カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「VFX」を初体験しました

2009年09月14日 | 日々のこと・・・
VFX(ブイエフエックス、視覚効果)とは
Visual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の略で
映画や特撮ドラマで現実には見ることのできない画面効果を
実現するための技術のことを指します。

撮影現場での効果をSFX(Special Effects、特殊効果)と呼ぶのに対し
撮影後に付け加えられる効果をVFX(視覚効果)と呼びます。

現在の映画では、必ず使われている技術です。
それの制作課程を見せて頂きました。


見せて下さった方は、実際に数々の邦画や
長渕剛やGLAYのコンサート等を手がけてらっしゃるクリエーターの方
映画大好き人間の私は超ワクワクしました。

昨年劇場上映された「東京大空襲」の「ワン・シーン」を使用しました。

橋の上にいる群集が炎に包まれる、というシーンです。
これは、実写では絶対に撮れないシーンです。

先ず、PCに実写を取り込み、それを何回も何回も繰り返し編集します
そして最後にそこに炎を入れます。
簡単に言ってしまえばこれだけなのですが、実際はとても難しい作業です。

取り込むだけでなく、色彩・明暗・バランスetc・・・
全てに微調整をします。

PC苦手の私には、気の遠くなるような気がしました。
そのプロの方でも
このシーンを真剣に作ろうと思ったら、丸一日かかる、とおっしゃってました。


膨大な時間と根気の要る作業です。

映画は「撮影」より「編集」の方が大変
という事は良く耳にします。

エンドロールにズラズラ~と並ぶ、クリエーターの方々の名前
現場に携わってる人の数も凄い人数ですけど
編集の人の方がもっと多いかもしれません。


クリエーターという仕事は
その分野の知識・技術のみならず
多方面へ常にアンテナを張ってないと勤まらない職業だと思いました。

それは、「ピアノ教師」でも全く同じですね☆

中々味う事の出来ない貴重な体験が出来ました。

コメント
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