宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

 科学的社会主義の立場から 「新型コロナウイルスに向き合う」

2020年04月25日 | 未来社会へのプロセス

 日本共産党は、「科学的社会主義を理論的な基礎とする」(規約第2条)ことを宣言して活動しています。この活動は、人類の発展の歴史を事実に基づいて考え、人類のあらゆる困難を科学的に解明し、未来をめざす実際の活動で試され、発展させられている科学的、そして政治的活動です。こうした活動を日常的に活かし、国民に情報を届け、国民の声を伝えているメディアが、「しんぶん赤旗」です。

 同時に、国民の各分野、広範な活動領域の動向を伝える上で現状には限界があります。是非、多くの方々の更なるご協力をお願いします。

「読売」25日付に、歌人、細胞生物学者(JT生命誌研究館館長)永田和宏さんのインタビュー記事が掲載されています。私も読ませていただきました。

 その一部を紹介させていただきます。

「新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだ終息の兆しを見せない。歌人で細胞生物学者の永田和宏さん(72)は、文学と科学の両面から生命の神秘に迫る取り組みを続けてきた。ウイルスとの向き合い方や歴史から学ぶべきことについて聞いた。(大阪文化部 浪川和子)

「― 人類の歴史から学ぶことはできますか」

「(永田氏)100年前に流行したスペイン風邪は、情報の隠蔽が感染を拡大させたといわれます。第1次世界大戦の戦場で広がったが、参戦国は戦局が不利になるのを恐れ、事実をひた隠しにして感染が拡大した。中立国スペインだけが情報を開示し、スペイン風邪と呼ばれるようになった」

新型コロナウイルスの場合、中国・武漢の医師が昨年末の時点で、警鐘を鳴らしたにもかかわらず、当局は『デマだ』として医師を処分した。あってはならないことで、情報開示がいかに大切かが分かります」

「ー人類はウイルスを克服できますか」

「(永田氏)我々の遺伝子にもウイルス由来のものがあります。例えば、胎盤が機能するのに必須のシンシチレンというたんぱく質はウイルスに由来します。人間は、ウイルスの助けを借りて子どもを産むということです。『ウイルスは敵』と思いがちですが、ウイルスの情報を自分の遺伝子の一部としてため込んでいるのが人間という存在」

「人間はウイルスとずっと共生してきた。ウイルスは撲滅しようとしても駄目で、いかに共生を図るか。ウイルスとの共生はいまだ道半ばかもしれません」

 壮大で長い人類の展望を考えると、いまの新型コロナウイルスの取り組み、たたかいの体験は必ず生かされるでしょう。