ＣＤができたよ

　夕方、５時からテニスの予定。メールが来た。
「あんまり風が強いのでやめよう。」

　２時間、貴重な時間が空いた。やりかけのマスタリング、やるべし。
イコライジング、エンハサー、リミッターなど、視聴を繰り返し、設定完了。
説明書通りにやってるのに、最後の段階ができない。音が出ない。
マニュアルにはそれ以上の説明は無い。

　なんとなく、コレと思う操作をしてみた。　　ＯＫ、できた。
次の曲はうまくいかない。前の曲のマスタリング設定が呼び出せない。
これもなんとなく、できた。

　その次の曲は、また違う問題でうまくいかない。これもなんとなく、試行錯誤ののちクリヤー。

　やっとマスタリング、投了です。まいりました。
スカスカで、やたらドラムスの音がデカかったＭＤのテイクが、「聞ける」感じになりました。このハードディスクＭＴＲ、というより、ＷＩＮＤＯＷＳ以降のコンピュータ機器のすごいところは”なんとなく”でできてしまうところだ。マンマシーンインターフェイス。機械を扱う上で大事なのは想像力だ。

　要は、コンプレッサーなんです。小さい音を大きく、大きい音を小さくしてくれるんです。

　こういう作業は好きじゃなかった。だからこのＭＴＲも３年寝太郎。
安物のサバも、お高い鯛も塩焼きが一番うまい。素材の味が一番。しからば、フランス料理におけるソース文化をなんとしょう。
　
　”エバラ焼き肉のたれ”は安い肉をいかにおいしく食べるかをテーマに開発したらしい。

　音にも、素材の味だけじゃない楽しみがあることを知りました。
いろんなことやってみよう。