導者たち・祭司や預言者たちに対しても、神エホバへの不従順と信仰の欠如ゆえに、裁きをしようとしておられるのです。
イザヤはユダに向かって音信を語り、次のように告げています。
「祭司や預言者もぶどう酒のせいで堕落し、酒を飲んでよろめく。彼らは酒のせいで堕落し、ぶどう酒に酔って混乱し、酒の飲んでよろめく。幻を見て堕落し、間違った判断をする。彼らの食卓は吐いた物にまみれている。汚れてない所はない」（イザヤ２８：７，８）。
上の聖句に示されている内容は、何という指導者たちの嫌悪すべき状況でしょう。神エホバの家で文字通り酒に酔っているだけで十分に悪いことです。ところが、民の指導者である祭司と預言者たちは霊的に酔っています。神エホバに信頼を置くのではなく、人間との同盟を過信しているために、思いが曇らされて堕落しているのです。自らを欺き、実際的な道は同盟が実際的と思い込んでいます。神エホバの保護が足りなくなると考えて「間違った判断をする」のです。民の指導者たちは霊的な酩酊状態にあり、胸の悪くなるような汚れた言葉を吐き出し、神エホバへの信仰が甚だしく欠けていることを露呈しているのです。
神エホバのイ預言者ザヤを通した警告に、ユダの指導者たちはどのように反応するでしょうか。その内容は次回にお伝え致します。
アゲハ蝶 忙しく舞う 昼の庭 今日の一句
リビングに入り遊んでいた「シオカラトンボ」
－ 写真を撮った後、外に出してやりました －
