20世紀の後半以降は科学技術や医療技術や情報技術は著しい進歩を遂げて来ました。しかしながら、皆様方もご承知の通り、この地上では多くの人々が極度の貧困による栄養失調と病気で亡くなっています。世界の一部の地域は経済が繁栄していますが、世界人口のかなりの人・約14億の人たちが非常な貧しさに苦しんでいます。さらに、貧困が原因で毎日2万5千人の子供が死亡していると報告されています。聖書は、貧困の問題・貧しい人の生活は後を絶たないと述べています(ヨハネ12:8)。加えて、絶えず戦争やテロがあり、暴虐が絶えず、人々は激痛を味わい、現在、EU特にドイツを目指し多くの難民が移動するニュースが報道されています(マタイ24:6~8)。
こうした「貧困」や「暴虐」に終止符を人間の政府は、もたらすことが出来るのでしょうか。残念なことですが、人間の諸政府は「貧困」や「暴虐」はなくすことが出来ません(エレミヤ10:23)。長い期間にわたって人間の歴史はそのことを明らかにして来ました。聖書は「貧困」や「暴虐」に終止符を打つのは「神の王国」であることを予告しています(ルカ4:43.ペテロ第二3:10~13.啓示21:1~5)。神エホバの公正・義を求め、世界の資源を公平に分配し、貧困の主な要因である戦争や不公正を根絶する力が必要です(マタイ6:33)。神エホバはそのような義の宿る「神の王国」・イエスを再び用いた世界政府を実現させると、予告しているのです(ダニエル2:44,45;7:13,14.ペテロ第二3:13)。皆様方は誰に信頼を置かれますか。
神エホバは、人類を支配するように、ご自分のみ子イエスを任命されました(詩編2:4~8)。イエスを王とする神の王国政府はすでに1914年に天に設立されています(啓示5:6~10;12:7、10)。しかし、その1914年以降、イエスが事物の体制の終結の複合的しるしを預言された通り、この地上では人々は激痛を味わう時期がしばらく続きます。それは悪魔サタンが自分の時の短いことを知って大暴れをするからです(マタイ24:3~12.ルカ21:8~13.啓示12:12)。
しかし、悲嘆しないでください。天に設立されている神の王国政府の王に任命されているイエス(イエスは贖いの死の後、天の父エホバのみもとに帰り、長い期間み父エホバの右に坐し、地上のエホバの民の大群衆を導いてこられている)によって、神エホバのご意志を行わない邪悪な者を断ち滅ぼし、貧しい人々を救い、虐げと暴虐を終わらせ、悲しみの涙を拭い去ってくださり、嘆きや叫びや苦痛は過去のものとなります(詩編37:9,10.箴言2:22.啓示16:14~16;18章~20:2.啓示21:4)。また、聖書の詩編には次の保証の預言の言葉も記されています。
「助けを叫び求める者、
また、苦しんでいる者や助け手のない者を
彼(イエス)が救い出すからです。
彼(イエス)は立場の低い者や貧しい者をふびんに思い、
貧しい者の魂(命)を救います。
彼(イエス)は虐げと暴虐から彼らの魂(命)を請け戻し、
彼らの血はその目に貴重なものとなります」(詩編72:12~14)。
イエスは、「平和の君」であると予告されている通り、間もなくこの地上に恒久的な「義の宿る」平和と安全をもたらします(ペテロ第二3:13)。その時、地上に残され、そこに住む人たちは皆、自分の家を持ち、自分の能力を存分に発揮し、やりがいのある仕事を楽しみ、十分の食物が得られることが保証されています(イザヤ9:6,8;65:21~23)。ですから、神の王国と神エホバの義をいつも第一に求める人たちは幸いです(マタイ6:33)。
「参考資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行、「ものみの塔」誌、2015年10月01日号、16P
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