カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「繰り返し弾く」という事

2009年11月19日 | 「レッスン日記」
色々な生徒さんがいらっしゃいます。
(幼児・低学年に限定しての話しです)


教室に来て、先ず宿題だった曲を一曲弾いた後の
リアクションの違いです。


一つ目のパターンは

ちゃんと弾けてようが、間違っていようが
弾いた事により、「もう弾けた」と納得してしまい
私のコメントを待たずに、次の曲を弾き始める子。


二つ目は

間違ってる箇所を訂正し、部分練習をした後
2~3回弾いて上手くいかないと、もう嫌になってしまう子。


三つ目は
出来るまで、何度も繰り返し弾く子。


一年生のRちゃんは、「繰り返し派」です。


本来、練習ってお家でやるもので、教室でするものではありません。
でも、お家で上手く行かなくて
教室で、「あと一息」となった時に
「闘志を燃やせる子」は、先行き楽しみです。

私が「もういいよ」と言っても
「もう一回やる」と言って黙々と弾いてます。
私は、黙って見守ってます。
5回目ぐらいで、スラスラ弾けるようになります。
その時の「嬉しそうな顔」
私も、ほっと一安心。


一番困るのは、一つ目のパターンのお子さん。
「ちょっと弾ける勘のいい子」に多いです。

そうじゃないのよ、それじゃ弾けた内に入らない
という事を、本人の自尊心を傷つけないように説明します。

あれでいいんだ、と思わせてしまったら
先に進んだ時に大変困った事になってしまいます。


「導入」の段階からのきちんとした指導
これは最も大切な事だといつも思っています。

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映画「さよなら。いつかわかること」

2009年11月19日 | 映画
この作品は御父兄の皆様
特に、10代の女の子をお持ちのお父様に
是非お勧めしたいです。


   



軍人としてイラクに出征していた妻が死亡
12歳と8歳の娘と共に
妻が不在の家庭を守っていた夫は
この「母」の「死」を
娘達に伝える事が出来ず、苦しみます。


彼が取った行動は、娘達と旅行に出かける事。

その旅を通し
今まで、なんとなくギクシャクしていた父と娘の距離が縮まり
絆が芽生えて行きます。

そして、ラスト、ついに母の死を告げるシーンが・・・涙・涙



子役が良い作品は、まず外れないです。
今回の姉妹役は、二人共映画初出演
特に、姉の役の子は素晴らしかったです。
彼女は、これから「ハリウッド」のスターになる予感がしました。

難しい年頃の心の揺れを見事に演じてました。


この年代の子供の複雑な心境
この子らにどのように対応したらいいか・・・

決して、もう「子供」ではないんです
一人の「人間」として接しなければいけないんだ、と
改めて思いました。

それは、生徒さんに対しても全く同じです。
ある時期が来たら「子供扱い」してはいけないと思いました。
「真剣」に向き合い「会話」をする必要を感じました。



巨匠「クリント・イーストウッド」が
初めて、自分の作品以外に「音楽」を提供しました。
「控えめ」な楽曲は心に染み渡りました。
まさに「映画」を知り尽くした彼ならではの「音楽」でした。


父と娘の心の交流がテーマの秀作です。

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「子供のポリフォニー」

2009年11月17日 | 「レッスン日記」
1年生のMちゃんは、今「ポリフォニー」の本をやってます。

子供にとって「ポリフォニー」は大変弾きづらいと思います。
でも、「バッハ」へ続く道として避けては通れない物です。
なるべく早い時期から体験させてあげたいと思ってます。


Mちゃんには、ちょっと難しいかな~と思いました。

でも、子供って本当に判らないものですね。

今Mちゃんは、この本が一番好きなんです。


大方の生徒さんは「バスティン」や「オルガン・ピアノの本」
を好むのですが
彼女は、こちらの方がはまったようです。


お母さんがおっしゃるには
お家でも、先ずこのテキストから練習を始めるそうです。

両手奏が難しいので、小節毎に区切って
出来るまで、何度も何度も繰り返し練習してるそうです。

確かに、一曲一曲の「完成度」が違います。

「ポリフォニー」で自信の着いたMちゃんは
他の教材でも、グングン腕を上げてきました。



私も「古典」の物は大好きです。
バッハを弾いてると心が安らぎます。

Mちゃんも、子供ながら、そんな事を感じ取ったのかもしれませんね。

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「幼児教育への取り組み」

2009年11月16日 | 「レッスン日記」
ピテイナの月刊誌「OUR MUSIC」の今月の特集は
「幼児教育への取り組み
~2・3歳児のレッスン事例」でした。

特集に組むぐらいですから
要望の多いテーマなのでしょう。


私も日頃のレッスンで
「幼児さんの指導は大変」という事は感じてます。

大体、「児童」の倍から数倍ぐらいの労力が必要になります。
準備に必要な時間もしかり、です。


でも、「大変」だから「嫌なのか?」というと
決してそうゆう訳では無く
大変な分、非常にやりがいがあると言えます。
勿論、責任もあります。


「もみじ」のようなちっちゃな「おてて」に触れると
この子に対して「音楽」だけでなく
全ての面で良き「師」であらねば、と思います。
それは、お母様に対しても同じです。


「先入観」はいけないと思ってます。
「4才だから、このぐらいは出来るだろう・・・」
なんて勝手に判断してしまうと大変な事になってしまいます。

4歳で片仮名を全部書ける子もいれば
平仮名もちゃんと読めない子もいます。

色んな事を早く知ってるからいいという事では決してなく
その子の、その時点で持ってる「知識」や「理解力」を
正確に見極めなければなりません。
それが出来て、初めて、その子に合ったレッスンが行えます。


幼児さんは、まさに「黄金期」です。
その時期の過ごし方(接し方)によって
いかようにも変わる、と思います。


指導者側に求められるのは
たゆまぬ「勉強」と「工夫」です。


沢山の事を経験させて、それを後になって生かせてあげる。
「教える」とは「説明」する事でなく「体験」させる事です。
そして、「意欲」を育てること。
ピアノの学習を通して「心を育てる」こと。

課題は沢山あります。

それだけ、やりがいが有る、という事です。
幼児さんの指導は大好きです。

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「ステップ・アドバイザー」に私の先生が・・・

2009年11月16日 | 「レッスン日記」
昨日、自分のレッスンに行って来ました。

そこで、先生から
来年5月のステップのアドヴァイザーに決定した
とのお話しを伺いました。


埼玉春季ステップです。

旧浦和には、現在4つのステーションが有りますが
私が最も付き合いの長いステーションです。
そこに、先生がいらっしゃる事になるとは・・・
ビックリしました!!


生徒さんにとっては
日頃習ってる先生の、そのまた先生
つまり、「大先生」に聴いて頂く事になる訳です。

こんな機会は、もう二度と無いかもしれません。
生徒さんにとっても、私にとっても
偶然にも、大変貴重な機会が与えられました。

日頃、私がどのようなレッスンをしてるか
一発で判ってしまいますね~
可なり緊張です。


当日は「トーク・コンサート」もなさって下さいます。


「増田先生に聴かれるのやだな~」とかおっしゃってました(笑)

「選曲」に関して、相談されました。

何曲か候補は決まってるのですが
時間の制約があるので、その中から絞らねばなりません

「これとこれなら、どっちがいいかな~」とか
「これは抜かしたほうがいいかな~」とか・・・

会場の雰囲気を熟知してる私は
僭越ながらアドヴァイスをさせて頂きました。


先生の演奏も勿論楽しみですが
私の生徒さんが、先生からどのような「講評」を頂くか
こちらもと~っても楽しみにしています。


未だ先ですが・・・
5月23日(日)

新しいカレンダーが届いたら
即「花丸」で予定を入れといて下さい。

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「100マス」 その後・・・

2009年11月16日 | 「レッスン日記」
5月21日に「100マス」を始めました。

当初は短期間で終了する予定でしたが、思いのほか「好評」で
生徒さん達の希望のまま続けてました。
でも、ここらで一旦終了する事にしました。

みんな納得してくれました。
でも、一人だけ、どうしても続けたい、という生徒さんが・・・

2年生のRちゃん

彼女の「100マス」への取り組みは
この「レッスン日記」にも以前書きましたが
とにかく、物凄く燃えてました!

「110マス」「120マス」とクリアーして
ダントツのペースでばく進してました。


どうしても続けたい!今度は「130マス」
というので、結局「130マス」の用紙を作りました。
彼女のみの継続になります。


何が凄いかって
よく飽きないな、と思いました。

「花丸」貰って、マスを埋める時のRちゃんの嬉しそうな顔は
最初からずっと変わりません。

何が、彼女の心にフィットしたか判りませんが
「やるんだ」という気持ちはずっと変わってません。


これ、本当に凄いと思います。

勿論、ピアノもどんどん上達しています。

「継続は力なり」私の大好きな言葉ですが
「モチベーション」をずっと維持出来てるRちゃんには
本当に頭が下がります。

脱帽です。

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「ニコニコ動画」にビックリ!

2009年11月15日 | 日々のこと・・・
何日か前に「ロッキー」の事を書きました。
1から又全部見直しました。
良い作品は何度でも見たくなります。

息子にも絶対見るように勧めました。
DVD6本、彼の机の上にバンと置いて

「男ならこれを見なさい
こうゆう生き方しなさい」なんて言って・・・(笑)


夕べ二人の時間が合ったので
「ファイナル」を一緒に観ました。

鑑賞後、彼はこれと言って感想も言わずに
「お母さん、ニコニコに良い映画沢山アップされてるよ」と・・・

お腹の中で「なんも感想ないのかよ」と思いましたが・・・(苦笑)


ニコニコ動画の名前は勿論知ってましたが
観た事はありませんでした。

「スターワォーズ」を見せてくれました。
何十回と観たシーンです。

驚いたのは、画面に視聴者からのコメントが
同時にアップされていた事です。


これが、実に面白い
ビックリしました!!


ディズニーの「ロビンフッド」
これ、息子が幼少時何度も繰り返し見てたものです。
思い出しました、凄く懐かしかったです。

彼も良く覚えていたようです。

「未だ2話までしか出てないんだ
早く続きをアップしてくれないかな~」と言ってました。


世の中は刻々と変わっている、というのが実感です。
テレビ離れになってるのも頷けますね。

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発表会の「感想文」

2009年11月15日 | 「レッスン日記」
生徒さん達が書いてくれた「発表会」の感想文が
今手元にあります。

みんな一生懸命書いてくれました。


お母様からのでは、一番長いので
便箋2枚にびっしり・・・というのがありました。

お子さんの始めての発表会で
一緒になってドキドキした様子
演奏後の感動などを細かく書いて下さいました。
お気持ちがジーンと伝わって来ました。
ありがとうございました。


お子さんからのは短いのが多いです。
「緊張した」とか「楽しかった」とか・・・


一人の生徒さんが持ってきた紙を見た時
あれ?・・・と思いました。
びっしり書いてあったんです。

とても1年生の「語数」には思えませんでした。

読んで見たら、文章も大変しっかりしてました。
形容詞を沢山使ってるし
表現もわかりやしく
とてもきちんとした文章でした。

へ~・・・と思いちょっと意外でした。
こうゆう能力があったんだ、と思いました。


Rちゃんは、幼稚園の時はちょっと落ち着きが無く
半分「遊び」感覚で通ってました。
でも、ここの所、格段に変わってきています。
あの文章を読んで頷けました。
お母様も、読んでびっくりされたようです。


生徒さんにたまには「作文」を書いてもらうのも
いいな、と思いました。
普段のレッスンだけでは判らない「発見」があると思いました。

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「駅メロ」

2009年11月14日 | 「レッスン日記」
4年生のMちゃんに
「駅メロを弾きたい」と言われました。

「エキメロ?・・・何それ?」と思いました。

駅で流れる発着の音楽の事だったんです。

なんでも、学校でお友達が弾いてるので
自分も弾きたくなったそうでした。


ネットにあるかな?と思い
二人でパソコンで探しました。

ありました!!


Mちゃんは、先ず「武蔵浦和駅」のを弾きたいと・・・
どんな音楽だったけな~?しょっちゅう聞いているのに。

有りました。
二人で「これだ!」と言ってなんだか大喜び
早速楽譜に書いてあげました。


一緒に色々聞いて
「赤羽もいいな~」とか・・・

可なりの数があったので
取りあえず、お家で聞いて
自分で聞き取れるものは楽譜に書いて
どうしても判らないのは私が書くから、と言いました。


これ、結構はまります(笑)

なぜか貼り付けが出来ないので
興味ありましたら「駅メロ」で検索してみて下さい。

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研究会・・・「中・高生のレッスン」

2009年11月13日 | 講座で勉強したこと
今月の研究会のテーマは「中・高生」
その年代迄、いかに続けさせるか・・・という物
講師は「庄司 美知子先生」


結論は「基礎力」に尽きると思いました。
しっかりした「基礎」が身についていれば
「楽譜を読む」事が苦痛でなく
「弾く」事が楽しくなり
楽しければ「続きます」



庄司先生には初めてお会いしました。
仙台在住の方で、優秀な生徒さんを沢山育てられています。

今回の講座は一風変わってました。
それは、この手の講座につき物の「資料」が一切無く
(参考とする楽譜も無く)
演奏も無く
最近多い映像も無く

先生のお話のみ、でした。

二時間、淡々とお話しされていらっしゃいました。

ご自身の幼少時からのピアノとの係わり方
練習方法
指導者になってから勉強した事
指導法とその成果
失敗した事、等・・・

変な言い方ですが、「話し」だけでこれだけ持つものだと
ある意味ビックリしました。


でも、それは先生自身が長い事「音楽」に携わり
多くの、実体験があるからこそ出来たお話しだと思います。

一つ一つが頷けるお話でした。
モチベーションが一気にアップしました。

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