今日の花
椿 初嵐
初嵐(この椿を白玉と呼ぶこともあるそうです。蕾が円い白玉と言う別の品種もあるようです)10月頃から3月頃まで咲く椿でとても古い品種です。この時期に行われるお茶の炉開きにこの椿はよく使われてきたそうです。カミさんの友達のRさんが10月下旬から我が家に遊びに来ていたのですが炉開きがあるとのことで昨日帰られました。手土産に一枝差し上げればよかったのかなとも思いましたが向こうにもきっとあることでしょう。
山茶花
秋も深まり椿や山茶花が目につくようになりました。
南下するアサギマダラもこの大島ではほとんど見られなくなってきました。通過し終わったようです。今頃九州にいるのかそれとももっと先の沖縄・台湾まで行ったのか不思議な蝶ですね。私のマーキングした蝶もずっと南の方をとんでいると思いますがどこからも見たとの便りはまだありません。ただ、11月4日の私のブログへ「KY A102」と言う標識を探している検索がかかって来ています。誰かがどこかで私のマーキング蝶を見つけてネット検索をしたものと思います。何処のどなたでしょうね?気になります。
まあそれは良いとして、今日はとても面白い体験をしました。皆さん、石風呂と言うのをご存知ですか。日本流のサウナですが初めて体験してみました。昔は大島には各集落ごとにそれぞれたくさんあったらしいのですが壊れずに残っているのは少ししかありません。ましてや今でも使っているところは 今日私が入ってみた地家室の石風呂だけではないでしょうか。今月の3連休だった3日にも火入れがあってその時もお誘いを受けていたのですが見に行くことができませんでした。今回は大島に来ている修学旅行の生徒たちのに石風呂を体験させるために特別に火入れが行われたそうです。無理を言って私もそれに参加させていただきました。生徒たちに交じって石風呂の中にも入れてもらったのですがとても良い経験になりました。風呂の中で生徒たちと一緒に寝っころがっていろいろ話もできて本当に面白い体験でした。中で寝っころがっていると天井や床や周りからすべて熱が伝わってきます。一番熱いのはやはり天井で体を起こしてみると室内の上の方ほど暑いのがよくわかります。サウナと同じであっという間に体の芯まで温まります。それまで生徒たちが顔を赤くして汗を垂らしながら出てくるのを見ていましたが自分で入ってみるとなるほどとよくわかりました。石風呂というのは前日に火を入れて風呂を作っている石や岩を温めるのですが翌日室内が適温になるように火加減を調節するのはなかなか熟練を要するのではなかろうかと思いました。次に火入れをするときにもぜひ参加したいと思って世話人の方にお願いして帰りました。先日テレビを見ていると広島県での石風呂のことが紹介されていてその時に面白そうだなと思ったのがこんなにすぐ実現するとは思いませんでした。今回この催しに呼んでくださったFさんに感謝します。
今日の音楽 (らんらんさんより)
VERDI 「椿姫」 LA TRAVIATA より
Prelude...Dell'invito trascorsa...Libiamo ne'lieti calice
皆さん空のグラスで乾杯ですね。わたしは今お酒を飲まないので完敗です。
修学旅行生の 石風呂 体験
この石風呂は地家室の集落の上の方にあります。隣は御大師様の札所になっています。
顔を赤くした女生徒たちが石風呂から出てきました。
一度に5人づつが入っています。次に入るグループが前で待っています。
世話をしてくださっている役場の職員さん。
男の子たちはもう暑くもないのに川に入って遊んでいました。
次の番はこの女生徒たちです。
汗びっしょりで出てきます。
次々と這い出してきます。
交代で入って行きます。
みんな楽しそうですね。(今日は暗いところを撮るので新しく買った外付けフラッシュを使ってみました)
川の中に座り込んじゃって風邪ひくなよ。
御大師様のお堂
お世話してくださる方々
少し読みにくいかもしれませんが画面を拡大して読んでみてください。
修学旅行生は神奈川県から来たそうです。最近周防大島では全国から中学・高校の体験型修学旅行を受け入れています。私も生徒たちにみかんの話をしたりしたこともあります。
石風呂の火入れ
最後に昨日の火入れの様子を世話係のFさんが写真に撮ってくださったのでご紹介しましょう。準備をするところから写真に撮りたくて私は昨日も見に行く予定にしていたのですが都合が悪く行けませんでした。
相当な熱量ですね丸太の蒔きがかなり積み上げてあります。
下の川の中の石垣の間から煙が出ています。不思議だったので聴いてみました。石風呂の石組と下の石垣はつながっているそうです。
Fさん写真を提供してくださってありがとうございました。