宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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新型コロナの政治的な ”治療薬・ワクチンは多様な民主主義” 世界の取り組みから (1)

2020年04月22日 | 未来社会へのプロセス

 今朝のWHOの新型コロナ情報では、世界全体の感染者数は2,560,504人、死亡者数は176,926人、回復者数679,793人です。日本は、感染者数11,543人、死亡者数283人、回復者数1,356人と発表されています。 私の住んでいる大和市の感染者も22人と増え続くています。感染の危機は身近になっています。

 世界の国々の医療的対策をはじめすべての経験、教訓を生かすことが日本でも強く求められていると思います。そうした中で、私が注目し続けているのが、政治的対応ー各国の民主主義的対策・取り組みです。

「しんぶん赤旗」22日付に、ベトナム、インド・ケララ州の対策・取り組みが紹介されています。

【ベトナム=井上歩 記者】

「ベトナムで21日午前『新たな感染者なし』の報告が5日連続を記録しました。23日にも社会・経済活動の制限を一部緩和する見通しです」

「ベトナムは2月初めの段階から早期発見・徹底隔離、先手を打つ活動制限などの政策を明確化。今月1日からは必要不可欠以外の活動の停止や在宅を強く要請する『社会隔離』を実施し、一部に発生した集団感染も徹底追跡して抑え込みました」

「21日までに約17万件を超えるPCR検査が実施されましたが、累計の感染者数268人で、8日以降の増加は17人のみ。16日朝に報告された1例以降、新たな感染者が出ていません。重症化する例もありましたが、懸命の治療で死者を出しておらず、215人がすでに回復しています」

「グエン・スアン・フック首相は20日、社会・経済活動を回復させる必要があるとしつつ、『(制限)緩和は徐々に行い、油断してはならない』と引き締めています。ベトナムでは現在も帰国者・接触者あわせて計約7万5000人が監督下での隔離(8割は自宅)を実施しています」

【インド・ケララ州の感染抑制】

「インドで新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、欧米の有力メディアが、『インド全土で増えているときに、ケララ州は抑えた』と同国のケララ州の取り組みを相次いで報じています。同州の現与党はインド共産党(マルクス主義)と左翼民主戦線。英BBCは同州の『強固な公的医療と草の根の民主主義』に注目して伝えています」

「人口3300万人の同州の新規感染確認は、4月に入り激減し、10日すぎから1桁が続いています。BBCは16日、『ケララ州は1月、インドで最初の感染が確認され、集団感染の発生場所となった。しかし、これまでで死者3人、感染確認370人余だ』と指摘」

その上で、『結局重要なのは、強固な公的医療と草の根の民主主義の文化だ。これが地域に働きかけ、厳密に接触者を追跡し、多くの人を隔離するのに役にたった共産主義者の政府は日々、豊富な情報を提供した』という専門家の声を紹介しました」

米紙ワシントン・ポストも10日、『他の6州がケララに助言を求めている』との話を伝えた後、『ケララの教訓をインドの他で再現するのは簡単ではない』と指摘。ケララ州は共産主義者が1950年代からたびたび政権を担い、計30年以上権力を握り、公教育と医療に投資してきた。ケララはインドで最も高い識字率と優良な公的医療を持つ』と強調しました」