宮応かつゆきの日本改革ブログ

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多様性のある民主主義の一翼を担う「全国知事会」ー新型コロナ対策で次々提言」

2020年04月24日 | 未来社会へのプロセス

 女優の岡江久美子さんが昨日、新型コロナウイルスのため急逝されました。心から哀悼の意を表します。

 安倍政権は、「世界一の厚い支援」を自画自賛していますが、各国のコロナ対策のどんな情報に基づいて発言しているのでしょうか。欧米各国の対策は、労働者や中小企業、フリーランス、芸術関係者等への支援でも、医療崩壊を防ぐ対策でも規模や内容が桁違いのものです。

 こうしたなか、全国知事会は17日に続いて23日、「緊急低提言」を出し、安倍政権にいっそうの対策の強化を求めました。

「しんぶん赤旗」26日付「日曜版」には、飯泉嘉門(いいずみ・かもん)全国知事会会長(徳島県知事)のインタビュー記事が掲載されています。飯泉会長の発言の一部を紹介させていただきます。

「日本はいま、感染が拡大しています。なんとしてもさらなる感染拡大を防がなくてはならない重大な時期です」

「よく今回の新型コロナによる経済への打撃は、リーマン・ショック(2008年)を超えたといわれます。しかし、リーマン・ショックは金融システムのみの損傷でした。一方、新型コロナによる打撃は、リーマン・ショックと東日本大震災が同時に起きたものと認識しています」

「緊急提言では、『命を守るための医療提供体制の整備』も求めました。医療崩壊するとこのたたかいは終わります。それくらいの危機感をもっています。患者を死に至らしめないためには、重症者や中等症者を医療機関で適切に治療できるようにする、そのため軽症者は、ホテル等の宿泊施設で療養し、借り上げにかかる経費は、全額を国の責任で措置していただきたい」

「日々最前線でがんばっておられる医療従事者の方々には、本当に頭が下がります。ぜひ、ご家族にも、最大限の敬意を表していただきたいのです」

 そして、23日に出された、次ぎの「緊急提言」を紹介させていただきます。

【全国知事会の新型コロナに関する『緊急提言』の一部】(4月23日)「しんぶん赤旗」24日付より転載」

「3、命を守るための検査体制・医療提供体制の整備」

「(1)簡易検査キット、特効薬、ワクチンの早急な開発・実用化に向け、新薬研究を国を挙げて支援する。(2)医療現場等では感染防御等に必要な医療物資が十分に行き届かず、安心して診療に専念できないのが実情。国の責任で速やかに医療物資の調達・供給を進め、調達状況の情報を明らかにするとともに、技術的・人的な支援も含め、安心して医療を提供できる体制を進める]

「PCR検査を必要とする方が速やかに受診できるよう、不足している検査試薬や綿棒の調達・確保、受検機会の拡大等、国が責任をもって体制を整備する」

「(3)及び(4)略」

(5)診療報酬のさらなる増額を行う。空床確保に係る国庫補助について、単価の大幅引き上げや病棟単価での確保、感染症患者受け入れ体制確保のためにやむを得ず閉鎖する病棟および外来診療も対象とする」

「(6)及び(7)略」

 全国知事会の「提言」は、大変具体的で緊急性の高い内容です。

 大和市にも、早ければ来週中にもPCR検査センターが開設される予定となっています。