いろいろな「音色」で・・・

ピアノ教室ではありますが、時として生徒さんには別の楽器の音色を使用して弾いてもらっています。

例えば・・・

「バッハ」の曲の時には、当時の楽器である
「クラヴィコード」や「チェンバロ」の音で
又、「四声」の曲には「コーラス」の声で、等です。

これは、とても判り易く、生徒さん達も大変喜びます。

Ｓちゃんは、今「星に願いを」を練習中です。

Ｓちゃんは、４年生ですが、すでに「受験」モードに入っていて
自宅練習は一週間で３０分ぐらいしか取れません。
当然、教室に来て「練習」するようになってしまいます。

こうゆう生徒さんの場合は、お教室で「弾ける」ようにしてあげなければなりません。
繰り返し弾く必要があります。
そんな時威力を発揮するのが、この「色々な音で弾く」事です。

この「星に願いを」は特にイメージの沸き易い曲です。

「ストリング」で「クラシック風」に弾くのは勿論
「チェロ」１本でもとても素敵です。
「木管系」で「素朴」に弾くのもいいし
「金管系」でジャズ風に弾くのもとってもおしゃれ。

Ｓちゃんは、非常に興味を示して
色々な音色で何度も繰り返し弾いてました。
そして、気がついたら、ピアノでも弾けてました。

ピアノ一本でしたら、こうはいかなかったと思います。

ピアノ教室ですので、あくまでもメインはピアノです。
でも、「読譜」に苦労している時はこの方法は効力を発揮します。

昨今「電子ピアノ」のご家庭が非常に増えて来ました。
「電子ピアノ」ですから、色々な音が内蔵されていると思います。
せっかくそうゆう機能があるのですから
たまには、違う音で弾いてみるのはいかがですか？

先ず、お母様が弾いてみて「この音素敵～☆」とか言って下さったら、きっとお子さんも興味を示されると思います。