曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

スナビキソウとアサギマダラ

2018年05月07日 | 日記

 多数のアサギマダラが砂浜で乱舞する所を撮りたかったのですが、残念でした。

 


砂浜のアサギマダラ

 

ようやく1頭目を見つけました。

 

砂の中から吸っています。

 

まるで鳥が飛んでるようではありませんか

 

お疲れさまでした。


原発建設予定地 田の浦海岸へ

2018年05月06日 | 日記

 昨日の続きで、上関町長島の西の端までやって来ました。長島には珍しい平坦地があり元は水田があったようです。そして両端の岩場の間は白い砂浜が長く弧を描いています。とてもきれいな砂浜です。昔はきっと松原だったのかもしれません。その砂浜の南半分にスナビキソウが生えています。今の時期にスナビキソウの海岸はアサギマダラの天国となります。この日は多数のアサギマダラが海岸を乱舞しているものと期待してやってきたのです。ところが、砂浜に降りてもアサギマダラの姿は全く見えません。そんなはずはないと思いながら浜を歩いているとようやく1頭のアサギマダラが地面に降りてスナビキソウにとまっていました。それからしばらくすると山の方から2・3頭でてきましたが数十か数百のアサギマダラが舞っているのを期待していたのでがっかりでした。どうしてこんなに少ないのでしょうか。理由は分かりませんでしたがいないものは仕方がありません。数少ないアサギマダラをマーキングもしないで写真だけ撮って帰りました。

今日はたまたま数が少なかったものの、アサギマダラの楽園である田の浦海岸は埋めたてなどせず永久に残したいものです。

ここへ入るための道路には警備員さんがいて用地の方へ入らないように勧められます。中電の建設用地だけではなく私有地や公有地がまだ少しあるので侵入禁止にすることはできませんが、用事の無い人は入らないでくださいと言われます。私は何年もアサギマダラの調査に来ていますので警備員さんにすっかり覚えられていて腕章を見せると「ああ虫の人ですね」と通してくれます。でも警備の必要が無くなることを願いたいものです。

 


建設用地のある所に入ります。

 

ここが建設用地です

 

目的の海岸に出ました。ここまで来るともうアサギマダラがちらほら飛んでいてもよいのですが、今日は見当たりません。

海岸のごみの中からスナビキソウがのぞいています。

砂浜の南側にスナビキソウは沢山生えています。衰えている様子はありませんでした。

まだ成長は十分ではありませんが、いつも通りよく茂っていました。

 

真正面に見えるのが祝い島です。直線距離で2kmもあるかどうか、やはり怖いですね。

 

しばらくアサギマダラと遊んで帰途につきました。

周りは自然の豊かな森です。

 

 

 


上関町 長島へ行きました

2018年05月05日 | 日記

今日の花

シイの花 新緑も少し落ち着いてきましたが、山の中に鮮やかに黄色の樹木が目立ち始めました。椎の木が花を付けているのです。近くによるとすごいにおいを発しています。虫たちを呼び寄せるためでしょうね。

 


 大型連休も終わりに近づいてきました。天気予報では明日は崩れてくる予報なので、出かけるなら今日しかないかと思い上関町の原発建設予定地である(田の浦海岸)へ行ってきました。

今日は子供の日なので家族連れで釣りなどをしている人たちが多く見られました。そして、爽やかな五月の休日に自然豊かな上関町の長島にのどかな風景が広がっていました。私の今日の目的はアサギマダラの調査です。そのことはまた後日紹介することにして、今日は上関の美しい風景と豊な自然を紹介します。過疎の問題はありますがいつまでも残したい自然と風景です。来るたびに痛切に感じます。

 


上関町の風景

 

 

祝い島・八島への連絡船桟橋

道の駅 いつもここでお弁当を買います。

長島への橋

橋の上から見た海峡

子供を交えた釣り客

長島へ入ると一番奥の四代という集落まで行きました。

 

鳥の飛ぶ姿を見るとどうしても撮りたくなります。  アオサギとウミネコ

ウミネコの下には魚がたくさん見えます。

 

四代からさらに長島の島の端っこの田の浦海岸へ向かいます。海岸線はとても美しい所です。

この美しい風景と豊かな自然は誰のものでしょう。発電所の建設は一時的に人間社会を豊かにするかもしれませんが、地球の自然は一部の人間だけのものではないと思います。

 


アサギマダラと遊ぶ一日

2018年05月03日 | 日記

今日の花

ウマノスズクサ  この草はジャコウアゲハの食草です。林の中などに生えていて皆さんあまり見ることはないでしょうね。

 


 私の所では4月の末からアサギマダラの産卵が始まりました。数日たつので卵の様子を見にキジョランのあるレモン畑に行ってみました。するとアサギマダラが高い所を飛んでいるのが見えました。きっと産卵をしているものと、カメラを構えて待ちましたが、林の中は暗くてなかなかうまく撮れません。アサギマダラのメスは開けた明るい所は嫌いで、薄暗い林の中などを好みます。林の中を縫うようにして飛ぶので捕獲はできません。何枚か写真は撮れましたので翅の様子などもよくわかりましたが、おそらく遠く南の島からやってきたアサギマダラに違いありません。翅の一部は破損しています。それから、普通アサギマダラのメスは生まれてひと月くらいしないと成熟・交尾をしませんので、今日見たアサギマダラのメスが産卵をしているのは、3月中に生まれたものに違いありません。本州では3月に羽化することは無理ですから暖かい南の島で早くに生まれたアサギマダラに違いありません。

今日はキジョランの葉を調べてみたらずいぶんたくさんの卵が見つかりました。このメスだけでなくもっとたくさんのアサギマダラがやって来ているのでしょう。

午後には飼育小屋で生まれた雄のアサギマダラ3頭にマーキングをして外に放ちました。北の方まで無事に飛んでいってほしいものです。だれか見つけてください。

 


アサギマダラの産卵

キジョランの生えている林の中を飛び回ります。

 

 

 産卵が始まりました

翅はかなり破れています。

 

 

飼育小屋の生まれたばかりのオスにマーキング

 

菜の花で休んでいるアサギマダラを捕まえてマーキングをします。

大空高く飛んでゆきました。

 

 

3頭目

007です。

 

飼育小屋の中の蛹ですが、翅の模様がはっきりして来たので明日には羽化します。

 

 


5月です。南津海(なつみ)のシーズンになりました。

2018年05月01日 | 日記

今日の蝶

ナガサキアゲハの♂と♀  オスはホバリングしながらメスに求愛していますが、メスは吸密に一生懸命てオスは眼中にないようです。

 


 5月になりました。南津海の花が咲き始め、ようやく南津海の収穫時期がやって来ました。

今日は南津海を試験的に少しだけ収穫してみましたが、本格的に収穫するのはやはり来週からでしょう。花と果実が一緒に見られる柑橘は多くはありません。南津海は5月から7月頃まで食べられる超晩成型の柑橘です。汗ばむような季節に冷たく冷やした南津海を食べるのはまた格別です。

 

 


南津海の花と果実

 

 

少しだけ収穫してみました。

 

 

5月10日頃から販売が始まります。