聖書には、サウル王はダビデに娘メラブを与えて、フィリスティア人にダビデを討たす考えを持っていたことが記されていました。サウルは王でありながら、ダビデの評判に誉を配することなく、心の悪い王だったことが分かります。引き続き聖書には、サウルの卑怯な思惑が次のように記されています。
「さて、サウルの娘ミカルはダビデを愛していた。サウルはそのことを人から聞き、好都合だと思った。そしてこう考えた。「彼(ダビデ)にミカルを与えて、わなにはめてやろう。フィリスティア人の手に掛るようにするだ」。サウルはダビデに再び、「あなたは今日、私(の娘ミカル)と結婚による同盟を結ぶ」と話した。それからサウルは家来たちに命じた。「命令されたとは言わずに、ダビデにこう告げよ。「王はあなたを気に入っていますし、家来たちもあなたを慕っています。ですから今、王(の娘ミカル)と結婚による同盟を結んではどうですか」」。サウルの家来たちがそう告げると、ダビデは言った。「皆さんは、王(の娘ミカル)と結婚による同盟を結ぶのは何でもないことだと思っているのですか。私は貧しくて身分の低い者なのに」。サウルの家来たちは王に、「ダビデはこれこれのことを話しました」と、言って報告した。」(サムエル記第一18:20~24)。
上の聖句に記されている通り、サウル王の娘ミカルがダビデを愛していることを知ると、今度はサウルは娘ミカルをダビデに与えて、わなにはめてやろう、と考えています。しかし、ダビデは、「私は貧しくて身分の低い者なのに」と、謙遜に王サウルの申し出を断っています。
引き続き聖書は王サウルのダビデを殺そうとしている策略が記されていますので、次回にお伝え致します。
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山茶花に 小雨静かに 降る日かな 今日の一句
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卓上の「バラの花」