曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

モンキアゲハがホワイトサポテに産卵

2014年08月29日 | 日記

今日の花

ホテイアオイの花はすがすがしくていいですね。でも増えすぎるといって一部では嫌われ者です。

 


 家のすぐ前の南津海畑の一角にホワイトサポテの木が植えてあります。ホワイトサポテと言っても知らない方が多いかと思いますがメキシコの原産で森のアイスクリームと言わりている白い果実のなる木です。日本ではその果実が売られているのを見たことがありません。日持ちがしないため輸入はほとんどされないそうです。友達に果実を頂いて食べたことがありますが柔らかくておいしいと思いました。それで我が家でも実を成らせようと思い何本か植えてあります。果実や木の姿ははみかん類とは似ても似つかない植物なのですが木はミカン科の植物なのです。日本には元来ない植物なのにアゲハの仲間が産卵するのは蝶にとってこの植物がミカン科だとわかるのでしょうね。ただ5月にカラスアゲハがこの木に産卵したので詳しく観察しましたが上手く育ちませんでした。今回モンキアゲハが産卵したのでもう一度ホワイトサポテの葉でモンキアゲハが育つかどうか見てみようと思っています。

 


モンキアゲハ がホワイトサポテの葉への産卵

 

 

 

次の日   オスがメスの跡をしつこく追いかけていました。モンキアゲハは雄と雌の模様の違いはほとんどなくて判別は難しいのですがこのアゲハの場合先頭を行くのがメスで時には後ろを数匹のオスが追いかける姿をよく見かけます。

 


ホワイトサポテの木に産卵が済むとネットの中の南津海の木に産卵したいらしくメスは入り口を探していました。オスはどこまでもついてゆきます。

ついにメスはネットの破れを見つけて畑の中に入って行きました。でも、オスは一瞬のことにメスを見失ったようでネットの外でうろうろしていました。   矢印の所をメスは飛んでいます。オスは失恋したようで悲しいですね。

 

 

メスもオスももうボロボロになりながらも子孫を残すことに必死です。秋の訪れを感じて焦っていることでしょう。