今日の花
つばき
今日は一月振りで山の中で越冬しているアサギマダラの様子を観察に行ってきました。屋代の奥の方で標高250mから300mの谷間です。前回の調査は1月5日でしたが、その時は平年に比べて幼虫の数はかなり多いようでした。今回も同じ場所で同じキジョランを見て歩いたのですが、前回に比べてほとんど成長しておらず、すべて2齢幼虫でした。幼虫が小さいままなので鳥などの捕食動物から見つかりにくく数が減らなかったのかもしれません。1月と2月にはできるだけ若齢で過ごす方が春まで生き残る確率が高いように思います。今年の冬は暖冬なのにあまり生育が進んでいないのはなぜでしょうか。しかし越冬幼虫の生育パターンとしては理想的です。このままのペースで行けば4月末から5月初めに成虫になれるでしょう。理想的ですね。
山のキジョランで越冬するアサギマダラの幼虫
キジョランの小さな株に1匹だけ幼虫がいました。
この小さな株です。
少し大きい株には3匹いました。
このキジョランには10匹ついていました。この程度の株では全部の幼虫が育つのは無理でしょうね。
このように地面を這っているような株には春まで残る可能性が高いと思われます。
大きな株より小さに株の方が幼虫が残りやすいようです。
高い所の幼虫はほとんど鳥に捕食されるのでしょうね。