曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

越冬したアサギマダラ

2020年03月29日 | 日記

今日の花

エドヒガン  山桜の一種で古くから愛された桜です。園芸種のソメイヨシノは見事な花を咲かせますが樹の寿命は短くて一般には50~60年と言われています。それに比べてエドヒガンは1000年を越す古木があります。白い5枚の花弁にはほのかなピンクがさし、古の人々も愛でたであろうやさしい花姿ですね。

 


 春は近づいたかと思えばまた足踏みをして容易にやって来てはくれません。

一昨日2頭のアサギマダラが飼育室で羽化していましたが雨が降り気温も下がったので外に放つことが出来ませんでした。今日はようやく青空の良い天気に恵まれたので飼育小屋から出してやりました。なんだかおぼつかない飛び方でしたが空へ舞いあがり私の視線から消えてゆきました。これで一安心です。

待ちに待った桜の開花も徐々に進んでいます。今年の冬は暖冬であったので桜の開花は相当早かろうと思っていましたがなぜか平年並みでしたね。ソメイヨシノはまだちらほらと言ったところです。周りを海に囲まれた大島は冬は暖かいのですが春の訪れは遅いのです。今日のテレビのニュースでは東京の満開の桜に雪が積もっていましたね。例年こちらの満開は東京より1週間くらい遅れます。

桜好きの私は毎年桜の木を植えていますが今年は初めて自分で種から育てた桜を植えました。数年すると花が咲くと思いますがどんな花が咲くことでしょうね。楽しみです。

 


長い冬を生き延びたアサギマダラ

春まで生き延びることのできなかった個体もいます。

旅立つ前に砂糖水をしっかり飲ませます。

花の蜜も少し

達者でなー・・・・・

 

 

 


一昨年植えたエドヒガン

 

まだ3メートル足らずですが少しばかり花を付けました。一昨年京大生のK君と一緒に植えた桜の木です。彼は一昨年22歳でしたので50年後にこの桜の木を見に来るよう約束しました。50年後の桜の姿は私は見ることが出来ないので彼に託したのです。きっと見上げるほどの大木になって見事な花を咲かせていることでしょう。