カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

♪みんな燃えてます♪

2009年09月12日 | 「レッスン日記」
発表会の練習も「佳境」に入って来ました。

昨日も時間が取れたので
「補講レッスンに来てくださ~い」とのメールをいっせい送信したら
ほぼ全員から「伺います!」との返信を頂け
とっても嬉しかったです。


概ね仕上がり、暗譜も出来てます。
でも、「こ・こ・か・ら」です。

小さい生徒さんには、お辞儀の仕方も含め細かく指示を与えます。
曲のイメージ作りに「お話し」も作ります。
楽譜に自分の物語の「絵」を描く子もいます。

ちょっと大きい生徒さんとは、二人で相談します。

「ここはfと書いてあるけどPの方がいいと思わない?」とか
「ここスラーだけどスタッカートにしてみようか?」とかetc・・・
ああでもない、こうでもない、と言いながら曲を作って行きます。

楽譜には、無数の書き込みが入り
「これ、他の人が見たら訳わかんないだろうね~」なんて言いながら
「楽譜」というより、一枚の「絵」のようになった「努力の結晶」を
生徒さんと感慨深く眺めたりしてます。

私は「指揮者」であり「演出家(監督)」であり「コーディネーター」であり・・・
自分の「五感」をフル回転させてます。とっても楽しいです。


少し前まで、中々思うように弾けず、悪戦苦闘し
「こんなはずじゃなかったのに」と意気消沈してた生徒さん達も
私の、「あの手この手戦略(?)」に上手く乗っかってくれて(笑)
なんとか「光明」が見えて来ました。

本当に、何事も「諦め」はいけませんよね
「なせばなる何事も!」です。

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研究会「連弾」

2009年09月11日 | 講座で勉強したこと
東京での「研究会」の定例会に行って来ました。
今日のテーマは「連弾」
丁度さいたまの「勉強会」で扱ってるテーマですので、会場にはお仲間の先生達も沢山いらしていて
都内の先生が、「本当にさいたまの先生方は熱心ね」と驚かれていました。

今日の講師は「春畑セロリ」先生。
春畑先生は「ブルグミューラー」の新訂本を出され、その使い方の良さから爆発的にヒットして
編曲者として、又作曲者として、絶大な人気をほこってる先生です。

最近は「連弾」の本を精力的に出され、その斬新なアレンジにいつも驚かされています。

今日は、ベートーヴェンの曲が中心でしたが
使用したテキストの題名も「揺れる瞳のエリーゼ」や「泣かせてよルードヴィヒ」等…とても素敵なネーミーグで
題名を見ただけで弾いてみたくなります。


連弾をレッスンに取り入れるメリットも色々お話しして下さいました。

「ソロ」では中々体感出来ない事…「呼吸」や「フレーズ」感を、二人以上で合わせる事により、その必要性を認識出来
それが「ソロ」の演奏にも生かせる事が良くわかりました。

私達の勉強会での「指針」も見えて来ました。
次回の集まりでは、その辺りも皆さんとじっくり話し合いたいと思いました。


一人より二人、二人より三人…音楽は「ハーモニー」です。
生徒さん達と一緒に、素敵な「ハーモニー」を奏でたいです。

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「魔法の靴」

2009年09月10日 | 「レッスン日記」
発表会でペダルを使用する子で当日履く靴が決まった子は
レッスンに来る時に靴を持って来るようにお話ししてあります。
慣れる為です。

昨日、小学4年生の女の子Nちゃんが
「先生、靴持ってきました」と言って見せてくれました。

デパートの紙袋から、白い箱が出て来ました。
箱の蓋を開けると、「それ」は白い薄紙で包まれてました。

その時点で、私はもう「感動」です。
多分、お家でも何回か空けたでしょうに
その後又買った時と同じように薄紙に包んで保管してる事に
大切にしてるんだな~と思い、その心がとってもいじらしいでした。

「どんな靴が出て来るのかな~?」と楽しみに見てると
そこからは「黒い靴」が現れました。
かかとがちょっと高く、可愛いリボンがついてるとても素敵な靴です。

多分、4年生のNちゃんにとって、ヒールの有る靴は始めてでしょう
凄く嬉しかったと思います。

早速、靴を履いて弾いてもらいました。
Nちゃんの曲はずっとペダルを使用します。
少し離れた所から見てましたが
かかとの有る靴を履いて弾いてるNちゃんが、一回りも二回りも大きく見えました。


実は、Nちゃんは、去年、3年生になってからピアノを始めました。
未だ習い始めてやっと一年経った所です。
3人兄弟の末っ子のNちゃんは
おっとりしてて、マイ・ペースで、ピアノもゆっくりゆっくり進んでました。

それで、発表会の選曲はちょっと悩みました。
「超初心者」と言っても、4年生です。
それなりの曲は弾かせてあげたいです。
選んだ曲は少女らしいとても綺麗な曲
しかし、可なり苦戦しました。

でも、昨日、新しい靴を履いての演奏は見違えるように素晴らしいものでした。
きっと、お家でもこの靴を履いて一生懸命練習したんだろうな~と思いました。

正に「魔法の靴」ですね☆

帰る時も、きちんと紙に包み箱に入れてました。
ちょっとしたきっかけでこんなにも変わる事と
物を大切にする心をNちゃんに教えてもらいました。

Nちゃん、初めての発表会、楽しみですね
きっと、素晴らしい演奏が出来ると思います。

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「愛情物語」

2009年09月09日 | 映画
実在のピアニスト「エディ・デューチン」の生涯を描いた
1956年のアメリカ映画です。

当時、作品そのものよりも
「カーメン・キャバレロ」の音楽で話題になりました。

         

「To Love Again」という、ショパンの「ノクターン」をアレンヂした曲です。

私は、原曲よりこちらの方が好きです。
キャバレロの素晴らしいテクニックと洗練されたアレンジ
後半、「弦」が加わる所では、体が震えます。

http://www.youtube.com/watch?v=w5FmDTcczE8

音楽満載、演奏シーン満載です。
特に、好きなシーンは、戦地に赴いたエディーが、地元の男の子と連弾をするシーンです。(動画状態が余り良くないですが・・・)

http://www.youtube.com/watch?v=61Se7MrKrpY

こんな風に「楽しく」連弾が出来たらどんなにいいか、と思われるシーンです。


主演の「タイロン・パワー」は往年の映画スターです。
演奏シーンは勿論吹き替えですが
どう見ても、本人が弾いてるとしか思えません。
当然、可なり練習したでしょうが、それにしても「凄い」の一言です。

又、彼の「笑顔」がたまりません。
本当に「楽しそう」にピアノを弾いているんです。
ピアノを弾けるのが、嬉しくて嬉しくてたまらない・・・という表情です。
私も、こんな風にピアノを弾きたい、と心から思いました。

お子さんがご覧になって面白い映画ではないと思いまが
「音楽」に興味のあるご父兄には是非お勧めします。
古き良き時代の「名作」です。

    
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「ナレーション」作り

2009年09月08日 | 「レッスン日記」
発表会での演目の一つ「動物の謝肉祭」のナレーションがほぼ完成しました。

ある本を参考にして、自分なりに手を加えました。

何年か前の発表会で「くるみ割り人形」をした時も
ナレーションを担当したのですが
今回は2回目ですので、ちょっと「力」が入ってます。

先だっての「納涼会」の時に
前に通ってた生徒さん(現高校生)としばらく話しましたが
彼女は小学生の時に「くるみ割り」のメンバーの一人で
「あれ、凄ーく楽しかった!」と言ってました。

今回は色々な生物が出て来るので、「くるみ割り」より難しいです。
ナレーションというよりも、「台詞」に近いです。

出来たものを、これから覚えます。
勿論、原稿は持ってやりますが、「自分の言葉」にする為には
一度は覚える必要があります。


ピアノもそうですよね
「弾けてからが本当の練習」
「暗譜してからが、さらに本当の練習」です。

体の一部になるまで叩き込んで、やっと自分の物になります。


そういえば、昨日「2000本安打」を達成したイチロー選手が
「小さな事の積み重ねです」と言ってました。

本当に、その通りだな、と思いました。
尊敬するイチロー選手の言葉に、又身が引き締まった思いがしました。

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「合唱」の振り付け

2009年09月07日 | 「レッスン日記」
発表会のフィナーレを飾る「全員合唱」の振り付けは
いつも、私が自分で考えています。

今年は「翼は下さい」・・・ちょっと、難しいです。
幼児さんから高校生迄が出来るもの・・・で考えねばなりません。

でも・・・「歌」にはどうしても「振り」は必要だと思います。
歌ってると、自然に体は動いてきますよね、
それに任せてもいいのですが、そこは「舞台」です。
「舞台」に立つ以上は「お客様」に見て頂く「パフォーマンス」は必要です。
せっかくの機会ですから、そうゆう「自覚」を身に付けて欲しいな、と思ってます。


さて、その振りですが・・・
意外と簡単に決まりました。

「翼を下さい」には様々な伴奏バージョンがありますが
今回は、ちょっと格調高いアレンジにしました。

ピアノがメインですが、それに後二つ楽器を追加しました
(それが何であるか、は当日までのお楽しみです)

その楽器を追加した事に因り、さらに雰囲気が良くなりました。


演奏をして貰い、それを聴きながら
私の中で「イメージ」がパーット浮かびました。
1回で「振り」は完成しました。

「音楽」ってやはり凄いですね
本当に、次から次にイメージが湧いてくるんですよね~


生徒さん達にも、指導しました。
「今回はちょっと大人っぽいよ・・・」と言って(笑)
皆、すんなり受け入れてくれました。

毎日「翼を下さい」を何回も生徒さん達と一緒に歌っています。
私にとっても、中学生時代の思い出の曲です。
練習中もちょっと油断すると、涙が出てきてしまいます。


当日は、ご父兄も一緒になって「大合唱」をして頂きたいです。
私は・・・泣かないようにちゃんと歌います。

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「勉強会」-連弾

2009年09月06日 | 「レッスン日記」
有志に因る秋の「勉強会」のテーマは「連弾」です。

ステップの課題曲の「導入1」から「応用1」迄の全曲を音出ししました。

予め、一人何曲かづつ担当曲を決め
全員の先生の分をコピーして渡しました。

「secondo」の難しい方は、各々練習しておりましたが
「primo」の簡単な方は相方を決めて、初見で弾いてもらいました。

勿論、先生同士ですので、「初見」でもバッチリ合い
約一時間、50曲以上の曲を演奏しました。
まるで「コンサート」のように楽しかったです。


「クラシック」から「ポップス系」
「知ってる曲」から「始めて聴く曲」
素敵なアレンジの物が沢山ありました。

来月の集まりでは、各自担当した曲から、さらに一曲に絞り
深く掘り下げて発表します。

又々レッスンで使える曲が沢山増えました。

連弾は、通常レッスンでは中々出来ませんが
この機会を生かし、生徒さん達に「素敵な曲」「楽しい曲」を
沢山ご紹介したいと思っています。
楽しみにしていて下さい。

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直ぐに復習することの大切さ

2009年09月04日 | 「レッスン日記」

二重に嬉しい事がありました。

一昨日ある御父兄からこのようなメールを頂戴致しました。

「最近はレッスンから帰ってから5分でもいいから復習するように言ってます。
レッスンに行く前と後では全然違う…びっくりしています。音色も違ってくるんですね…。」(←抜粋です)

その生徒さんは、4年生の女の子ですが
ピアノ以外にも頑張ってるお稽古があって
レッスンの日は即効で、次のお稽古に行かなければならず
そのちょっとした短い時間を割いて復習をして下さっていたんです。

そういえば、Aちゃん最近急に上手になったな、何か理由が有るはずだ・・・
と思っていた矢先にこの話しを伺い納得しました。

レッスン中に学んだ事をしっかり身に付け
お家に帰ってそれを「再現」出来る彼女も凄いですが
その事に直ぐに気付いて下さったお母様も素晴らしいと思いました。

丁度、7月20日に「すぐに復習してますか?」
という題で「カナリア日記」に書いていたので
その事をお伝えしたら

「カナリア日記」を読んで始めました。いつも楽しく読ませて頂いてます。
とのお返事を頂き、二重に嬉しかったです。

元々「カナリア日記」はご父兄に読んで頂く事を目的に書き始めました。
時には、全くレッスンとは関係ない事も書いてますが
少しでも、お役に経っていただければ、との思いで
可なりの時間を費やし、一生懸命書かせて頂いてます。

それを、読んで下さり、即実行して下さったAちゃんのお母様には
感謝の気持ちで一杯ですし、とてもとても嬉しく思っております。

何人のご父兄が読んで下さっているかは正直判りません
最近は記事を投稿した翌日には、かなりの数のアクセス数になってますので
全く存じない方々も読んで下さってるのだろうな~と思います。

レッスンの中では伝えきれない思いがそこには凝縮されています。
そこから、何かヒントを得て
お家での練習に役立てて頂けましたら本望です。

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