カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

♪パフ♪

2009年12月22日 | 「レッスン日記」
「ステップ・導入2の連弾」の課題曲となってる「パフ」
1年生のNちゃんに楽譜を渡しました。

この曲をよく知らないというNちゃんと、一緒に歌おうと思いましたが、日本語の歌詞が無く、色々調べてみました。

「パフ」・・・私にとっては大変懐かしい曲です。
私の年代の者にとっては、「小学唱歌」と変わらない曲と言えます。

歌ってるのは、アメリカを代表するフォーク・グループの
「ピーター・ポール&マリー」

1963年の大ヒット曲です。

歌詞は、竜の「パフ」と少年「ジャッキー」との交流と別れを描いてます。

ベトナム戦争に関わる「反戦歌」として受け取られる事も多いようです。

映像は「アニメ」のもの等色々ありますが、私はこちらのライブのが一番気に入りました。
会場で一緒になって歌ってる人々の表情を見て涙が溢れて来ました。


http://www.youtube.com/watch?v=Qu_rItLPTXc


「ピーター・ポール&マリー」は「500マイル」を初め数々のヒット曲がありますが、中でも「花はどこへ行った」は「フォークの不朽の名作」と言われています。
私も、幼い頃から口ずさんでいた曲です。

このシンガーのマリーは今年の9月白血病に因り72歳で永眠しました。

それにしても、この「パフ」を「課題曲」に取り上げてくれたピティナには感謝感激です。さすがピティナです。

忘れかけていた曲との再会です。そして、この名曲を生徒さん達に伝えられます。
お話しもあります。次回Nちゃんが来た時に読んで聞かせてあげようと思います。


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「引き出し作り」・・・指導者として欠かせない事

2009年12月21日 | 「レッスン日記」
芝居の勉強をしてる頃良く先生に言われました。
「引き出しを沢山作りなさい」と・・・

あるシーンを演じる時
一つの台詞をしゃべる時
その背景となるのは、見た事、聞いた事、感じた事等
様々な体験と記憶です。
どれだけ多くのものを自分の中に残し持っているか・・・
そしてそれを必要な時「瞬時」に呼び出す事ができるか・・・そんな事を求められていました。

ピアノの先生も全く同じです。

先生の場合は、指導実績、指導した生徒数等の経験が先ずポイントです。
10人しか教えてない先生と500人教えてた先生では、引き出しの数が全く違います。

それから、新しい引き出し作りの為に、現在どれだけ時間を割いているか。。。

「勉強会」のメンバーはその為に努力を惜しまない先生達の集まりだと思います。

様々な講座に行くと必ずお顔をみかけます。
販売される教本やCDも必ず購入されています。

教本って買っても使わない事も多いです。
でも、手元に有ると何かの時に絶対に役に立ちます。

講座代・教本代・交通費etc・・・毎回可なりの出費になりますが
それを「高い」と感じるかどうかは
それを「引き出し」に入れられたかどうかに因ると思います。

自分のスキルが上がり、生徒さん達に生かせれば安いものです。

勉強会の先生達も私と同じ気持ちだと思います。
ですから、こんなご時世でもメンバーの先生方の教室はいずれも生徒数が多く非常に活気があります。

最近は皆さんと「引き出し」を分け合う事もしてます。
同じ指導者でも、各自個性が違い得意分野も違います。
皆の引き出しがとってもいい感じで増えていってます。


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映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 」

2009年12月20日 | 映画
この作品はTVドラマでも放映されていたので、ご覧になられたご父兄も多いと思います。
私は、「映画」がダントツに良かったです。

私にとって本作品は、子供を育てていく上でのバイブルとも言えるものになっています。

作中の「僕」と「息子」が同年齢である、という事もあるかと思いますが、息子に腹が立ったとき等、本作品の事を思い出し「これではいけない、【おかん】を見習わなければ」と自分を戒めております。

「台所」から「糠床」が消え、糠みそをかき回す母の姿が消えてから久しくなります。
「母さんのうた」のように、夜なべをする母の姿もないかもしれません。
でも、時代が変わり、母の姿は替わっても「子」 を思う母の気持ちは変わらないし、変わってないと信じたいです。

「おかん」は素晴らしいお母さんです。
苦労して息子を女手一つで育てても、愚痴もこぼさず、恩にも着せず、それが、ごくごく当たり前の事でした。

余計な事は何も言わず。でも、子供の事をしっかりと見つめているから、子供が何を望んでいるかちゃんとわかっている。

世界中にたった一人でも、自分を理解し、応援してくれてる人がいるとわかっているから、子供は安心して我が道を歩める。
母とはそんな存在。

息子の大学の「卒業証書」を宝物のように大切にしてる母親
そんな母の思いが、僕にはしっかりと伝わってました。

樹木希林もオダギリジョーも癖のある役が多いですけど
その個性派の二人が演じた母と息子・・・本当に素晴らしかったです。

お腹の中で、十月十日共に生きていた子供は、母にとってはまさに自分の分身です。

とにかく、健康でいてほしい、事故に合わないでほしい、決して、決して自分より先に死ぬような事がないように・・・母の願いはいつも同じ。

私もこのような母でありたい。
「母」のあるべき姿を教えてもらえました。

まだ「映画版」をご覧になってらっしゃらない御父兄がおいででしたら、是非観て頂きたい作品です。


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「デュエットゥ」をお迎えして

2009年12月19日 | 講座で勉強したこと
ワークショップ今年最後の集りに「デュエットゥ」のお二人をお招きしました。

このお二人は日本でも数少ない「ピアノ・デュオ」です。
http://duetwo.com/

演奏活動は勿論、作曲・編曲・出版・CD製作と多方面で活躍されてます。
現在、ワークショップでは「ステップ課題曲」の「連弾」を研究してますので、「トーク・コンサート」をお願いしたのですが、15名程の私達の会の為に快くいらして下さいました。

「連弾」の奏法・指導法等、大変丁寧にお話しして下さいました。

「演奏」は圧巻でしたよ!!
非常~に近い距離(1m以内)で聴けた(見れた)ので
お二人の息使いまで伝わってきました。

「エンターティナー」と「リベル・タンゴ」良かったです☆

あっという間に時間が経ち
昼食の会場に席を移し、食事をしながら質疑応答。
裏話も沢山聞けて大いに盛り上がりました。

お二人の楽譜も2冊購入(サインして頂きました)

なんだか「連弾」の楽譜がどんどん・どんどん増えていきます、汗
せっかく買ってるのですからもっともっとレッスンに活かさないとね(笑)

ワーク・ショップでは、春のステップでの発表や「まなびピア」等
この一年、様々な活動を通し、沢山勉強させて頂きました。
来年も上質な研究会を目指し、皆さんと力を合わせて頑張りたいと思っています。


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「祝婚歌」吉野弘

2009年12月18日 | 日々のこと・・・
『祝婚歌』
  
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい

         
詩人の吉野弘さんの作です。

**************

私の大切な友人が結婚しました。
とても可愛らしいお嫁さんをもらいました。
彼女も私の大切な友人になりました。
その二人に贈られた詩です。
素晴らしい詩なのでご紹介させて頂きました。


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Yちゃん「指揮者」に選ばれる

2009年12月17日 | 「レッスン日記」
中一のYちゃんが、「合唱際」の「指揮者」に選ばれました。
「伴奏者」に選ばれる生徒さんは多いですが、「指揮者」は珍しいです。
「女子高」のせいもあると思います。

早速持ってきてくれた楽譜
う?・・・難しい・・・汗
(知らない曲でした)

二声ですが、やたら長いし、音域は広いし、何度も転調するし
「名門校」って中一からこんな難曲をするのかと驚き・・・
クラスメイトほぼ全員ピアノが弾けるというのも驚き
(受験勉強してたのに)

先ず、指揮者としての「心構え」を彼女に話しました。
タクトの振り方は次回です。

この曲は、「歌の試験」の「課題曲」にもなっていて、皆の前でフルコーラスを一人で歌うそうなので、こちらもちゃんとやらねばと思い、「声楽」のレッスンも・・・


一通り歌ってもらいましたが、声が全く出てない。
そういえばYちゃんは「演劇部」

「Yちゃん、部活で発声練習や腹式呼吸やってるよね?」
「やってる」
「腹式呼吸できる?」
「できる」
「じゃ、それを生かして声を出して」

と、発声練習を・・・

Yちゃんは、もう「冬休み」に入ってるそうなので、時間が有る時は教室においで、と言いました。

この冬休みはYちゃんの「指揮」と「お歌」の特訓レッスンになりそうです。
結構楽しみにしてます。


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教材研究会♪演奏会♪

2009年12月11日 | 「PTNA」関係
会員による「演奏会」が行われました。
毎年12月に行ってる恒例行事で、今年で19回目を迎えます。

私も演奏しました~♪

普通の「演奏会」と異なる点は、観客が全員「先生」だという所です。これ、可なりのプレッシャーです。

でも、とても温かい雰囲気の中で会は進みます。

ソロ・連弾・2台ピアノ

この一年勉強した事
是非弾いてみたかった曲
紹介したい曲等を各自披露しました。

発表会の「講師演奏」を沢山聴いてるようなちょっと贅沢な時間です。

いづれも素晴らしい演奏でしたが
中でも一番心震えた演奏は、最年長のK先生の物。。。

K先生は御年76歳。
芸大を卒業されてから指導一筋の道を歩まれ
PTNAの理事を勤められながら、研究会にも欠かさず出席される、大変勉強熱心なお方です。

その先生の演奏、その音色・響きに感動し涙が溢れました。
このお年で・・・本当にご立派です。

演奏後このようにおっしゃってました。
「この年になって、ピアノを弾く事が本当に楽しくなってきました、皆さんもどうかこれからも頑張って下さい」と・・・

私も、とても気持ち良く弾く事が出来ました。
指が鍵盤を滑るように動き、自分の音もしっかり耳に届きました(良い楽器・良いホールだったせいもあると思いますが・・)

最高~に気分良かったです☆

ピアノが弾けるってこんなに素敵な事なんだ、と改めて実感しました。
生徒さん達にも演奏の後にこんな気持ちを味わって欲しい。
何度も何度も味わって欲しい、と心から思いました。

「研究会」では、今年一年、本当に貴重な勉強を沢山させて頂きました。
そこで学んだ事はしっかりと生徒さん達に伝えられたと思ってます。


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大学生の生徒さん

2009年12月10日 | 「大人の生徒さん」
大学生の子が入会しました。

初め、問い合わせメールを見た時に
「大学生?・・・大丈夫かな?」となんとなく不安がよぎったのですが、体験にいらした子は、きちんとしたとっても可愛いお嬢さんだったので安心しました。
大学では「演劇」を専攻してるとかで、話しもとても合いました。

後日彼女から届いたメールには
「先生の所でしたらなんとか続けられそうです、飽きるまで頑張りたいとおもいます。宜しくお願いします。」と書いてありました。

この「飽きるまで」を読んで爆笑してしまいました。

確かに・・・これ、とっても分かり易い。

第一回目のレッスンに来た彼女に、私も
「飽きるまで頑張りましょうね」と言いました(笑)

大人の生徒さんは「短期勝負」です、と以前このブログにも書きました。
彼女の場合は「一年」どころか「半年勝負」と踏んでいます。

全くの「初心者」なので、一からのレッスンになりますが
「前からピアノを習いたかった」との彼女の願いを叶えてあげるべく,私の持ってる「スキル」を総動員して指導したいと思ってます。

目標は、半年で「エリーゼ」ですね、不可能では無いと思います。
頑張ります!!

電車に乗って「川口」からわざわざ通って来るという彼女
やる気はあるようです。
その気持ちを継続させてあげたいです。

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DS「ともだちコレクション」

2009年12月09日 | 「レッスン日記」
今、一年生の生徒さん達の間でブームになってるのが、DSのソフト「ともだちコレクション」

「○○ちゃんと、○○君が結婚したんだよ」とか
「○○ちゃん、もう3回も離婚したんだよ」
なんて話してくれるのですが
「何それ・・・?」と全く意味分からずチンプンカンプン

この間は「先生の生年月日とか教えて」と言われ・・・
どうやら私もメンバーとして登録されるよう
こうなったら、見てみたいですよね。

DSは家にあるので、早速ソフトを購入。

先ず、キャラクター作りから始まるのですが
目や鼻や声を選んで、プロフィールを入れて・・・

可なり時間の掛かる作業なので、途中でしんどくなってしまい、続きは息子に頼みました。

息子は「任天堂も変なゲーム作ったな・・・でも、人気はあるみたいだ」とブツブツ言いながらやってくれました。

生徒さん達が興味を示してる物には、私も興味を持ちたいと思ってます。
でも、ゲーム系は苦手だな・・・汗

私は、年中の男の子が今夢中になってる「カメンライダーごっこ」を一緒にやってる方が性に合ってるようです。

本日は「おともだちコレクション仲間(?)」の生徒さん達が来る日です。
私がやってみた、と言ったら又話しが盛り上がっちゃうだろうな~

脱線はホドホドに、ちゃんとレッスンしないと(笑)


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先生仲間との忘年会・・・「託されたバトン」

2009年12月08日 | 「PTNA」関係
今年も各方面から「忘年会」のお誘いを受けてます。
殆どが仕事関係になりますが、今年一年お世話になった方々への感謝の気持ちを込め、極力出席させて頂きたいと思ってます。

昨日は、その「第一弾」がありました。

企画して下さった方は、全国に数有る「ピティナ」の支部の中でも、一番勢いが有ると言われてる「さいたま中央支部」の理事を永年お勤め下さった【T先生】
当時からご一緒させて頂いてる、ごく僅かな先生達のみでの忘年会となりました。
お声をかけて頂き、大変光栄に思いました。

先生の「業績」は数知れずあります。

指導者として、優秀な生徒達を世に送り出した事は勿論の事。日本で始めて「国」が主催する「生涯学習」としての「実年ピアノ教室」を主催されたり、現在全国300ヶ所以上で開催されてる「ステップ」の「生みの親」でもいらっしゃいます。「ステップ」が「文部科学省」の後援となれたのも先生のお力です。
先だって行われた「まなびぴあ」でも「縁の下の力持ち」として私達を支えて下さいました。

昨日集まった4名の先生達は、この10年、その先生と共に歩ませて頂いたメンバーです。

大変厳しい方でした。
幾度「お叱り」を受けたか分かりません。
有無を言わせぬ所がありました。
当然、先生の「行動力」と「パワー」に着いて行けず、抜けられた先生も大勢いらっしゃいます。

私は幾度も踏ん張りました(笑)

それは、「音楽を地域社会に広げたい」「その為に出来る限りの事をしたい」との先生のお気持ちが良く判ったからです。
微力ながらお手伝いさせて頂きたい気持ちが大きかったからです。

最近はすっかり穏やかになられた先生から
「次はあなた達の番よ」
とバトンを渡されました。

私達に課せられた役目は、その立派な先生から託されたバトンを、後に続く若い先生達にしっかり渡す事だと思いました。

お食事より、お酒より、会話がメインの、とても有意義で楽しい時間を過ごせました。


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