「京都の旅」とか「京都へ行こう」と言うキャッチフレーズに乗って各地からたくさんの人たちが京都の町を訪れています。コロナが下火になった今、特に最近は外国からの旅行者が多いようです。そして桜の咲く季節の今は観光客の最も多い時期なのになぜ今京都に行くのとカミさんから白い目で見られますが、今回の旅の私たちは京都を発見しに行く普通の観光の旅人ではありません。生粋の京都人ほどではありませんが京都の町で学生時代を過ごしていますので春を楽しむのに何処へ行けばよいかある程度分かります。そして、観光と言っても人によって楽しみ方もいろいろですから、私たちのように人のあまり来ない穴場巡りをしても何の自慢にもなりませんよね。二ノ瀬白龍園の次は久々の法然院です。銀閣寺の少し南にあって東山のすそ野で静かな所です。お寺の建物は普段拝観はできませんが門から入り境内は自由に散策の出来る所です。そして春と秋に一週間ほど特別拝観として本堂などの建物も公開されます。そんなわけで観光客でごった返すようなことはありません。建物の中庭には3本の有名な椿の木が植えられています。五色散り椿・貴椿・花笠椿と呼ばれるツバキでかなり古いもののようです。春には寺の中いたるところに椿の花がなまめかしく飾られています。桜の花はほとんどありませんが椿の花が春を演じています。わたしはこんな雰囲気が好きで時々ここにやって来ます。
叡電の始発駅出町柳まで帰ってきました。
向こうは高野川の桜並木です。
加茂大橋が見えます。ここでタクシーを拾って今出川通りを京大の方へ行きます。
学生街の喫茶店は今も健在でした。
銀閣寺交差点も昔と変わりませんね。
タクシーは法然院の入り口まで連れて行ってくれました
藪椿がいいですね。
人影も少なく静かでした。
以前はあの門がいつも開いていたのに今日は閉じいました。
閉門ギリギリでしたが本堂に入ることができました。
裏のお庭です。桜の樹は良く見えませんが花びらがきれいですね。
静かなたたずまいです。普段の寺の暮らしが偲ばれます。
有名な三名椿です
五色散り椿
花笠椿
貴椿
ここの椿の花はいつも見事ですね。
街中に戻ってきました。
こうして一日目が終わりました。