快風丸

俺の船に乗らないか。

水菜と豚と味噌

2010-10-17 23:25:33 | Weblog
 ちょっと前に飛騨のお土産屋で、朴葉味噌を買って帰った。
フライパン、葉っぱの上に甘い味付け味噌、で、肉とか、きのことか、入れました。
”お好みで、バター、ピーナッツ...”
すごくおいしかったです。

 では、アレンジします。
豚は、カレー用、角切り。安かったものですから。

 で、味噌を料理酒で溶いて、バター、にんにく、砕いたカシューナッツ、そしてベランダで
育った水菜。



 これはもう、カヴァーヴァージョンです。
全く違う食べ物です。朴葉味噌は、味噌メインですが、ここではあくまでも調味料として、
押さえた感じにしてみました。

 いいちこ、かぼす、ソーダ。
かみしめてから、ゴクッといきました。

ピザストリート

2010-10-13 23:03:15 | Weblog
 ”ピザ通り”ではありません。

 さて、ルッコラが育ったら、ピザを焼こうと決めてました。

10/10、体育の日、さすが晴れの特異日。天気よし。
8月の終わりに植えたのが、いい感じに育ってます。前回は、アブラ虫被害で全滅。
今回は、10倍希釈の酢スプレーで対策。違う虫が多少食ってますけど、おおむねOK。
収穫します。
 
 10/11、うれしはずかし、初めての粉からこねるピザを作ります。
ネットでレシピ検索。いっぱいある。
「ピザが食べたいと思ってから20分後に食べれるレシピ」
これだ。

 強力粉、塩、砂糖、オリーブオイル、ぬるま湯。粉っぽくなくなるまでこねる、とのこと。
イースト菌も使わない、発酵もさせない。
簡単じゃねーかよ。

 

 少しづつぬるま湯を混ぜてボールの中でこねる。こねる。ここねる。こねねる。こねるる。
10分こねる。

 初めてでもね、なんか失敗したってわかるのね。どこがってのがわからないけど。
もう、捨てちゃって、フランテで出来合いの生地を買ってこよう。

 なんか、ダマダマで、ぜんぜんピザ生地っぽくない。初めてでもわかる。

でも、悔しいじゃん。昨日、「アンヴィル」観たじゃん。あきらめたらダメじゃん。

 気を取り直して、こねる。ここねる。こここねる。
ここここここここここねねねねねるるるるるる。

 そう、体育の日、Pizza + Athlelteでピザストリートです。
なんとか、汗かきながら、ボールを押さえる左手も、こねる右手も限界まで追い込みました。

 さ、麺棒で伸ばすぞ。
しかし、ぬるま湯を入れすぎたか、打ち粉振ってもくっついちゃってダメだ。



 やっぱ、フランテで買ってくるか。


 
 結局、クッキングシートの上で手延べする。クッキングシートすごい。このベタベタ物質もくっつかない。

 ソースは、トマトピューレ、オリーブ油、塩、コショウ、ドライパセリ、オレガノ。 ちょっと辛いので、アレンジします。すりおろし玉ねぎ、にんにく。これは絶品。

 

 塗って、トッピング、チーズ。こんな感じ。



 オープンへ。



 2時間かかりました。
発酵させてないので、生地がチヂミっぽい。新しい食感のピザだ。家族にも好評。

 失敗を恐れないこと、あきらめないことを教えてくれた、ルッコラとピザに、メルシャンワインで乾杯。
 

やすみ

2010-10-12 00:02:36 | Weblog
 日曜日の朝、最高の目覚めは、いつもと同じ、テレビのスゥィッチをオン。
「遠くへ行きたい」。もうすでに日本の観光地は遠くではない。
 
それでもこの日曜の空気が好きだ。
趣味の園芸ビギナーズ、日曜美術館。

 少し早起きをした。
そして、とても無駄な時間を過ごして、10時に朝ご飯。
 この感じが休日なんだよ。

 バラの育て方、夏の花は咲かしちゃダメだそうだ。負担が大きいのだそうだ。
あえて、炎天下で、咲かせてみたが、花はちっちゃいし、色も悪く、なるほど
と手を打ったものだった。

 そして、やっときた秋。
野菜の価格がとんでもないことになってますよ、奥さん。
 しかし、ミニバラはがんばって、カッコいい赤い花を咲かせました。



 玄関のスゥィッチのところに手芸用テグスで吊ってみました。

アンヴィル

2010-10-11 01:04:02 | Weblog
  

 さっき、DVDを返却してきました。

「アンヴィル」

 80年代に人気を博し、実力はありながらも、売れなかった、しかし30年、
バンドを続けているへヴィメタバンドのドキュメンタリーです。

 なんか、そう聞くとつまらなそうでしょ。
これが意に反して、とても面白かったです。感動しました。

 写真、向かって右の人がボーカルのリップス氏。へヴィメタのボーカルっちゅうと
そこそこクレイジーだろうとタカをくくってましたが、いろんな意味で、この人はまとも。
それが、このドキュメンタリーをエンターテイメントとして成立させているのです。

 いろんな人とのかかわりの中で、生きている今、何をすべきなのか。

 ドキュメンタリーでありながら、大人のおとぎ話でもある。
音楽とか興味無くても、楽しめる映画です。

ねこばなし

2010-10-07 22:31:16 | Weblog
 会社帰り道に、気になるバーができまして。
こぢんまりと、たたずまいがよろしくて、ふと立ち寄ってみた次第です。



 ”飛び猫亭”

猫が好きなもので。

 若いマスターは、飲み物の知識も豊富で、客といい感じの距離感を保てる感じ。

「店名の由来は?」

 絵本からとのこと。

 
 ヘェーと思ったのが、去年の春。

で、先日、帰省した折、実家にありました。
村上春樹訳、「空飛び猫」。



 面白かったです。

 絵本なんですけど、絵本って子供の楽しみだけじゃないですよ。
大人の観賞に耐えうる絵本、いっぱいあります。

 いろんな絵本がありますが、私が楽しめるのは、物語として完成していないものです。

 絵と語り口が面白いものです。だいたい、2~3ページめくればわかります。
起承転結の無い、教訓のない、啓蒙的でない、説教臭くない、勧善懲悪でない、
そういった絵本は、子供向けと思うとなんとも物足りない感じがするのですが、
その分、イメージに広がりがあるのです。
さらなる想像を呼び起こすのです。

 お話がイメージを固定しないのです。
そういうのが、いっぱいありますよ。

 絵本、楽しいです。

和製えせカクテル

2010-10-04 22:45:49 | Weblog
 ライム。
これがくせもの。

 サントリーのカクテルの素、みたいなので、ライム、覚えている。
忘れもしない。絵にかいたようなライムグリーンの液体が、中学生の僕の自宅の冷蔵庫
の奥で怪しく光っていたんだ。
 パパのまねをして、サントリーGINで割ってみた。

 なんか人工的な甘みと、本物のライムなんか見たこともなくても、バスクリンよりも
鮮やかな色のグリーンの刺激で、少年は、好奇心の海へと沈んでいったのでした。



 ときどき、会社の帰りに、スーパーをうろうろ。
発見、懐かしい気がして、買ってみました。

            

 これで割ってみました。

         

 美しい。そしておいしい。人工的な甘みじゃなくて、リアルな”ライム”の感じ。
サントリーじゃない。「ポッカ」製です。さすが、ポッカレモンのポッカやね。
ウソのライムなんだけど、ホンモノっぽいライムの感じ。

 しかし、私が求めるライムは、これじゃない。もっとグリーンで、もっとウソっぽいライムだ。もっと悪いライムなんだ。とってつけたような、おためごかしのヤツなんだ。

 さあ、さがしに行くのだ。

あの日、キミがついたウソに、もう一度だけ、だまされてみたい。

ねぇ買っておくれよ

2010-10-04 00:22:18 | Weblog
 豊前市の道の駅にて。
どういうわけか、ここはマーケティング的に成功しているらしい。
あまり商売上手な土地柄ではない。
 
 農産物、海産物など。去年来た時よりも商品、客ともにずいぶん増えている。

 で、ちょっと怪しい露店も出ている。

 そんなん、誰が買うの?

 従って、店主も手持無沙汰にその辺を行ったり来たり。
面白いの発見。買いはしないが、写真を撮りたい。
 店主はうろちょろしてるが、そんな遠くへは行かない。
撮っていいか聞いて、断られたらアウトなので、さりげなくチャンスをうかがう。
かえって挙動不審だ。

 チャンス。

            

 あたし、アマゾンの地、南米、ブラジル生まれね。
悪い人に連れてこられたの。都会はイヤ。サンパウロも東京も福岡も同じね。

 男のヒト、最初はみんなやさしいね。でもときどきコワいね。
お金、稼げなくなったらサヨナラね。

 昨日、小倉のスナックにいたね。でも逃げてきたの。

 夜の街はもうイヤね。ここは明るくていいわ。よく働くね、おいしいもの作るね。

 誰か買っておくれよ。


 

人生初の一等賞

2010-10-02 23:13:31 | Weblog
 小学校の運動会。
小4の息子は徒競走で1等賞。
かけっこ得意じゃないと思ってたけど。

いつもは、あまり物事に一生懸命にならないのに、今年は意欲的だった。
「たぶん一番になれる。」

 聞けば、前日にも公園で友達とスタートの練習をしたそうだ。

 先行逃げ切りで圧倒的な勝利。
開口一番、
「けっこう差がついてた?」

 前しか見てなかったからとのこと。
勝ったものにしか分からない気持ちを手に入れたのだな。
 望遠200mmでファインダー越しに、感動しましたよ。

      

 あれは、僕が中3の秋のことでした。
運動会を直前に控えたまだ日差しの強い9月のことでした。
組み体操の練習。もうお昼前、だいぶ消耗していたのだろう。

 二人が向かい合ってお互いの肩に手を置く。僕はその土台の上に立ち、両手を広げる。
どうも、上で立ちくらみを起こしたらしい。気がつけば、友達や先生が上から覗き込んでいる。

 立った状態の肩の高さから落ちた、顔から行ったようで、擦り傷が。
踏み板に乗せられ、軽トラの荷台にゆられて近くの病院へ。意識もはっきりしていたし、
元気だった。念のため、1日入院。後日、脳波の検査も問題なし。

 運動会は見学にした。
翌年、高校生になった僕は風のうわさで聞いたんだ。

「あの中学、今年から組み体操、無くなった。」

 僕のせいじゃないよね。違うよね。