曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今年の彼岸花 総集編

2021年09月26日 | 日記

今日の小鳥

キセキレイ  アサギマダラを見に行って駐車場に戻ると向こうから黄色い蝶がこちらへやって来ました。その飛んでいたキチョウが空中で突然消えたのです。地面を見るとキセキレイがキチョウを咥えているのが見えました。そしてあっという間に食べちゃいました。なんでも食べるのですね。驚きました。

 


 今年は秋の訪れが少し早かったのでしょうか、例年より早く咲いた彼岸花も今は終わりに近くなりました。花が枯れてやがて地面から葉が出てきます。そして冬の間緑の葉を茂らせて春も終わるころ葉は黄色く枯れて地上から無くなります。暑い夏を球根で眠り次の秋がやって来るお彼岸の頃にまた蕾を出し美しい花を見せてくれます。あんなに見事な花を咲かせ虫たちもひかれて吸蜜に寄って来るのに赤い彼岸花には種ができないのです。何のための花なのかと不思議に思いますよね。この品種は遺伝子が3倍体なので減数分裂ができなくて種を作ることができません。でもちゃんと種のできる彼岸花の品種もあります。我が家にある色の濃い黄色い彼岸花は立派な種ができます。昨年できた種を鉢に蒔いてみましたが果たして発芽してくれるでしょうか。芽が出るのを楽しみに待っています。

赤い彼岸花は昔中国から伝えられたという説があります。さっき触れましたように3倍体だから種ができないということですから、全国に広まっている彼岸花は日本に伝来したときの遺伝子のままですべて同じ遺伝子を持っているそうです。1000年以上生き続けていることになりますよね。動物の寿命は短いですが植物の中には数千年の命を持つものは珍しくありません。環境への適応力が強いのでしょうか。彼岸花は赤くて非常に目立つ花を持ったおかげで人間の手を借りて子孫をどんどん増やすことができました。新しい土地へも広がることができました。これほど目立つ花でなかったら広がることはできなかったかもしれませんね。

 


今年の彼岸花

これが種のできる彼岸花です。

 

 

アゲハチョウは彼岸花によくやって来ます。

 

我が家の庭の彼岸花

 

屋代ダム公園の彼岸花

 

帯石観音の彼岸花

 

夕日の丘の彼岸花

 

我が家の庭には開花時期が少し遅れるヒマラヤ原産の彼岸花もありますが、今回はお見せできません。

来年はピンクの彼岸花と紫色の彼岸花とが我が家の庭にやって来るかもしれません。楽しみです。

 

秋の夜は ブログ三昧寝が足りず。ということでほどほどにしましょう。おやすみなさい。


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