曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

鹿児島からアサギマダラがやって来ました

2021年05月10日 | 日記

今日の柑橘

南津海の収穫    南津海の木には花と果実が一緒についています。みかん園はとてもいい香りです。

 


 今日もいい天気でしたね。爽やかに風薫る5月、緑の野山を蝶が舞う。
こんな日に鹿児島から蝶のお客さんが我が家にやって来ました。アサギマダラです。

SATA   YT14    4.8  のマークが翅に書かれていました。この文字を見ただけで私たちはこのチョウがどこからやって来たのかすぐわかるのです。すごいでしょう。
アサギマダラという蝶は春に北へ向かって飛んで行き、暑い夏場を高山の高い所や北日本で過ごして、秋に気温が下がり始めると冬を暖かい南の島々で過ごすため、南を目指して飛んでゆきます。
このようなアサギマダラの移動を調査する人たちのグループがあります。私もそのグループに参加しているのでマーキングの文字を見ただけでどこからやってきた蝶かわかるようになりました。

SATAは鹿児島県の佐多岬のサタですね。YT14はマーキングをされた方のイニシャルと14番目の蝶ということです。4.8は4月8日のことです。32日間かかって大島まで飛んできました。
明日外へ放つと、さらに北へ向かって飛んでゆくことでしょう。北海道までも飛んで行く蝶もいますから、このチョウもどこまで飛んでゆきますかね。

 


鹿児島から飛んできたアサギマダラ

 

 

この白い花はシマフジバカマと言って南の方の島などに自生している植物です。普通のフジバカマは秋の10月ごろ咲きますが(秋の七草のひとつ)このシマフジバカマは5~6月ごろ咲き
春のアサギマダラが好んで吸蜜をします。

 

 

その他の蝶 カバマダラ

その他 幼虫