曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

夕日の丘の 桜と夕日

2017年02月06日 | 日記

今日の花

冬の薔薇  蕾の時に切り取って花瓶に挿していました。ここまで咲くのに2週間以上かかっています。

 


 立春の日、2月4日の写真最後のアップです。

夕日の丘で日が沈むのを待ちます。素敵な夕日のショーが見られるでしょうか。桜の花は上手く撮れるでしょうか。夜桜というのはありますが夕桜と言うのは聞いたことがありません。夕日と桜との組み合わせは無理な気がします。それでもみんなでやってみようとひたすらタイミングを待ちました。辺りは暗くなるばかりですから桜の花はフラッシュを焚かないと無理です。フラッシュ無しだと夕日の方に明るさが合うので桜の花はただの影になってしまいます。桜の花にフラッシュの光を当てて背景の夕焼けをなるべく自然なままに撮りたいのですがやはり全体としては不自然な写真になりました。技術力の無いアマちゃんにはしかたないですねー。

 


日が暮れてきました

 

 

 

桜の花をどう取り込むか・・・・・

やはり桜の花は昼間の光りの中で見る物ですね。どうしても不自然です。

 

西の空は雲に覆われているので夕日がのぞくかどうかわかりません。

雲間より光の筋が見えています

太陽が少し顔を出しました

一瞬海の上にまぶしい光の帯が現れました

夕日のショーは刻一刻と変わって行きます。そして同じ夕日を二度見ることはできません。

ここ夕日の丘から西を望むと大島と平郡島との間に海が開けています。その海の向こうは九州の国東半島が見えています。瀬戸内海ですから水平線を見ることはできません。今の時期には海の向こうの九州の山々に日が沈むのです。海の真ん中ですから一番いいところに日が沈む時期なのです。

 

もう一度桜を入れてみましょう

 

 

太陽は雲の中に隠れてしまいました

 

 

いろんな角度から夕日と桜を撮ろうと努力しています。

 

こうして春の一日目が終わりました。

 


春の先駆け 薄寒桜

2017年02月05日 | 日記

 立春の日の続きです。

夕日の丘に夕日を見に行こうと思って出かけましたが、丘についたのは4時半で夕日にはまだ1時間くらい早すぎました。現地で丘の管理をされているKさんとFさんに久し振りで出会ったので話が弾みました。10月にはほとんど毎日のようにここへアサギマダラを見に来ていましたがあんなに見事に咲いていたフジバカマも今は地面際からきれいに刈り取られて何もありません。秋まで草に覆われていた下の方の段々畑も今はきれいに整地されていて新しく植えられた桜の木がずいぶん大きくなっているのに驚きました。一昨年私の所からお嫁入りした薄寒桜も今年は少し花をつけて桜らしくなってきました。薄寒桜は3分咲きくらいです。みんなで夕日と桜の花をいっしょに撮ろうということで日暮れを待ちました。

薄寒桜の花は今流行りの河津桜ほど派手できれいではありませんが最も早く咲いて楚々とした美しさがあります。まだ植えて間の無い若木なので花着きも少ないのですがやがて大木になれば薄紅色の花は一面に着くようになります。日暮れ時までの間薄寒桜の花を楽しんでください。

 


一昨年我が家からここに引っ越した薄寒桜(興津の桜)

 

昨年の秋、10月15日の同じ所の風景です。薄寒桜の姿が分かりますか。

カメラの絞りを32まで絞ってみましたが半月はぼけていました。

まだ日は高いようです。

 

ここの畑には菜の花が播いてあります。一面黄色の海になるでしょう。アサギマダラの代わりにモンシロチョウやキチョウが舞うかもしれません。

石積みの段々畑にはいろんな桜の木が植えられています。もう5年もすれば見事な桜林となるでしょう。

春の桜だけでは物足りないと、秋にもこの夕日の丘を錦で飾ろうとイチョウやモミジも植えられています。

みなさん、四季折々の夕日を楽しみに来てください。

 

日が傾き海の色が黄金色になってきました。どうやって夕日の海と桜の花を撮るかみんなで考えました。

 

 

 

明日もこの続きを見てくださいね。 


立春の海

2017年02月04日 | 日記

今日の花

白い椿  白い椿はこの時期に風と寒さですぐ傷みます。珍しくきれいに開いた椿です。

 


 今日は立春ですね。天気は良いしこの時期にしては暖かくどこかへ行きたくなりました。仕事を早めに切り上げて外入へ夕日を見に行こうと思いつきました。途中しばらく海岸沿いに走ります。沖の岩に海鳥が数羽いるのが見えました。日はすでに西に傾いているので海はキラキラと輝いています。車を止めて海鳥にカメラを向けてみました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

百草園梅まつり/早春賦(武満徹)ギター版

 

今の時期にピッタリの曲ですね。


まさに春の海です

 

 

ちょうどいいタイミングでウミウが帰ってきました。

 

カモメも日に向かって一休みといったところです。

 

 

ウミウの羽乾し

 

 

明日は雨になるそうなので少し雲が多くなってきています。夕日を見るには程よい量の雲がある方が良いのですが日没の頃にはどうなるでしょう。

 


節分の日のみかん畑

2017年02月03日 | 日記

今日の花

カンアヤメ  寒い時期に庭の片隅でひっそり咲いています。よほど注意しないと気が付きません。

 


 今日は節分ですが私には何の行事も予定もありません。普通の一日でした。寒に入ってから毎日夕方暗くなる時間帯に聞こえていた寒行の太鼓の音が今日でお終いなんだと、季節の移ろいを感じました。明日から暦の上では春です。

 


みかん畑の防鳥ネットの中でヒヨドリを捕まえました

 皆さんは鳥を捕まえることはほとんどないでしょうね。私は仕事上野鳥との付き合いがありますのでいろんな鳥を捕まえることがあります。カラス・ヒヨドリが一番多いのですが珍しい鳥ではハイタカを2度つかまえたことがあります。どの鳥もみんな防鳥ネットの中に入ってきたものを外に出すためです。傷つけないようにそっと指を回してもちます。

少し指を緩めると逃げようとしてもがき始めます。

もう一息頑張れは逃げられそう

 

やったー!   

 

 

畑から文旦を持ち帰りました。

山本柑橘園の柑橘紹介ー8 としておきましょうか。

名前はまだありません。

以前紹介したチャンドラ ポメロと比較するとやや小ぶりで縦長の球形です。

この文旦としてはやや小ぶりで660gでした。

包丁で切り目を入れて剥きます。

面倒ですが中袋を開いて果肉だけ取り出します。

ありあわせの野菜と合わせてサラダとして食べます。オリーブオイルだけでもいいし、サラダ用のドレッシングでも合います。

この文旦は果汁が少なくてさじょうがしっかりしています。果肉を取り出すときベチャベチャしなくてまったく指が汚れません。

あまり甘くないのでいろんな料理の材料として使えそうです。

 


山本柑橘園の柑橘紹介ー7. あすみ

2017年02月02日 | 日記

今日の花

木瓜  いつ咲き始めたのか気が付いたらちらほらと咲いていました。

 


 今日は柑橘「あすみ」について紹介します。あすみは国の農業試験研究機関の農研機構から2012年に公表された柑橘の新しい育成品種です。

公開当初から食べて美味しい品種だなと感じていました。山本柑橘園では2014年に苗木を導入して試験栽培を始めましたが昨年初めて結実しました。今年の1月の初旬から試食していますが確かに味は良いと思います。果皮は比較的剥きやすく果肉もしっかりしているので果汁が出て手が汚れることもありません。中袋の柔らかさは中程度でそのまま食べることはできます。ただ種が少し入るようで気になりました。

このあすみは食べる果物としては美味しいのでとても優れた柑橘だと思いますが外観に問題があります。日本では果物は嗜好品として捉えられますので美味しいだけでなく見た目も美しいものが要求されます。特にお店では味よりも見た目の良さに重点が置かれているようで値段は見た目の良さに比例していることが多いのです。そのことを考えると、この「あすみ」はまったく不利です。あすみが熟する2月の初めになっても果皮の色に緑が部分的に残って全体がオレンジ色になりません。オレンジと緑のマーブル色になって素人目には未熟なみかんの様に感じられ一瞬見た目に美味しさは感じられません。ただお店に並べられただけでは試食販売かよほど詳しい説明がないかぎり、あすみの美味しさに気づいてもらうことはできないでしょう。その欠点を逆手にとって山本柑橘園ではあすみの特徴にしたいと思っています。デコポンにデコがあるように果皮の色がオレンジと緑のマーブル色と言うのは他にありませんからお客様に覚えていただく特徴としては良いのではないかと信じています。

見た目にきれいで素晴らしいけど食べてあまりおいしくない果物より、見た目はおいしそうでなくとも食べてびっくりするくらい美味しい果物の方を栽培者の私は選びます。「あすみ」はそんなみかんになるのではないでしょうか。

 


新しい柑橘 あすみ

2月2日収穫

色的には出初めの極早生みかん のようですね。

 

果皮はとても薄いです

さじょうがしっかりしています

時々種が入っています

 

成熟した種が3粒と不完全種子が4粒入っていました

 

甘さは申し分ありません。甘いだけでなく酸味とのバランスも良いと思います。 


梅の花とネコ

2017年02月01日 | 日記

今日の花

梅一輪一輪ほどの暖かさ   服部 嵐雪(庭の巻)   季節 冬

 


 2月になりました。2月は梅月と呼ばれることもあるそうです。我が家の庭の白梅もちらほらと咲き始めました。今年はまだ梅の写真を撮っていないことに気づきどの花にしようかと思案している所にネコがやって来ました。足元でしきりにニャーニャー鳴いていましたがかまわず写真を撮っていました。ふと気が付くと隣のモミジの木に登って来て私の顔の傍にいるではありませんか。この猫は木登りや高いところに上がるのが得意です。カメラは梅の花からネコの方に向きました。

 


木登りネコ