岐阜県では非常事態宣言が出されている。前からの不要不急の外出は避けるようにとのお達しだが、年寄りにとって医者に行くほか(幸いおじさんは通わなければならない医者はない)は全てが不要不急ということになる。GDPのアップにほとんど貢献していないし、4月からは地域のニーズにも貢献していない。ただし、3密を避ければ良いのだから、山登りはまさにうってつけではないか。しかし、現地に行くのに車や公共交通機関を使わないといけないので、ここで少し「密」が発生する。まして、テント泊ともなれば一層「密」となる。このためか、多くの山行が中止となった。
一人で登るのであれば何も問題はない。ということ(?)で、今日は一人でまだ登っていなかった藤波谷ルートから小津権現山(1157.7m)に出かけた。実は昨年の11月に登ろうとしたが、このあたりは工事中で近づくことができなかった。登山口は、傾斜があり駐車スペースはないので、少し手前の空地(ここが正規の駐車地)に停めた。登山口には、平成22年に日本山岳協会の岐阜支部、岐阜県林政部(このあたりは県有林となっている)、ローソンなどが小津権現の森林(「もり」と呼ぶ)を作ったと書かれた案内板がある。
登山口
谷を渡ると、今にも崩れるようなトラバース道がある。巡視道(黒のプラスチックの階段)があるので、この上に鉄塔があるのがわかる。
鉄塔
鉄塔を過ぎると少し緩やかとなるが、それでも急な道が続く。残置の赤テープがあるが、登山道は枯れ葉で埋め尽くされており、必ずしも明瞭ではない。
1時間ばかりで林道と合流した。随分立派な林道だ(県有林のせい?)。
ここの網、どうして通過するのかすぐには分からなかったが、網をまくりあげて通過した
実はここまで一般車でも上がることができるようで、私の知人もこれを利用したと聞いている。ここからしばらくが「小津権現の森林」の現場のようだ。緑の旗がひらめいている。おまけに作業小屋が2カ所ある。要するにスギなどを伐採したあとに、落葉樹を植えたのがこの運動の内容のようだ。おまけにこの植えた木を食害から保護するためにまわりは網で囲まれている。
標識と山頂付近を望む
花房山を望む
このためいちいち網をくぐらなければならない。網をくぐると「ぬたば」が現れる。そして尾根の一番上でなく、そのすぐ下をトラバース気味に登っていく。一番上にはシャクナゲが群生しており、強烈なヤブとなっている。このトラバース道が若干わかりにくい。足跡を丹念に拾い、道を外さないように注意する。
最後の急登を過ぎるとやっと山頂に達する。山頂の小さな祠の真後ろに出てきた。既に山頂には二人の単独者がいた。すぐに男女二人の登山者も続く。いずれも小津からの登山者のようだ。能郷白山の雪も随分少なくなったが、白山はまだ真っ白。揖斐の街もぼんやりとは見えている。
いつもの小さな祠
白山と能郷白山
揖斐の街を望む
お昼には少し早いので、林道出会い付近まで下ることにし、山頂を後にする。林道には工事関係者?か車で上がってきた。藤橋付近の桜はいまだ満開のようだった。雨が降らないので、桜も長いこと楽しめているのだろう。
さて、今回藤波谷ルートを登った感想を最後に書いておく。小津からのルートに比べると魅力は劣る。植林された箇所が多く、落葉樹が少ないので新緑ばかりか紅葉も楽しめない。おまけに登山道は必ずしも明瞭でないので、このような道に慣れていないとたちまち不安になってしまう。私自身、もうこのルートからは登りたくないと感じた。
コースタイム 藤波谷登山口7:54→林道出会い9:00→山頂10:22→登山口12:22
一人で登るのであれば何も問題はない。ということ(?)で、今日は一人でまだ登っていなかった藤波谷ルートから小津権現山(1157.7m)に出かけた。実は昨年の11月に登ろうとしたが、このあたりは工事中で近づくことができなかった。登山口は、傾斜があり駐車スペースはないので、少し手前の空地(ここが正規の駐車地)に停めた。登山口には、平成22年に日本山岳協会の岐阜支部、岐阜県林政部(このあたりは県有林となっている)、ローソンなどが小津権現の森林(「もり」と呼ぶ)を作ったと書かれた案内板がある。
登山口
谷を渡ると、今にも崩れるようなトラバース道がある。巡視道(黒のプラスチックの階段)があるので、この上に鉄塔があるのがわかる。
鉄塔
鉄塔を過ぎると少し緩やかとなるが、それでも急な道が続く。残置の赤テープがあるが、登山道は枯れ葉で埋め尽くされており、必ずしも明瞭ではない。
1時間ばかりで林道と合流した。随分立派な林道だ(県有林のせい?)。
ここの網、どうして通過するのかすぐには分からなかったが、網をまくりあげて通過した
実はここまで一般車でも上がることができるようで、私の知人もこれを利用したと聞いている。ここからしばらくが「小津権現の森林」の現場のようだ。緑の旗がひらめいている。おまけに作業小屋が2カ所ある。要するにスギなどを伐採したあとに、落葉樹を植えたのがこの運動の内容のようだ。おまけにこの植えた木を食害から保護するためにまわりは網で囲まれている。
標識と山頂付近を望む
花房山を望む
このためいちいち網をくぐらなければならない。網をくぐると「ぬたば」が現れる。そして尾根の一番上でなく、そのすぐ下をトラバース気味に登っていく。一番上にはシャクナゲが群生しており、強烈なヤブとなっている。このトラバース道が若干わかりにくい。足跡を丹念に拾い、道を外さないように注意する。
最後の急登を過ぎるとやっと山頂に達する。山頂の小さな祠の真後ろに出てきた。既に山頂には二人の単独者がいた。すぐに男女二人の登山者も続く。いずれも小津からの登山者のようだ。能郷白山の雪も随分少なくなったが、白山はまだ真っ白。揖斐の街もぼんやりとは見えている。
いつもの小さな祠
白山と能郷白山
揖斐の街を望む
お昼には少し早いので、林道出会い付近まで下ることにし、山頂を後にする。林道には工事関係者?か車で上がってきた。藤橋付近の桜はいまだ満開のようだった。雨が降らないので、桜も長いこと楽しめているのだろう。
さて、今回藤波谷ルートを登った感想を最後に書いておく。小津からのルートに比べると魅力は劣る。植林された箇所が多く、落葉樹が少ないので新緑ばかりか紅葉も楽しめない。おまけに登山道は必ずしも明瞭でないので、このような道に慣れていないとたちまち不安になってしまう。私自身、もうこのルートからは登りたくないと感じた。
コースタイム 藤波谷登山口7:54→林道出会い9:00→山頂10:22→登山口12:22
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます