曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

いま、周防大島ではアサギマダラとフジバカマのブームです

2014年10月18日 | 日記

 この所、好天が続いています。大島では今日も抜けるような青空の元あちらでもこちらでもアサギマダラが乱舞しています。新聞やテレビでも報道されるので島の外からもアサギマダラをわざわざ見に来る方があります。私もじっとしておれず東和地区の外入(トノニュウと読みます)と地家室(ジカムロと読みます)にフジバカマ園を作っている方がいるので様子を見に伺いました。外入のKさんの所では自宅の前の畑に今年の春フジバカマを挿し木したというのですがお世話が良かったのでしょうみんな立派な株に成長していて見事な花園を作っていました。その畑におそらく数百のアサギマダラがやって来てみんな忙しく飛び交いながら吸蜜していました。私と園主さんで手分けをしてマーキング蝶を探しました。じっと止まっている蝶は書いてあるかないかはすぐ分かりますが動き回る蝶はなかなか見ても分からないので疲れます。それでも私が1頭見つけました。補虫網を持っていなかったので手で捕まえようとしたのですが逃げられてしまいました。でもその前に写真は撮ったのでマークは読み取ることができました。「スゲ」 8/24 JHA と書いてあり14日に見つけたものと同じ標識でした。栃木の長谷川さんが群馬県の菅沼で書かれたものに間違いありません。昨年も2頭大島にやって来たのですが今年も2頭やって来ました。素晴らしいですね。明日には報告しようと思っています。次に、山を越えて地家室へ行きました。ここには誰もいなくてアサギマダラたちはみんなのんびりと吸蜜に励んでいました。彼らの邪魔をしないようにマーキング蝶を探しましたがここでは見つけることができませんでした。蝶の数は先ほどの外入のフジバカマ園と変わらないほどいました。お昼を少し過ぎたのでそのまま帰りました。

午後はミカンの収穫に畑に出かけ、そのついでに私のフジバカマ園でマーキング蝶を探しました。私のフジバカマ園では私の書いたマーキング蝶がたくさん混じるのでなかなか見分けるのが面倒なのです。それでもいきなり「白山」マークの蝶を見つけました。すぐに左翅側から写真は撮ったのですが反対に回りこもうとしたら逃げられてしまいました。それで片面だけしか読み取ることができませんでした。標識は 白山  8/31 の文字しかわかりません。ただ珍しい書き方がしてあって 白山 の文字がアサギマダラの白い空欄に横に縦書きしてあってのです。この書き方はめったに見ないので誰の標識かわかるかもしれません。

今日はこの2頭だけでしたが、白山からの飛来は10月8日にもありましたので、ここからも2頭目です。

 


今日のマーク蝶


多少磨れ傷はあるもののきれいです。長谷川さん再捕獲おめでとうございます。

 

 

もう1頭は

白山の文字が縦書きです。このアサギマダラもとてもきれいです。

 

 


外入のKさん宅のフジバカマ園

園主さんですが、挿し木で一年でこんなに見事なフジバカマ園を作られたのには感心しました。

側の道を通る方たちが集まってきました。

 


地家室Fさんのフジバカマ園

人がいなかったのでみんな止まって吸蜜中でした。

飛び回る蝶はほとんどいないのですが数は沢山いました。

 

 


帰り道 峠の近くからの景色

三角に突き出た山が嵩山です。

 

午後のみかん畑からの景色

雲はほとんどなく快晴ですね。   青い空と海です。

 

これだけアサギマダラが沢山いるとなんだかマーキングの意欲がわきません。やって来たお客様に見せるため数頭だけ書きました。